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2004/03/31

桜咲く

夜半過ぎに雨が止み、天気が良くなリ桜が一気に満開になってしまった。もう少し遅くてもいいのに。以前は入学式の頃に満開だったのに、ここ数年は三月中に満開になってしまう。

仕事場の近くの桜並木は、近郷近在で有名になってしまい、路上駐車はまだいいのだが、お弁当を広げたり、子供が騒いだりと、完全に公園モードになってしまう。

一年に一度位だから我慢できるけれど、これが毎日だと大変かもしれない。

さて今日は、定年退職者が辞令をもらって、桜の満開に送られて仕事場を離れる日だった。長年してきた仕事が無くなるというのは、どんな感じなのだろう。きたきつねも退職までそれほど長い期間があるわけでもないので、気になるところだ。

碌な仕事をしてこなかったので、再就職の斡旋もないだろうし、毎日が日曜日を楽しむ準備をしようか・・・・

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2004/03/30

電話勧誘の恐怖

職場に電話で金融商品、先物取り引き、ワンルームマンションなどの売り込みの電話が来る。だいたい金儲けに興味がないので、即座に断っている。普通は、若い人が多くてノルマで苦労して電話しているようで、断ると直ぐに引き下がることが多い。

どこかで手に入れた名簿で電話をかけているのだろうけれど、毎日朝から電話をかけ続けるという仕事も辛いだろうと思う。また、そのような職業にしかつけないという就職環境の悪さもあるのだろう。可哀想に思うが、興味のないものは興味がないのだから仕方がない。

ところが、今日の電話の相手はプロだった。切っても切ってもかけてきて、失礼だとか常識がないとかといってこちらを挑発して、挑発に乗ると、脅し、すかしと自分のペースに巻き込んできた。これが実に巧妙で感心してしまった。

物を売っているのではないといいながら、何を売りたいのかはっきりといわないで、元手がなくても儲かるという話しをする。「元手がなくても儲かる」というならという貧乏人根性が少しでもあるとそこを巧妙に突く訳だ。詳しい話は会ってするということで、約束を取り付けるともう赤子の手をひねるようなもので催眠術に懸かったように契約書にサインさせられてしまうだろうなと感じた。

一時間でも二時間でも話を続けそうだったので、なんとか断った。でも、電話を切らせないようにする方法も、上手いもので実に素晴らしい話術といえる。一種の催眠か洗脳といった効果を訓練したのだろう。

電話を終えて感じたのは、業者の会社名と相手の名前を聞いているが、最初から断るつもりなのではっきりと覚えていないし、住所も電話番号も全く判らないのに、向こうはこちらの電話番号、自宅の住所等の情報を握っているという恐ろしい状況にあることだった。脅迫されても犯人不祥で被害届を出すしかない。ナンバーディスプレーがあっても非通知にされてしまえば電話番号を知ることもできない。

小さな子供のいる家だったら、自宅に行くといわれれば気味が悪いし、話を聞くことになるかもしれない。訪販法の改正で一度断られたら、再度勧誘の電話をかけられないことになっているが、相手が特定できなければ防ぐのは難しいだろう。電話の内容をテープで録音するくらいしか自営の手段がないのではないだろうか。

偶然、NHKのクローズアップ現代で「急増・新型金融商品トラブル」という番組をやっていたが、人は欲があるのでつい騙されるのかもしれないけれど、今回の経験で言葉巧みに洗脳されるとお金がなくてもふらふらとからめ取られてしまう可能性は大いにある。

非常に貴重な経験をしたが、今度電話勧誘が来たらしっかり会社名と相手の名前、日付け時間くらいは記録しておこうと思った。

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2004/03/29

風力発電所の倒産

今日、仕事に入る前に、土曜日から今朝までの新聞をスクラップのために見ていたところ、新聞の片隅に北海道の恵山町の風力発電会社第3セクター「恵山クリーンエネルギー開発」が自己破産したという記事がでていた。

予測通りの風が吹かず、予定の四分の一くらいしか発電量できず収入が得られなかったため、累積赤字と資金が続かなくなったということだ。2004年4月の稼動だから、たった二年で倒産ということになる。心配していたことが起ってしまった。茶化してはいけないが、「風が吹かなけりゃ、桶屋も儲からない」ということだろう。

最近、日経新聞などに風力発電施設建設のニュースでない日がないくらいだし、この倒産の記事の近くに茨城県の鹿島灘に大規模な風力発電施設建設のニュースがでていて、不思議な気持ちがした。

きたきつねは自然エネルギーのことを昔、少々勉強したことがあるので、風力発電のことは少しは判るつもりだが、最近の風力発電ブームには頭をかしげていた。私の友人の流体力学の専門家と話すことがあるが、日本の風は平均風速があっても、変動が大きくて非常に使いづらいということで意見が一致している。

