google.com, pub-7269144570220091, DIRECT, f08c47fec0942fa0 メーカー: きたきつねの文房具日記

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2024年9月18日 (水)

LAMYボールペンのリフィルはジェットストリームに

三菱鉛筆の連結子会社になった「LAMY safari(ラミー サファリ)」で知られているドイツのC. Josef Lamy GmbH(ラミー)の製品を2025年から三菱鉛筆の販売網で販売することになった。

それに従い、ラミー サファリの油性ボールペンにJetstreamのインクを使うことになりそうだ。

ラミーの油性ボールペンのリフィル(替芯)は、ラミー専用のもので、サファリ、アルスター、ステュディオ、ロゴ、スカラ、イコン、ノト、セヴォ、アイオン、イデオス、アクセントなど多くのモデルに使えるのから、リフィルが発売されるとサファリだけでなく広く使われるようになるだろう。

パーカー互換のジェットストリームのリフィルが発売されてから、リフィルだけの販売が増えているはずで、同じようなことになるだろう。

ジェットストリームのインクは三菱鉛筆にとってキラー・コンテンツなのでリフィルだけのビジネスもあるだろう。

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2024年3月 2日 (土)

三菱鉛筆がドイツのLAMYを連結子会社へ

三菱鉛筆から「C. Josef Lamy GmbHの持分の取得 (連結子会社化)に関するお知らせ」というプレスリリースがでた。

目的は以下らしい。

(1)海外における販売体制のさらなる強化
(2)Lamy社が持つブランド力の獲得
(3)Lamy社が持つデザイン力の獲得
(4)Lamy社が持つ技術力の獲得
(5)両社で持つ商品カテゴリーの重複のなさ

文房具仲間は今時、どうしてという反応が多い。

海外展開を図るにしても廉価版万年筆メーカーのLAMYを完全子会社にする必要があったのか、素人には分からない。

これまでも、高級ボールペン「Steward」やパワータンクの劣化商品「3&bC Pt7」、キャップ式油性ボールペン「レイヤード」を取り上げてきたけれど、三菱鉛筆は技術力があるのに企画力、デザイン力がも一つというところがあるのと、鉛筆製造を祖業としているからか、高価格帯の製品を開発するためのイメージや品質に対する姿勢がわからないと思っている。

ビジネスと全く関係のないユーザーとしては、これからどのような展開になるか見ていきたいと思う。

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2022年7月30日 (土)

2022年夏の文紙フェア:ベロス「ステンレスクリップ」

Stainless_clip_1

クリップやピンのメカーのベロスは、ステンレス製のダブルクリップと目玉リップを新製品として紹介していた。

ダブルクリップや目玉クリップは便利なので、紙を綴る以外の用途に使われることもあるけれど、鉄製なので使用環境によっては錆びてしまうという欠点があった。

ダブルクリップと目玉リップをサビに強いステンレス製にしたということだ。

ステンレスの加工は難しいので、製造には苦労しただろうと思う。

ステンレス製のダブルクリップと目玉リップ需要はそれほど大量ではないから、価格も随分高くなていて、一番安い大のダブルクリップが1個440円となるようだ。

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2022年7月28日 (木)

2022年夏の文紙フェア:東京理化学工業

Rika_cleaner

ガラスに描けるキットパスやダストレスチョークを製造販売している東京理化学工業では、今回の文紙フェア大賞 金賞受賞製品の「画面クリーナー」を紹介していた。

「画面クリーナー」は、黒板ふきの形をしたもので、黒板ふきの布の部分をマイクロファイバークリーニングクロスにしたもので、小型のものはスマホ、大型はPCやタブレットの液晶画面用になっている。

黒板消し型のクリーナーは、台に木材を使った商品が何種類かあっるので、廉価版のプラスチック製ということになるだろう。

オリジナルのチエモクの「黒板消しストラップ」は、きたきつねの学校の後輩が北海道の木材を使って2003年に作って売り出したもので、評判になったとたんにコピー商品がでてきてしまたというものだ。

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2022年7月26日 (火)

