計算尺と対数表
宝箱の整理をしていたら、高校時代に使っていた計算尺と大学時代に使っていて対数表、仕事で使っていた関数電卓がでてきた。いずれも使わなくなって随分になる。
関数電卓が一般に普及する前の1970年代の始めころまでは、多くの職場での計算業務には計算尺や手回し計算機と対数表が使われていた。
普通高校でも計算尺の授業があったものだ。
計算尺は、乗除算、対数、三角関数の計算で有効数字3桁の計算には十分な精度で使えた。電気のない場所でも簡便に使える計算機だった。
計算尺というように、一種の物差しなので気温や湿度でも目盛りの寸法が変化しないように竹が使われていて、日本製の計算尺は輸出されていた。
計算尺は、一般的な計算だけでなく、色々な計算目的のものが作られていて、形も円盤状のものもあった。
有効数字3桁というのは、精密機械の設計や加工など以外の土木建築や機械設計などでは十分な精度だったと思う。
物理、化学などより桁数の多い科学計算には、機械式の計算機(手回しや電動)や生産が始まった電子卓上計算機などを使うのだけれど、三角関数や対数を使う場合には、少数以下4桁までの値が一覧表形式で印刷された対数表を使った。
対数表といっても、常用対数だけでなく、三角関数の値が含まれていた。
大規模な計算には電子計算機があったけれど、建物や専用の部屋が必要な大きなもので、持ち運べるようなものでも、簡単に使えるものでもなかった。
その後、桁数の多い関数電卓が発売され、さらに簡単なプログラムが組めるようになり、複雑なプログラムが使えるようになり、パソコンが普及して現在に至っている。

















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