東京メトロちょっと待て
三月中旬以来一月振りに東京に出張ということで、高速バスで上京した。田舎育ちのきたきつねには「上京」というのは、距離に関係無く嬉しい感じがする。
そんなことはどうでもいいのだけれど、帰りに東京駅に向かうために営団地下鉄が東京メトロになって始めて「丸の内線」に乗った。券売機が変わっていたり、切符に東京メトロと印刷されているなど、オッ変わったなということで改札を通って車内に入った。
いつもの通り、椅子に座って本を読んでいたが、駅に着いたので、ふと窓から外を見ると、駅名の下に丸囲みの中に「M○○」と英文字と数字が書かれていた。何だろうと考えているうちに、次の駅に着いたので丸囲みを探すと、数字が一つ減っていた。
ふと気がついて、ドアの上の駅名表示板を見ると、そこには全ての駅名のところにMから始まる数字があった。荻窪がM1で池袋がM25となっていた。なるほど、丸の内線だからMか。漢字が読めない外国人には非常に親切な表示ではないか。
こんな簡単なことをどうして営団地下鉄のときにやらなかったのだろう。民営になったから、お客さまの便利を考えてというのであれば、どこか変だ。だって、営団地下鉄の職員は東京メトロになった時に全部入れ代わったわけではないだろう。同じ人間が特殊法人の時には知らん振りしておいてというのはどうなんだろう。
やはり民営化すべきだったのだろう。終戦後の混乱期を乗り越えるために作られた沢山の臨時のシステムをこれまで引きずってきたのだから、もっと大胆な改革が必要なのだろう。
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