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2004/05/30

麦秋間近か

 関東の畑作地帯では秋播きの大麦が黄金色に色付き始めた。もうすぐ収穫になる。初夏の季語に麦秋(ばくしゅう、むぎあき)が使われるが、昔の関東平野の二毛作地帯ではごく普通の風景だったが、高度成長期を境に急激になくなってしまった。
 茨城県の大麦の多くは麦茶に加工されて全国に出荷される。地ビールに使われるものがあるかもしれない。麦飯の麦も大麦で、最近の麦飯用の麦は押し麦ではなく、機械で半分に割って米の形に削ったものが売られている。米に混ぜても違和感がないように工夫してる。
 初夏に麦を収穫した後に大豆か米を作り、その収穫後に晩秋から麦を作る二毛作は鎌倉時代から始まった伝統的な農業だから、麦秋は生活の中に染み付いたことばだった。それが実感できなくなった久しい。でも最近、米余りで水田の汎用利用ということで、大豆、麦が作られるようになってきたので、ところどころで麦を見ることができるようになったのは嬉しいことだ。

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