明日の行方は風任せなのは「フーテンの寅さん」だけで、明日のエネルギーは「風任せ」という訳にはいかないだろう。

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2004/03/28

苺の旬

今年も苺が大量に出回り始めた。茨城県は栃木県には負けるけれど、関東の中でも苺の大産地だ。ということで、この時期はスーパーの店頭に安い苺が並ぶ。

特に、小さな地元のスーパーでは、ちょっと小振りだけれど1パック150円前後のお買得品が売られるようになる。150円位だと苺の食べ放題ができる。

こんなことができるのも4月の上旬までで、ジャム用の1パック100円のものがでてくると、もう苺も終わりになる。

露地の苺が作られていた頃は、関東では6月が苺の旬だったけれど、今はハウス栽培で、クリスマス、お正月、お雛様といったイベント向けをターゲットに生産されているので、三月中旬以降は最後の出荷になってしまう。

本来の苺の旬の初夏から国産の苺が市場から姿を消してしまうので、ショートケーキのためにアメリカなどから輸入することになる。最近は沖縄や東北地方で夏秋(かしゅう)苺の生産が始まっているようだけれど、需要に追い付かないようだ。

きたきつねが子供の頃は、初夏になると八百屋や店先に箱に入った苺が置かれ、小さなスコップで新聞紙で作った紙袋に入れて売っていた。とても甘かったという記憶があるが、たぶん甘いものが少ない時代だったのでそう感じたのだろう。

そうだ、近くに苺狩りの農園があった。来月になったら入園料も安くなるのでいってこよう。

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2004/03/27

桜がほころぶ

散歩コースのそこかしこにも時がくれば春が来ていた。二週間ほど前には公園の石垣の下の日溜まりでスミレが一株花を付けていた。先週はコブシが満開になっていた。

今週の中ごろはあたりから桜の蕾がピンク色に膨らんでいると思ったら、今日は花が咲き始めていた。場所によって二分から五分くらい違うのは、日当たりや土壌条件によるのだろう。

きたきつねは桜の花が好きだ。花も綺麗だが、散らずに色が変わっていく花が多い中で、桜は散り方がいい。後始末が問題だけれど、花吹雪の中を歩くのはよい気分だ。

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2004/03/26

送別会

今日は職場に来ている中国人のメンバーの送別会だった。二年間いたけれど結局日本語をほとんど覚えなかった。中国人が6人いると日本語を使わなくても暮らせてしまうのだろう。

6人のうち3人は日本語を完璧に話すという環境が良くなかった。こちらも中国語は挨拶程度なので、下手な英語でしか意思疎通できないというのはおもはゆかった。

中国人グループと話していて、共通の認識となったことは、日本は中国と比べると、社会主義国ということだ。日本は、中国と比較すると、貧富の差が小さく、義務教育、健康保険制度、生活保護などの社会保障制度が整っていて、国民が平等に暮らしていることは間違いのないことだ。

中国では、人口の80%の農村部では年収一万円以下の人民が沢山いるのに、北京で小学生が最新の日本製のデジタルカメラを持っているというアンバランスは、不思議な感じがある。

そういえば、日本のメーカーが中国向けの高級品戦略をとろうとしているという新聞記事があったが、携帯電話も日本よりも高級な製品が売れるようだ。市場経済導入は貧富の差をいっそう拡大する結果になっているのだろう。

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2004/03/25

久しぶりの旅は

ここ数年、東京日帰りの出張しかなかったが、久しぶりに上越高田まで一泊の出張に出かけた。往きは常磐線で上野まででて上越新幹線で越後湯沢、ほくほく線で直江津という行程にした。

前回はほくほく線ができる前だったので、十年位前になるのだろうか。ほくほく線はトンネルばかりでなんの情緒もなかった。帰りは信越線で長野まで出て、長野新幹線にしようと思った。

仕事の後、雁木が残る高田の街を歩いてみた。最近は雪もそれほど降らないので、雁木のない場所もでてきている。雁木の下は歩道になっているが、私有地ということで、なんと気前のよいことだろう。

ホテルは禁煙ルームがあって、非常に快適だった。非喫煙者は、微かなタバコの匂いでも気になることがあるので、禁煙ルームは有り難い。一度鹿児島の出水で安いビジネスホテルに泊まった時は、部屋、布団、まくらまでタバコ臭くて大変だったことを思い出した。

朝は、ホテルの隣のミスタードーナッツでお粥を食べる。出張先にミスドがある時の定番で、軽くてとても気に入っている。知らない街の朝の風景を見ていると、バスの乗り方や、小学生の持ち物など、その土地独特の暮らしが垣間見えるのが楽しい。

午前中の打ち合わせの後、高田駅に向かい柿の種、笹団子、笹飴を土産に買う。笹飴は上手く食べないと歯に着いて始末に困ることになるが、非常に懐かしいので外せない。

天気がよく、信越線沿線の風景を楽しみながら帰途についた。

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