荒木博之:世界「失敗」製品図鑑(日経BPマーケッティング)
文房具も毎年毎年新しい製品が発売されているが、ヒットまではいかないものの、売れる商品になって市場に残る製品は限られてくる。
多大な経費を投入して失敗するのは大きな痛手になる。それほどの経費でなくても失敗はやはり避けたいものだ。
いろいろな製品が失敗するのにはそれなりの原因があって、失敗の事例を知ることは失敗を回避するために必要だろう。
この本は、これまで実際に作られた製品やサービスの失敗について、「どういうものやサービスだったのか」、「どのようにして失敗に至ったのか」、「なぜ失敗したのか」、「私たちへのメッセージ」の4項目で整理してあって分かりやすい。
取り上げられている製品やサービスをきたきつねはほぼリアルタイムで知っていいて、実際に使ったこともあるし、当時の社会的な背景もわかるので興味深く読むことができた。
他山の石とするには、企画や開発に携わるならば読んでおくといいだろう。
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