東京国際ブックフェア
午前中に東京ビックサイトで開催中の「東京国際ブックフェア」と「ディスクトップ・パブリッシング・フェア」を見に行った。ここ数年は毎回行っているが、だんだん出展が少なくなっているようだ。アジア最大の本の見本市というには寂しい感じがした。
自然科学系の出版社が少なく見るべきものは少なかった。ブックフェアでは新刊が20%以上の割り引きで販売しているのも魅力だが、欲しいものはなかった。洋書のバーゲンもあって、欲しい辞書が極端に安くなっていたが、腰痛で重いものが持てないのであきらめた。
気になったのは、オンディマンド出版で、電子印刷が簡単にできるようになって、比較的安いコストで少部数の出版ができるようになってきたようだ。PDFでのオンライン書籍販売、携帯電話向けの電子出版なども広がっている。それにしても物凄い種類の書籍が出版されているけれど、読む人は増えているのだろうか。
昨年の「ディスクトップ・パブリッシング・フェア」では、XTMLと電子ブックの展示に力が入っていたが、今年はそれらは目新しい技術ではなくなってしまったようだ。ソニーが「e-book」端末を参考出展していたが、コンテンツさえあればすぐにでも実用化できそうな感じだった。理想科学工業の高速インクジェットプリンターは1分間にA4で105枚という高速印刷の実演をしていたが、チラシや講演会のテキスト等の印刷によいと思った。
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