google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 白を白く、黒を黒く撮影するための「18%の標準反射板」: きたきつねの文房具日記

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2024年4月 6日 (土)

白を白く、黒を黒く撮影するための「18%の標準反射板」

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文房具を背景が白や黒にしてデジカメで普通に撮影すると、背景がきれいな白や黒にならないので、撮影した画像を画像処理ソフトで明るさやコントラストを調整することになるけれど、きれいなきれいな白や黒にはならない。

それは、カメラの適正露出は、画面全体を18%の灰色になるようにシャッタースピードと絞りの値を決めるようになっているためで、白でも黒でも灰色に撮れてしまうからだ。

白を白に、黒を黒に撮るためには、背景と関係なく撮影する場所の明るさを測ることが必要になる。

そのためには入射光式露出計を使うのが普通で、便利なのだけれど専用の入射光式露出計はアマチュアが使うには値段が高いのが欠点だ。

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アマチュアがモノ撮りの時に露出を決める時には「18%の標準反射板」を使ってカメラで露出を測ることで適正露出を決める方法が便利だ。

「18%の標準反射板」を撮影する場所に置いてカメラのISO感度を固定して、ディスプレーに表示されたシャッタースピードと絞り値を記録するか、カメラのAEロック機能を使って露出を固定する。

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「18%の標準反射板」を避けて、撮影するものを置いて記録したシャッタースピードと絞り値で撮影することで、白は白、黒は黒で撮影できる。

スマホ用に「覚える露出計」や「ASlightMeter」といった無料アプリが利用できる。

標準反射板を使わずにカメラのプログラムオートを使って白い紙を撮影すると、当たり前だけれど反射率18%の灰色に写る。

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「18%の標準反射板」を使って露出を決めて白い紙を撮影すると、ほぼ白に写せる。

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撮影例

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太陽光でなく、照明する場合は光源によって色が変わってくるので、自然な色で撮影するためにはホワイトバランスをとる必要がある。

簡易的にはカメラのオートホワイトバランス(AWB)で十分だけれど、光源によっては白い紙を使ってカメラのホワイトバランス調節機能を使ってホワイトバランスを決めることができる。

きてきつねの使っている「18%の標準反射板」は、「銀一 シルクグレーカードVer.2 」という新しい製品が出ているようで露出だけでなく、ホワイトバランスの調整にも使えるようになっている。

紙でできているので、撮影場所に合わせて必要な大きさに切って使うこともできる。

この他、携帯用にプラスチックカードになった「グレーカード」や折りたたみできるリフレクター型の「両面折りたたみ式リフレクター」なども売られている。

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