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2004/06/27

天然素材

 天然水のことを考えていたら、先日仲間と天然素材を使った食品について話していたことを思い出した。食品の宣伝文句に「天然の色素」、「自然の素材を生かした」、「植物性」といった言葉が使われているが、天然自然のものが安全・安心だといいたのだろう。
 でも、自然にあるものが安全だろうか。例えば、トリカブトに代表される植物毒は沢山あるし、魚介類にも毒があるものがある。
 特に、多くの植物は、虫や動物に食べられて子孫が残せないと困るので、毒やまずい味になるように進化してきた。野草のエグ味や苦味などはそれだろう。人は、食用にするために品種改良で、不快、有害な成分を取り除いてきた。今でも、ジャガイモの芽の周囲の紫色の部分は「ソラニン」という有毒成分を含んでいる。これは、ジャガイモがネズミに食べられないように自己防御するために進化したのだろう。
 食物アレルギーを引き起こすアレルゲンも動物に食べられないような対抗物質かもしれない。マクロに見ると、食物アレルギーのひどい人は死ぬことで、逆に選択されたのかもしれない。
 「植物性油脂」が「動物性油脂」に比較して肥満対策になるようなイメージがあるが、カロリーは違うかもしれないけれど、沢山食べると同じだろう。花王のエコナオイルは、原料はパーム油だが酵素反応で作られた食用油だし、キャノーラは遺伝子組み換えしたものもでてきた。
 「自然」、「天然」、「植物」といった食品はイメージだけで、全て安全という誤解は避けたほうがいい。少量だったら問題ないけれど、沢山食べると問題になる食品もあるし、加工してあるから問題があるということもない。もっと賢くなる必要がああるだろう。

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コメント

 先週後半からアカネ色素に発ガン性があることが各社から報道されている。植物のアカネの根から抽出する色素で、ソーセージの着色に使われている天然色素だ。
 遺伝毒性と腎臓への発ガン性が分かったということで厚生労働省が使用禁止にするという。
 長い間天然の食品添加物として使われてきたけれど、安全ではなかったということになる。

投稿: きたきつね | 2004/07/06 23:31

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