里山へ散歩に
ポカポカといい陽気になったので、近くの里山に出かけた。里山保全のNPOは地権者から土地を借りて田畑を作り、林の整備をしている。今年もカエルの声に励まされて、田植えが始まっていた。周辺の小学校や幼稚園から田植えにくるようだ。今は親も子供も泥の中に入ることなどないので、良い経験になっているということだ。
開けた谷津の上をサシバが舞い、雑木林の中でウグイスがさえずっている。ぽかんとした時間を色々な彩りの緑に囲まれて過ごすのは、なんともいえない楽な気分になる。
谷津田の上の溜池の土手に登ると、池には渡りの途中のコガモが翼を休めていた。夏になるとハス、ヒシが水面を覆い尽くすことになる。
雑木林の中の細い道を進むと、足元からシマヘビがはい出して薮の中に消えて行った。昆虫や植物のことは判らないが、杉や桧の造林地と違って種類が多いことだけはわかる。多様な自然
管理されていない雑木林は、アズマネザサが繁茂し、明るい場所は葛が蔓延っている。葛の新芽でも摘んでテンプラもいいなと思いながら通り過ぎる。
心地よい汗をかいて帰路に着いた。
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