筆記具

2023年8月31日 (木)

Seria:ガラスペン

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世間はガラスペン好きが多くなっているようだけれど、そんなトレンドを直ぐにキャッチアップするのが100円ショップで、今日セリアに買い物に行ったときにいつもの習慣で文房具売場をみていると、ガラスペンとインクが並んでいたので1セット買ってきた。

一般的には1,000以上の印象だけれど、110円で買えるというのは驚きだ。

店頭ではガラスペンは軸色が6色、インクが5色、ペンレストが4色の展開となっていた。

ガラスペンは全部ガラス製で、ペン先だけガラスの簡易型ではない。

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2023年7月10日 (月)

ヨット鉛筆「消えない鉛筆」

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土浦市に用事があってでかけた帰りにリサイクルショップに寄ったときに、文房具のコーナーにヨット鉛筆の「消えない鉛筆(INDERIBLE INK PENCIL)」700番があったので買ってきた。

ヨット鉛筆は大正時代に創業して、一時期は三菱鉛筆、トンボ鉛筆と並ぶ大きなメーカーだったけれど、昭和42年(1967年)に倒産してしまったので、この鉛筆は少なくとも50年以上前に作られたもののようだ。

消えない鉛筆(INDERIBLE INK PENCIL)というのは、書き始めは鉛筆のように消しゴムで消せるが、時間が経つとインクに代わって消すことができなくなる鉛筆で、筆跡を永久的に残せるということで、使われていたようだ。

筆跡は黒紫色で、空気中の水分で紫色に発色するようだ。

パッケージには、「この鉛筆は従来のペン書き又は普通鉛筆の企及し得ぬ特徴を持つ飛躍的製品であります。この芯の固有の黒紫色の筆跡はときの経過に従い紙質に染着し、抹擦、インク消し、消しゴム等では消去できません」と書かれている。

またこの鉛筆の芯には一瓶のインクが入っている」とも表記されている。特許表示もあるので、

用途として、銀行・会社簿記、記者・著述家原稿、速記、上級学生の筆記、公文書、カーボン紙の複写、コッピー版の原稿、その他保存筆記用となっている。

三菱鉛筆からも「黒紫コピー鉛筆」1259番として同様の鉛筆が発売されていたようだし、戦後も三菱鉛筆複写機用鉛筆 コピーライト2000番が作られていたようだ。

現在でもインデリブル インクペンシルとして売られている場合もあるようだ。

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2023年6月20日 (火)

DAISO:コークスペン

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ルーチーンになっているダイソー・パトロールに行くと筆記具売り場に石油コークスをペン先型に加工した「コークスペン(Coke Pen)」があったので買ってきた。

クリップの付いたキャップの丸軸の「ふと軸」ペンと三角の「三角軸」ペンの2種類あった。軸色は数種類あるようだ。

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2023年5月31日 (水)

ノック式万年筆(?)

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Facebookにノック式万年筆の広告が何度もでるので、調べてみるとAmazonで売っていた。

非常に安いので、どうかなと思って買ってみた。

中国からの発送で2週間ほどで届いた。

荷物を開いてみると、予想通りキャップ付きのノック式万年筆がでてきた。

キャップを取ってみると、シャッターがなくペン先がむき出しのままだった。

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パイロットのキャップレス、プラチナ万年筆のキュリダスなどの本来のノック式万年筆は、ペン先のドライアップやインク漏れを防ぐために、気密性の高いシャッター機構が組み込まれている。

このままだと、インクのドライアップやインクが漏れてしまうのでキャップが必要だ。

キャップが必要ということは、ノック式の意味がないということになる。

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2023年5月30日 (火)

ゼロジテック:ZERO G ball 15°(ゼロGボール)

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昨年のISOT2022で紹介されていた韓国のゼロジテックの油性ボールペン「ZERO G ball 15°(ゼロGボール)」がAmazonで売っていたので買ってみた。

ボール径が0.7、0.5、0.38mmの3種があって、軸色のバリエーションで区別している。

インクは黒のみのようだ。

ペン先を軸の中心から15度傾けることで、ペン先が筆記面に対してボールペンの筆記に適した60度以上の筆記角度にできるボールペンというものだ。

ボールペンは、ボールに付いたインクを上に転写することで書くのだけれど、万年筆のように筆記角度が小さくなると、ボールがそれを保持するペンチップを摩擦で筆記抵抗が強くなるだけでなく紙と接触することでペンチップを削ることになり、ボールの脱落などの原因となる。

そのため、筆記角度はできるだけ垂直に近い角度にするほうが良いことになる。

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特に、左利きのひとがボールペンを使うときには、ペン先を押すようになるので、ペンチップとボールに力がかかるので筆記角度が重要になる。

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2023年4月 7日 (金)

サンスターのメタシルとセリアのメタ鉛筆

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近所のスーパーの処分品ワゴンにサンスター文具の「メタシル ライト ノック」(売価231円)があったので買ってみた。

