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2004/04/30

懐かしの縁日大図鑑

 先日の東京ブックフェアで買ってきた河出書房新社のらんぷの本シリーズの「懐かしの縁日大図鑑」をパラパラと拾い読みをしていた。そこには子供の頃の縁日の世界が広がっていた。綿あめ、金魚すくい、ヨーヨー釣り、射的、ハッカパイプなど懐かしい商品などが並んでいる。
 私が小学生の頃育ったところは、地方都市の中規模の神社の参道の隣に平行した路地の家に住んでいた。だから、夏祭りになると参道に一杯の露店が並んで、お祭りの間中お小遣いを握りしめて参道をなん往復もしたものだ。
 「バナナ焼き」という中にバナナのエッセンスの入った白餡が入ったバナナの形をしたカステラ饅頭が好き、何度も買いにいったものだから、香具師のおじさんに顔を覚えられてしまった。ある時、花火大会に家族と出かけたところ、沢山の露店がでていてその中に件のバナナ焼きの店もあった。おじさんから声をかけてくれて、バナナ焼きをくれたのを覚えている。一緒にいった親が驚いていた。
 金魚すくいはそこそこだけれど、ヨーヨー釣りは非常に上手かった。ヨーヨーを大量に釣ったものだから「坊やもうこないでくれ」といわれたことがある。子供が小さい頃、地域の自治会の夏祭りでヨーヨー釣りがあったので、昔とった杵柄で挑戦したところ十数個とって、回りの人が驚いていたので、ついガキ大将のように腕で鼻の下を擦ってしまった。
 よる遅くまで賑やかなお祭りが終わった次の日の朝早く、表に出てみると、わずかなゴミを残して露店は跡形もなくなっていていつもの参道になっているがとても悲しかった。また来年まで待つのかと思いながら、あの雑踏とアセチレンランプの匂いを探して参道を歩いたものだ。
 今もお祭りで露店がでるが、昔のような不思議な怪しさがなくなって、普通のお店のような感じがするのは、大人になってしまったからなのだろうか。フーテンの寅のような香具師もいなくなってしまったのだろうか。

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