2022年夏の文紙フェア

浅草橋の共和会館で開催していたステーショナリー情報委員会主催の「夏の文紙フェア」に三年振りで行ってきた。

文紙フェアもCOVID-19の感染症対策で、密にならないよう平台を使った展示にしていた。

参加企業は37社で、おなじみの顔ぶれに加え、今年1月の新春文紙フェアで文紙フェア大賞金賞受賞を受賞したハリマウスもきていた。

日本の油性ボールペンやローラーボールペンのパイオニアのオートは、最近商品を絞ってきているのが気になったけれど、中国で製造していた製品も国内での製造に切り替え品質を高めるということで安心した。

オートは金属軸の筆記具が売出し、筆ボールなど良い商品が多いので頑張ってほしい。

呉竹は、化粧ふでぺんと速乾の筆ぺんを紹介していた。パイロットに対抗して筆ペンの顔料インクを速乾タイプにしたものを追加するということだ。当面従来品も併売するということだ。

コレクトは、ロングテール商品のB6の情報カードを継続して製造販売していて有り難い。

紫外線硬化接着剤BONDICを販売しているSpirit of Wonderは、新商品として軟質の紫外線硬化接着剤「UVBondyゴム状硬化」と透明で変色しない紫外線硬化接着剤「UVBondyクリスタル透明」を紹介していた。

「UVBondyゴム状硬化」は衝撃に強く、柔らかいので電線などの柔らかい素材の修理などに便利だろう。

片手で簡単にテープを貼ることのできるハリマウスは、非常に良い商品なのに、なかなか知名度が上がらず苦戦しているようだ。テープ幅の広い製品も求められていても製造に入れないようだ。

オフィス用品の製造販売のアスカでは、リモート会議やグループ学習に使えるホワイトボードを紹介していた。

ビュートジャパンでは、契約書などに使う製本テープをA4サイズにプレカットした「袋とじ製本テープ」が便利そうだった。

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2022年7月22日 (金)

FRAT#4:ノウト「フェーズフリー文具」と「トリック下敷き」

Nouto_ukiuki

オリジナル文具やノベルティ文具を開発しているノウトでは、クリーニングのタグに使われている耐洗紙を使ったノート「洗えるA5耐洗紙ランドリーノート」と「ウキウキノート」が面白いと思った。

洗えるA5耐洗紙ランドリーノートは、水に強い用紙を使っているので、水害時や雨に濡る場面でも使えるノートになる。

ウキウキノートは、表紙に浮力を持たせた防水ノートで、水害時や河川や海上での作業中に落としても水に浮くというノートだ。

トリック下敷きは、半透明の下敷きに消しゴムの消しカスが印刷されているというもいたずらの道具だ。

Nouto_trick

いずれの商品も面白文具で本気で実用品を目指していないところがいい。

ノウトの製品はページが印刷された「ノンブルノート」以外は「錯視トリックノート」、色で覚える単語帳「イロタン」など面白路線を売りにしているようだ。

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2022年7月21日 (木)

FRAT#4:あたぼうステーショナリー

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飾り原稿用紙を展開しているひとり文具メーカー「あたぼうステーショナリー」では、新製品の「○ふで箋」を見てきた。

○ふで箋(まるふでせん)は、円形の紙を使った原稿用紙で放射状にマス目が並んだものと普通のマス目が並んだものの2種類。

用紙に合わせた円形の経木のオリジナルの箱が限定で用意されているのも面白い。

この種の紙製品はマニアがいるし、生産量も限られていているので、一定数は売れるのだろう。ないと思うけれど、馬鹿売れしても困るだろう

あたぼうステーショナリーの従来のシステム手帳用リフィルの「スライド手帳」や「じゃばらんだ」は、非常に実践的なものなので、システム手帳のリバイバルが始まっているので、もっと評価されてもいいような気がする。

きたきつねはもうスケジュールに追われるような生活から完全に遠ざかっているので、使うことはないけれど、スライド手帳やじゃばらんだは現役であれば確実に使っているだろう。実は似たものを自作したこともある。

システム手帳の良いところは、一般的な手帳と違いリフィルを自由に組み合わせることができることと、オリジナルのリフルを作ることができるところだ。

1989年代の終わりから1990年代のシステム手帳ブームのときには、PCとプリンターでオリジナルリフィルを作ることが流行っていて、パソコン通信などでリフィルのテンプレートが公開されていた時期もあった。

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2022年7月13日 (水)

