google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 ニュース: きたきつねの文房具日記

ニュース

2024年3月 2日 (土)

三菱鉛筆がドイツのLAMYを連結子会社へ

三菱鉛筆から「C. Josef Lamy GmbHの持分の取得 (連結子会社化)に関するお知らせ」というプレスリリースがでた。

目的は以下らしい。

(1)海外における販売体制のさらなる強化
(2)Lamy社が持つブランド力の獲得
(3)Lamy社が持つデザイン力の獲得
(4)Lamy社が持つ技術力の獲得
(5)両社で持つ商品カテゴリーの重複のなさ

文房具仲間は今時、どうしてという反応が多い。

海外展開を図るにしても廉価版万年筆メーカーのLAMYを完全子会社にする必要があったのか、素人には分からない。

これまでも、高級ボールペン「Steward」やパワータンクの劣化商品「3&bC Pt7」、キャップ式油性ボールペン「レイヤード」を取り上げてきたけれど、三菱鉛筆は技術力があるのに企画力、デザイン力がも一つというところがあるのと、鉛筆製造を祖業としているからか、高価格帯の製品を開発するためのイメージや品質に対する姿勢がわからないと思っている。

ビジネスと全く関係のないユーザーとしては、これからどのような展開になるか見ていきたいと思う。

続きを読む "三菱鉛筆がドイツのLAMYを連結子会社へ"

| | コメント (0)

2021年11月 3日 (水)

三菱鉛筆がボールペン用紙製リフィルの開発に成功

Mitsubisi_paper_refill

11月2日に三菱鉛筆が紙で構成されたインク収容管を用いたリフィル(替芯)の開発に世界で初めて成功したことを発表した。

紙を使うことでプラスチックの使用を約88%減らすことができたという。

開発には、日本製紙株式会社、株式会社昭和丸筒の紙と紙筒のメーカー協力を得たということだ。

今回のリフィルはジェットストリームを対象としているので、パイプの外径が4.4mm、内径2.4mmなので、この太さの紙筒をインクの溶剤が洩れないように作るのは非常に難しいと思う。

インクが浸透せず、溶剤の揮発成分が透過しないという筒の材料を紙で実現できたというのは、これまでの技術の蓄積があったからだと思う。

プレス資料によれば、「紙製リフィルは、3層の独自の開発紙と最外層のパーチメント紙にて構成したもので、全4層構造となっています」ということで、複雑な構造のようだ。

また、インク量が約1.6倍になったということは、内径が太くなっているということで、紙の筒の厚さが薄くなっていることにもなる。

続きを読む "三菱鉛筆がボールペン用紙製リフィルの開発に成功"

| | コメント (0)

2021年4月30日 (金)

文房具のSNS

Sns

SNSのメンバーが3万人いる文房具関連のグループに参加していて、文房具が好きなひとばかりなので投稿は興味深いものも多い。メンバーは若い人もいるけれど、投稿を見ていると内容から年齢の高いひとが多いのが意外だった。

もちろんメンバーの文房具に関する知識の幅や興味の対象も広いので投稿は多様だけれど、そこはSNSの良いところで、興味のない投稿はスルーすれば問題ない。ただ、よく使われている「沼」という言葉はあまり好きになれない。

投稿を見ていて面白いと思ったことは、新製品の商品情報が予想するよりも伝わっていないこと、さらに随分古くからあって定番化した商品が知られていないこと、文房具好きは使うよりも買うのが好きという人が多いことなどだ。

それもきたきつねのように低コスト志向ではないひとも多いのも興味深い。

続きを読む "文房具のSNS"

| | コメント (0)

2019年10月12日 (土)

誠品生活日本橋

Eslire_books_1

台湾台北の誠品書店の日本1号店の「誠品生活日本橋」が9月末に日本橋のコレド室町テラスに開店したといので、東京に出たついでに行ってきた。

書籍、雑貨、文房具、飲食などが同じフロアで扱われていて、日本の従来の店舗とは違った雰囲気がある。

書店としては、売り場のレイアウトがおしゃれな印象だった。

目的の文房具売場を回ってみたけれど、台湾製品があるというわけでなく、日本のセレクトショップと極端な違いを感じられなかった。

文房具に関しては目新しいというだけで、どうしても行かなければというほどでもない。

コクヨとのコラボが特徴があって、コクヨのアンテナショップの千駄ヶ谷のTHINK OF THINGSで扱っている商品があった。

続きを読む "誠品生活日本橋"

| | コメント (0)

2019年8月18日 (日)

3Dプリンターで文房具

文具王が編集長の文房具の奥深い魅力を伝えるWebマガジン「文具のとびら」は、文房具に関するいろいろな情報が満載なので楽しく見ているが連載の中に文具トークライブユニット「ブング・ジャム」の対談コーナー「月刊ブング・ジャム」があってその中で「Vol.29 これが未来の文房具だ!(その4)」が非常に興味深かった。

文具王が昨年ドイツに行った時の話で、ステッドラーの「LIKE YOU」という3Dプリンターを使って作られた万年筆の話だ。

店舗やネットペン先、軸、キャップ、色、柄とか組み合わせてフルカスタムのオリジナルの万年筆が作ることのできるということだ。

最近の3Dプリンターの低価格化と高性能化は目覚ましいものがあって、素材もプラスチックだけでなく金属の成形もできるようになっているから文房具の世界にも筆記具だけでなく色々なものにカスタム化が始まるかも知れない。

