ゼブラ:手書きLink
部屋を整理していたら奥から2003年に発売した手書きした文字やイラストをPCに取り込めるデジタル筆記デバイス「手書きリンク」が出てきた。
手書きリンクは超音波ボールペンと受信ユニットがセットになった商品で、ボールペンで紙に書いた文字や絵が受信ユニットでデーターとしてPCに取り込める当時、流行したワイヤレス・ペンの一種だ。
興味深いのは販売がボールペンメーカーのゼブラだということで、2003年頃はデジタル化の波に乗ろうとして文房具メーカーが参入していた時期になる。
当時としてはよく考えられた装置で、他社のペンはボールペンではなくスタイラスなので紙に軌跡が残らないので、何を書いているか認識できないので、ボールペンの軌跡が残るのが優れていた。
ペン先の動きを超音波で受信ユニットで受信しPCに転送して専用アプリで文字や図を表示するようになっていた。
受信ユニットには5つのボタンがついていてそれを利用して描きながら文字や線の色や太さを指定したりできた。
最大認識サイズはA4で、アプリは文字変換のアシストなどもできて良くできていたが、解像度が100dpiと荒いけれど、当時のPC環境からすれば十分だったようだ。
ただ、出現が早すぎたようで、それほど売れずに2年ほどで消えてしまったようだ。
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