書籍・雑誌

2020年3月30日 (月)

ヘンリー・ペトロスキー「鉛筆と人間」

The_pencil キャロライン・ウィーバーの「ザ・ペンシル・パーフェクト 文化の象徴”鉛筆”の知られざる物語」を読んでいて、27年前に出版されたヘンリー・ペトロスキーの「鉛筆と人間」のことが出てきたので、書棚から探してきた。

読み直してみると、やはり「ザ・ペンシル・パーフェクト 文化の象徴”鉛筆”の知られざる物語」は「鉛筆と人間」に幅広く依拠しているものだと思う。

「鉛筆と人間」はすでに絶版になっていて古書でしか手に入らないけれど、鉛筆の歴史を記述した書籍としてはこの本に勝るものはないようだ。

この本があまり有名にならなかったのは、邦題の「鉛筆と人間」が良くなかったのではないだろうか。

元の書名はHenry Petroski「THE PENCIL -A Histry of Design and Circumstance」となっていて、「鉛筆と人間」とすると文化史的な印象が強すぎてしまったようだ。

鉛筆の芯の原料であるgraphite(グラファイト)を「黒鉛」ではなく正式に「石墨」と訳しているところが、学術書らしい。

実際、以下に示す目次を見てみると技術的内容が多いことがよく分かる。原本はAmazon.comでKindle版が手に入る。

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2020年3月 9日 (月)

書籍:ザ・ペンシル・パーフェクト 文化の象徴”鉛筆”の知られざる物語

鉛筆愛好家でニューヨークで鉛筆専門店「cw pencil enterprise」を開いたキャロライン・ウィーバー(Caroline Weaver)さんの「ザ・ペンシル・パーフェクト 文化の象徴”鉛筆”の知られざる物語(THE PENCIL PERFECT)」が片桐晶さんの訳で2019年12月に発刊された。

黒鉛が発見されてそれが鉛筆として使われはじめ、現在までを時代を追ってそれぞれの時代のトピックを書いた本になる。

2章まではヨーロッパにおける鉛筆の製造に関するの話だけれど、3章からはアメリカの鉛筆とメーカーが中心になっていて、メーカーの興亡の話はなかなか興味深い。

4章からは20世紀にはいってのいろいろな鉛筆の話題で、イワコーのおもしろ消しゴムや北星鉛筆がでてくるのが良い。第5章で日本の鉛筆の話しがでてくるけれど、ドイツの鉛筆はサラリと触れるだけなのは不思議だった。

図版が全て鉛筆画なのも気合が入っている。

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2020年2月 2日 (日)

高畑正幸「文房具語辞典」

高畑文具王が文房具に関する用語やモノ、こと、ひとなどについて、これまでの蓄積を二年半かけて整理して解説したもので、非常に良くできている。

最初に、国内外の主要なメーカーやブランドのマップ、商標、社名の変遷などの基礎知識をまとめてある。

辞典なので五十音順になっていて、語のまとまり毎に扉に文房具の規格、後ろに豆知識のコラムがある。

辞書としても読み物としても楽しめる構成になっている。知識を確認するにも便利な辞典だろう。

おまけの年表も重要な情報が含まれているので見逃してはいけないだろう。

イラストも良くできているけれど、篆刻のように印材を足で押さえて彫っているような誇張もあるので、注意が必要だろう。

文房具関連の記事を書く用語をよく知らないライターやソムリエとかソムリエールには是非買って、使って欲しいと思う。

文具知識能力検定問題集を合わせて利用すれば、この辞典に載っていない商品情報などについても知ることができるだろう。

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2019年12月19日 (木)

プラチナ万年筆 100th ANNIVERSARY BOOK (ブランドブック)

Book_platinum_1 プラチナ万年筆100周年を記念したブランドブック「プラチナ万年筆 100th ANNIVERSARY BOOK」が12月18日発売されたので買ってきた。

プラチナ万年筆の100年の歩みを写真で紹介する本文16ページの本で、記念デザインのプレピー万年筆が2本付録になっている。

100周年オリジナルの万年筆は、軸がローヤルブルーの特製のプレピー万年筆と軸の下部に100周年ロゴプリントされたプレピー万年筆が入っていた。

きたきつねは廉価版のB級万年筆のコレクションにまた仲間が増えた。

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2019年6月28日 (金)

ISOT2019 文具知識能力検定問題集VIII

Isot2019_bunken8文房具屋さんドットコムのブースで、文房具知識能力検定(文具検定)の問題集の最新刊の「文具知識能力検定問題集VIII」が先行発売されていた。