ISOT2022:日本文具大賞「デザイン部門」

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日本文具大賞「デザイン部門」の受賞商品できたきつねが気になったものをピックアップしてみる。

グランプリはコスモテックのWEB会議用のアナログホワイトボード「wemo paper flip board」で、再生紙のボードの表面に特殊コーティングして、専用ペンとイレーザーをセットにしたものだ。

色をカメラ映りを前提として18%のグレーに近い色にして、ボードを手に持つだけでなく自立させることも可能で、記入した文字や描画した線が時間をおいてもきれいに消すことができるという。

ただ必須のものかといえばそこまでいかない、あったらいいな程度の製品のようなきがしてならない。

エントリーしたコスモテックも優秀賞はあってもグランプリまでは考えていなかったのではないだろうか。

これがグランプリということはエントリーされた製品はちょっと低レベルだったようなきがしてならない。

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2022年2月 1日 (火)

【第11回OKB48選抜総選挙】結果発表

今年も2021年10月1日から12月31日まで実施された文具王主催の第11回OKB48選抜総選挙の結果が最近発表された。

COVID-19感染症への対応で試し書きイベントができず、Web投票ということもあり有効投票数が1660票と昨年の4割しかなかった。

三菱鉛筆のジェットストリーム スタンダードが11年連続1位、それも得票数からみるとぶっちぎりの1位だった。同じインクということで4位のジェットストリーム エッジを加えるとさらに際立ってしまう。

今回はジェットストリーム スタンダードのエントリー順を変えて中間よりも後ろにしただけれど、エントリー順の影響はなかったということらしい。

これについては昨年の第10回の結果のときも書いたけれど、OKB48選抜総選挙の投票方法と得票数の計算方法の問題があるような気がする。

というのは一人5票投票できるのだけれど、1位と5位の得票について重み付けをせずに単純に集計しているようで、ジェットストリームは人気があるので、1位でなくても5位の中に入るから、全ての得票が5位でも得票数は多くなるので非常に有利になる。

エントリー順を変えても、5位までのどこかに投票されれば、関係なくなるのではないだろうか。

投票者はマイ・ベストワンを1位に押しているはずだから、1位の得票だけを合計すればはっきりするだろう。意外なダークホースがでてくるかもしれない。

現在の投票方法はジェットストリーム スタンダードに非常に有利なものになってはいないだろうか。まさか、巧妙に仕組まれたステマ(?)なんてことはないと思うけれど・・・・。

投票を5票でなく、マイ・ベストワンだけを投票するとどうなるか興味津々だ。

2位に入った新顔の三菱鉛筆のユニボールワンFと昨年9位のぺんてるのインフリーが3位にと躍進した結果、昨年2位のゼブラのブレンが5位に沈んでしまった。

三菱鉛筆「ユニボール ワン F」、トンボ鉛筆「モノグラフライト」の新顔が2位、10位と健闘している。

20位までを見てみると、ゲルインクが12種、油性インクが6種、エマルジョンインク1種、水性インク1種とゲルインクが6割強を占める結果となっている。エマルジョンインクもゲルインクに含めるとさらにゲルインクの優勢になる。

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2021年11月29日 (月)

100円ショップでの国産文具メーカー商品の展開

100円ショップはユーザーにとって文具店であまり目にしない商品や通常価格の高い商品が、デザインや品質は劣るけれど100円のワンプライスで購入できるということが大きなメリットになっている。

商品によっては、市場価格の数分の一から数十分の一の価格で買えたり、国産メーカで作っていない商品もあったりユーザーにとっては文房具売場を回る楽しみがある。

これまでも100円ショップの文房具については、いくつかとりあげきている(*1*2*3)。最近、100円ショップも少し違った傾向が見られてきたので整理してみたい。

初期の頃は中国メーカーの製品が中心だったけれど、中にプラチナ万年筆やセーラー万年筆の製品が混っていた。

その他、時折他国産メーカーの在庫整理の商品が入荷することもあったけれど、継続することはなかった。

その後、少しづつゼブラ、トンボ、三菱鉛筆等の製品が混じり始め、最近は主なメーカーが何らかの商品を出荷するようになってきている。

普通は定価150円前後の商品が主流だったけれど、途中から定価100円の商品や100円ショップ向けに入数を調節した商品が並ぶようになってきている。

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