メタシルは品切れすくらい売れたらしいけれど、これまでも金属の芯の筆記具があって実用品?という感じがしていたので、買ってはいなかった。

その帰りにセリアに寄ったところ「メタ鉛筆」というのがあったので、これは比較するのも面白うかなということでこれも買ってきた。

「メタシル ライト ノック」と「メタ鉛筆」はいずれも中国製で、ペンチップが黒鉛を含む特殊合金製ということで、描線時に紙との摩擦で黒鉛と金属の粒子が紙に付着して筆跡になるというものだ。

「メタシル ライト ノック」はノック式で、使わない時にはペンチップを軸の中に収納できるので、ペンチップの先端を割れから保護できる。

芯の濃さはH相当ということになっている。

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2023年3月22日 (水)

洗面台を汚さずに万年筆を洗浄する道具

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万年筆やインクを使った容器などは自室の外にある洗面台で洗っている。

洗面台は陶器製なのでインクで汚れても、汚れを落とすのは簡単だけれど、汚れないにこしたことはないだろう。

どこかでPETボトルで洗浄容器を作ったのを見たので、それを真似して改良して使っている。インクが飛び散らないので便利にだ。

改良というのは、PETボトルの口の部分に網戸の網を付けたところだ。細かな部品を流してしまうと回収不可能なので、網があれば回収できる。

切ったままの網だとほつれれてしまうので、ライターで網の縁を融かしてほつれ止めをした。

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2023年3月 6日 (月)

プレピー万年筆のペン芯を入れ替える

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愛用している透明軸のプラチナ万年筆のプレピー万年筆のクリスタルはペン先が細字の0.3mmしかないので、先日70%オフで購入した極細0.2mmのプレピー万年筆からペン芯を取り出してクリスタルのペン芯と交換することにした。

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プレジール万年筆は細字0.3mmと中字0.5mmしかないけれど、ペン芯がプレピー万年筆と同じなので交換して極細にできる。

今回のように安くプレピー万年筆が買えた時は買いだめしておくのが良いと思う。

交換方法はいたって簡単で、ペン芯をペン先ごと引抜いて、入れ替えるだけだ。

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2023年2月27日 (月)

まとめ:浦沢直樹の漫勉に登場する漫画家の文房具

2014年から漫画家たちの創作の秘密に迫る異色のドキュメンタリー「浦沢直樹の漫勉」と「浦沢直樹の漫勉neo」は放送されている。

きたきつねとしては、そこに登場する漫画家の創作に使われる文房具類の秘密に迫ってみた。

テレビの画面から道具類を割り出していくのだけれど、直ぐに分かるものと、もう販売されていない古い文房具などわからないものもある。

漫画家一人ひとりが固定観念にとらわれず自分の作品にあった道具を工夫して使っているのがわかって非常に興味深い。

残念だけれど最初の頃の漫勉は見ていないのとコンピューターを使っている漫画家は取り上げていない。

漫勉neo:島本和彦 2023/02/24
漫勉neo:新井英樹 2022/03/16
漫勉neo:青池保子 2022/03/09
漫勉neo:渡辺 航 2022/03/02
漫勉neo:押見修造 2021/06/27
漫勉neo:柏木ハルコ 2021/06/18
漫勉neo:安彦良和 2021/06/15
漫勉neo:惣領冬実 2020/12/11
漫勉neo:星野之宣 2020/12/05
漫勉neo:西 炯子 2020/11/21
漫勉neo:諸星大二郎 2020/11/13
漫勉neo:岩本ナナ 2020/10/09
漫勉neo:ちばてつや 2020/10/05
漫勉 ながやす巧 2017/3/23
漫勉 清水玲子 2017/3/2
漫勉:浦沢直樹 2016/10/08
漫勉:さいとう・たかを 2015/09/25
漫勉:池上遼一 2016/10/17
漫勉:かわぐちかいじ2014/11/19

 

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漫勉neo:島本和彦

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2023年2月24日放送の漫勉neoは小学館漫画賞を受賞した大人気作「アオイホノオ」の作者島本和彦さんの創作現場に密着していた。

島本さんは会社社長と漫画家の二足のわらじを履いていて、会社の中にアトリエがあり、本人とアシスタント3名で運営されている。

ここではこれまでと同様に作画に使われている文房具類に注目してみたい。

手描きとデジタルの併用で作画している。

紙は漫画原稿用紙B4を使い、ペン入れをするときには白い紙を手の下に敷いている。

【使っている道具】
下描き 鉛筆 三菱鉛筆 事務用鉛筆の9800のHBを3本テープでつないで非常に長くして使っている。
鉛筆削り 電動を使用。
付けペン 日本字ペンとGペン
ペン軸 木製の軸に仮止めテープを巻いて非常に太いグリップにしてる
消しゴム トンボ鉛筆 MONO スタンダード
インク パイロット 製図用インキ
墨汁 メーカー不明
修正液 ぺんてる ペン修正液 XEZL61-W/極細
カッターナイフ NTかコクヨのプラスチック本体のもの
絵の具 ホルベイン 透明水彩絵具 旧版

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