諸行無常
腰の調子が良くないので大人しくしている。散歩道は相変わらず蝉、蝉。羽化直後の蝉が蟻に襲われて落とされていた。百日紅の花が満開となっている。真夏の彩りだけれど、見ているだけで暑くなってくるような気分になるのは色のせいだろうか。
北海道の叔父が亡くなったという連絡があった。葬儀にでなければと、仕事のキャンセルした。母方の従兄弟達に葬儀の連絡をいれた。Webで飛行機も予約をした。北海道もここ数日気温が高くなって30度を越えているようで、体力が弱っている老人には厳しかったのだろう。だんだん、叔父、叔母が少なくなってきた。
叔父は、寡黙で謹厳実直な旧国鉄のOBで良い人だった。従兄弟達が関東地方で仕事をしているので、叔母が亡くなってからずっと一人暮らしだった。秋にはジャガイモを毎年送ってくれていた。子供の頃、従兄弟の年が近く、良く遊びにいったものだ。囲碁が好きで、祖父と碁盤を囲んで冗談をいいながら楽しんでいたのを思い出す。
夕方、ルーマニアから一時帰国のバードウォッチャーの友人を迎えての夕食会に出た。中華が食べたいということで、郊外の小さな四川料理の中華料理店を選んだ。麻婆豆腐も本格的で山椒がよくきいていいた。量もたっぷりで、満腹になった。最後の杏仁豆腐も、杏仁の良い香りがしていた。
ルーマニアの生活は想像していたように、贅沢をせずに普通に生活する分には物価は安いし、停電もないので問題はないようだ。まだ、EUに加盟するまでには力は付いていないようだ。
鳥に関しては、街の近くの公園でクマゲラ、電柱の上にコウノトリが営巣しているということだ。それだけよい自然環境があるという解釈もあるが、本当は自然がないためにしかたなく市街地にある環境を利用しているというほとのほうが正しいようだ。日本でもカワセミ、コゲラ、ヒヨドリ、キジバトなどが市街地に進出してきている。

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