イギリスではすでに3Dプリンターで文房具を商品化する動きがあるようだ。

日本では大手メーカーはこのような動きに取り組まないと思うから、先進的なショップが先陣を切るような気がする。

日本で文房具のカスタマイズを3Dプリンターを応用するとすれば、やはり筆記具が一番とっかかりやすいだろう、万年筆はだと普及が難しいと思うので、ボールペンかシャープペンシルが取り組みやすいのかもしれない。

文房具関連で言えばタイムレコーダーや紙折り機のメーカーのニッポー株式会社小型の3Dプリンターを発売していて、 文房具カスタマイズ製造アプリを作らないだろか。

続きを読む "3Dプリンターで文房具"

| | コメント (0)

2018年9月27日 (木)

ダイソーの5円コピーがリニューアル

Daiso_copy_1_2

週に二度はダイソーに行っているのに、コピー機が新しくなったのに気が付かなかった。ダイソー産業のサイトには、コピー機についての情報がこれまでと同様見つからない。

前はコピー機能だけだったけれど、新しいコピー機はRICHOのマルチコピー機になった。これは店舗向けマルチコピーサービス専用デジタルフルカラー複合機RICOH MP C3004MCらしい。

RICOH MP C3004MCとすると、ミニストップに置いてあるデジタルフルカラー複合機と同じもののようだ。

サービスは、コピー、プリント、フォト・プリント、スキャン、FAXが可能で、行政サービス、コンテンツ・サービスは準備中らしい。

プリント機能は、USBやインターネットプリントができるようだ。

フォト・プリントは、街角のプリント機と同様に、SDカード等のメディアやケーブル接続できるようになっている。

続きを読む "ダイソーの5円コピーがリニューアル"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年5月17日 (木)

文具店の減少が下げ止まりか?

紙製品新聞社の「CLIPS」(5月5日号)が今年3月28日に公表されたH28経済センサスの卸売業,小売業に関する集計結果の中から紙・文房具小売業について整理している。

その中で文具店の店舗数が6759店舗(減少率6.8%)で、H26年まで続いていた二桁の減少率からみると減少傾向が下げ止まったという観測が示されている。

減少傾向にある店舗の中で、従業員数10〜20人の店舗がH26年から23店舗増加しているのが興味深い。

これまで大きく減少しているのは従業員規模2人以下の店舗で、ベビーブーム世代が就学して一気に増えた学校前の文具店が少子化、店主の老齢化、取引慣行の変化などから淘汰が進んだ結果ではないかときたきつねは考えている。

地方都市の従業員規模2人以下の零細規模店舗の場合、高齢経営者が維持しているから、若い子に譲渡するほどの収益は確保できないから、後継者を確保するのは難しいのだろう。

流通在庫の商品をネットで販売するといったことを高齢の経営者が担うことは難しいだろう。

人口の多い首都圏では、特徴のあれば小規模な店舗でも経営していくことは可能なようだ。

続きを読む "文具店の減少が下げ止まりか?"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月23日 (日)

無料Webマガジン「文具のとびら」

文房具ブームが定着してきて日常的にマスコミにも取り上げられるようになってきていて、文房具にとって非常に良い環境になってきている。

そんな中で、新しく文房具の情報の無料Webマガジン「文具のとびら」が3月30日に始まった。コンセプトは「文具がもっと好きになる無料Webマガジン」ということだ。

「文具のとびら」の発行元は文房具業界紙の株式会社ステイショナーで編集長は高畑文具王ということになっている。

株式会社ステーショナーは、現在まで文具業界紙「旬刊ステイショナー」とフリーペーパー「Bun2」などの紙媒体を発行してきている。今回はWeb上による情報提供の場を広げるという試みのようだ。

Webの速報性と紙媒体では伝えきれないボリュームのある情報の掲載を狙っているのだろう。

続きを読む "無料Webマガジン「文具のとびら」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月10日 (水)

文紙MESSE2016に行ってきました

Bunsimesse2016_1

大阪市のマイドームおーさかで開催された「文紙MESSE2016 文具ワンダーランド」に行ってきた。正式にユーザーも入場できる文房具・紙製品の見本市として、一般公開されている国内唯一のものだろう。

ISOTも開催直後の数回は一般公開日があったのに無くなってしまい残念だ。逆に、文紙MESSEは、一昨年までは、一般公開されていなかったけれど、昨年から一般公開に踏み切っている。

関東にいると関西方面での見本市やイベントに気楽に行くことができないので、今回思い切って行くことにした。きたきつねの大阪訪問は3回目というのが不思議なくらいだ。

一般公開の13時少し前に会場に到着した時には、会場を待つ人が並んでいた。夏休みということもあって、親子が大部分だった。

続きを読む "文紙MESSE2016に行ってきました"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2016年7月17日 (日)

ISOT2016:文具知識能力検定問題集V

Isot2016_bunkenv

文具屋さんドットコムのブースで最新刊の「文具知識能力検定問題集V」がでていたので手に入れてきた。前回の4集からカラーになっていて、より問題が分かりやすくなっている。

問題は43題となっているが、問題数ではなく、何と言っても回答と解説が良く出来ていてもこれだけ読んでも勉強になるだろう。問題づくりは大変だっただろう。

文具ソムリエ、文具ソムリエール、文具アドバイザーといった肩書を名乗る人が増えてきているけれど、自称で資格としてオーソライズされてるわけではない。

以前も書いたと思うけれど、全文協あたりが文具知識能力検定を利用して販売店のスタッフに資格を与えるようなことを企画してもいいと思うけれどどうだろう。

販売店のスタッフが、一定の商品知識を持っているということが認証されていれば、ユーザーだけでなく本人の自信にも繋がるのではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