シャープペンシルの芯の太さ
注射針のサイズ表を見ていたら、既視感があることに気がついた。
シャープペンシルの芯の太さとほぼ同じじゃないか。
シャープペンシルは筆記具用もあるが多様な線幅のものは製図用として作られたもので、その線幅は日本工業規格JIS S 6005:2019と国際規格のISO 9177-2とISO 128-20に規定されているけれど、どうしてこの線幅になったのだろうか。
勝手に妄想するに、工業的に供給可能なパイプの寸法で決まったのではないだろうか。
JISは、多分ぺんてるの芯の規格を元に作られていると思うので、シャープペンシルを作るときに、ペン先のパイプとして開発時に容易に手に入る注射針の材料を使ったのかもしれない。というのも、先に芯の太さを決めてそれに合わせてパイプを特注するなんてことはなかったと思う。
確か昔の注射針は、真鍮製でクロムメッキではなかったろうか。
「公差」というのは、許容誤差の最大寸法と最小寸法の差のことで、工業製品を作る時に許容される誤差の範囲と考えることができる。
参考までにJIS S 6005:2019のシャープ用芯及びシャープ用色芯の寸法の表を引用しておく。
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