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2004/04/29

運のつき

 ようやく養老孟司さんの「運のつき」(マガジンハウス)を読み終わった。冒頭死に付いての話で非常に面白かった。養老大人の生死感が私と似ているので吃驚した。
 私はどうも葬式を儀式としてしか考えていなくて、死は生命が物質になるだけだと思っているので、養老大人の考えに似ているのではないだろうか。
 学園紛争の時代の話があるが、養老大人と私はちょうど年が一回り違うので、当時は若手助教授と学部学生の間の関係だったようだ。当時はノンポリの体育会系の学生で紛争から一歩離れていたので、何も考えていなかった。養老大人には深い傷を残しているようだ。あの紛争は、急速に高度成長する社会と日本の大学のあり方のバランスがとれなくなってしまったことの一つの原因があるのだろう。
 それにしても、これまでの養老大人の著作とひと味違う内容だったが、養老大人の科学や人生に対する態度は共感できるものが多く、自分の生き方もおかしくないと安心した。
 

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