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2004/04/24

同行二人

 東京国立博物館で開催中の「空海と高野山」を観覧にでかけた。思った通り、会場の平成館の入り口の回転扉は閉鎖されていた。そのため、小さな自動扉しかないので、メインの出入り口は、本館となっていた。本館の展示室を通って渡り廊下で平成館に行く形になっていた。
 会場は平均年齢が高く、耳が遠いのか「音声ガイド」の音を大きくしている人がいて、そんな人が隣にくると結構うるさかった。はっきり聞こえない音は、非常に不快なものだ。
 弘法大師入唐1200年を記念した特別展示ということで、質量共に素晴らしい内容だった。国宝、重文が満載で一度にこれだけのものを見ることができる機会はなかなかないだろう。後醍醐天皇の手形まであった。
 宗教と権力のコラボレーションの成果としての仏教芸術のパワーに押されてしまった。高野山はタイムカプセルとして大きな意味を持っているのだろう。
 早めに廻ったつもりだったが、たっぷり2時間以上かかかった。会場の出口のところにある売店は大にぎわいで、弘法大師も真言のゴムスタンプが売られるようになるとは思いも寄らなかったのではないだろうか。
 去年から、日蓮、親鸞と仏教関連の特別展が続いていて、それぞれの宗派の特長があって非常におもしろい。
 いつも思うのだが、展示されている仏像などは、寺院にある時には信仰の対象として手を合わせ礼拝されるのだけれど、展覧会の会場に置かれたとたんに芸術品として単なる鑑賞の対象でしかなくなるというのは不思議だ。これまで多くの展覧会を見てきたが、仏像等に手を合わせているのをみたのは昨年2月の大日蓮展の時くらいではなかっただろか。

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