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2004/05/07

陸稲栽培日本一

 茨城県はわが国有数の農業県だが、色々な農産物を生産することができるため特長がないといわれることが多い。例えば暖地のミカンと寒冷地のリンゴが採れるということだ。
 東京に隣接しているのに首都圏に入れてもらえず、東北ではないかと思われていたりする。実際、神奈川県平塚市と茨城県つくば市は都心からほぼ等距離になるけれど、つくば市は僻地の扱いとなる。
 そんな茨城県の農産物は養豚、メロンなど生産量ベストテンに入るものが多い。中でもあまり知られていないものに陸稲(おかぼ)がある。
 陸稲は字の通り畑で作る稲で、始めてみた時は変な感じがした。陸稲はうるち米よりももち米が多く作られていて、せんべいなどの材料として使われる。
 陸稲の生産は、ほ場整備事業で水田が沢山作られたため、全国的にも非常に少なくなってしまっている。そんな中で、茨城県は全国の陸稲栽培面積の七割を占めて日本一となっている。というのも、茨城県は常総台地と呼ばれる関東ロームの台地が広い面積を占めていて、台地部では水の便が悪く水田を作ることができなかったということもある。
 日本人は、どうしても米を作りたいようで、水がないという条件であれば陸稲をつくることにしたのだろう。
 わが国の陸稲の品種改良は、唯一茨城県だけで実施されていていて、現在も新品種が作られている。干ばつに強く、味の良い品種「ゆめのはたもち」は、2000年にデビューしている。
 現在わが国には多くの水田があるが、実際にはポンプで水を汲み上げている地域もあって、電力がなくなった時には水稲を作ることはできなくなる。そんな時に陸稲は重要な穀物資源となるだろう。大事にしたいものだ。

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