新しい問題集の特徴は、平成の31年間に発売された文房具についての知識の問題をまとめたものになっている。

問題数はカスタマイズできる文具や技あり!文具など10ジャンル152問となっていて、問題を解くだけでなく、解答の解説を読むだけでも勉強になるだろう。

問題作成者に話をうかがったけれど、問題と解答の正確さを保つためにメーカーに確認するなど大変だったようだ。

この問題集は、問題と解答だけでなく、巻末にある「平成生まれの文具大年表」で、文房具の発売年と月が一覧になっていて、これは非常に価値がある情報だと思う。

この年表だけでもこの問題集を購入する価値があるだろう。

文具屋さんドットコムのWebサイトで通信発売予定ということだ。

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2018年11月25日 (日)

ブング・ジャム+古川耕「この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議」

購入したもう一冊の本はブング・ジャム+古川耕「この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議」で、出版されたのは知っていたけれど、対談集で内容はだいたい予想できるので、無理に買う必要もないと思っていた。

楽天ブックスに中古ででていたので、これも一応資料として保存版のつもりで残りのポイントで買ってみた。

ブング・ジャムの3人は、パソコン通信時代からの知り合いだからよく知っているので、50年以上の文房具ユーザーとしてはいくつか異論はあるけれど予想通りのセレクションだったし、評価も同意できるものが大部分だった。

クルトガとフリクションボールは、文房具史上に残る金字塔に入るもであることは間違いない。クルトガはノック式シャープペンシルの開発と同じくらいインパクトがある。フリクションボールは、インクの歴史の中で常識をくつがえすインクのオリジナリティーは高く評価したい。

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2018年11月23日 (金)

小野忠「文房具改造マニュアル」

ソフトバンクの期間限定ポイントの使用期限が迫っているというメールが来て忘れていたことに気づいて、慌てて何を買おうか迷ったあげくヤフーショッピングで本を2冊買ってしまった。

その中の一冊が鉨出版から最近発行された「文房具改造マニュアル」だ。

きたきつねは文房具のカスタマイズが好きなので、特に筆記具は昔から自分好みの軸とリフィルを入れ替えたりしているから、一応参考までにというつもりだった。

内容は、ボールペンの改造、万年筆の改造、鉛筆・シャープペン・消しゴムの改造、その他の文具・ケースの改造、リングノート・手帳カバーの改造と多岐にわたっている。

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2018年11月17日 (土)

DIME2019年1月号の【特別付録】DIME×ゴルゴ13万年筆

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11月16日発売のDIME2019年1月号に特別付録で「DIME×ゴルゴ13万年筆」が付いていたので買ってきた。

漫画雑誌「ビックコミック」に連載中のゴルゴ13の連載50週年を記念したオリジナル万年筆で、キャップにゴルゴ13のタイトルロゴが金色で印刷されている。

中国製の金属軸で、直径12mm、重量はインクカートリッジ無しで17.2グラムだった。インクカートリッジは、ヨーロッパタイプのブルーブラックが一本付属していた。

この万年筆の形は、サライ2018年10月号の特別付録「若冲レッドの太軸万年筆」と非常に似ているし、ペン先が同じなので、製造は同じメーカーだろう。

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2018年9月25日 (火)

MonoMaster創刊【特別付録】アクアスキュータム高級万年筆&ノート

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50代以上の世代向けのモノ雑誌として創刊されたMonoMaster11月号にAQUASCUTUMの万年筆とノートが付録についているというので買ってきた。

これまでモノ系の雑誌は30代から40代の比較的若い世代向けのものがあったけれど、社会の高齢化に合わせた新雑誌ということのようだ。

万年筆は、長さ14.2cm、軸径1.3cm金属軸のもので、重さはカートリッジを入れない状態で18.9gとなっている。色はちょっと暗めのネービーだ。

天冠、クリップ、ペン先など金属パーツは一応金メッキされているようだ。

インクは黒のヨーロッパスタンダードのカートリッジが2本付属している。

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2018年9月10日 (月)

サライ2018年10月号の付録の若冲レッドの太軸万年筆

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今日発売のサライ2018年10月号の特別付録で「若冲レッドの太軸万年筆」が付いていたので買ってきた。

太軸万年筆は2018年1月号の「北斎ブルーの太軸万年筆」に続いて二本目になる。

「若冲レッドの太軸万年筆」は、若冲の鮮烈な「赤」を再現したということで、クリップ、キャップリングなどはつや消しの金メッキとなっている。キャップリングには、サライのラクダのマークが刻印されている。

中国製の金属軸で、太軸ということで直径12.2mm、重量はインクカートリッジ無しで17.1グラムだった。インクカートリッジは、ヨーロッパタイプのブルーブラックが一本付属していた。

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