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2004/08/31

台風一禍

040831.jpg関東地方は台風16号が直撃せずに日本海を通り過ぎただけだけれど、強風が吹いた。朝の散歩コースは折れた枝が沢山落ちていた。中には直径10cmほどの太い枝があった。

台風の通り道と東側の地域は風と雨で大きな被害がでている。港が水没している映像をみると、瀬戸内の高潮の被害はひどいものだ。自然の力は常に想像を越えている。これこそ台風一過ではなく台風一禍だ。

散歩道で、キイロスズメバチが蝉の死骸に頭を突っ込んで肉団子を作っていた。キイロスズメバチも寒くなる前に子育てを終わらせるのに一生懸命なのだろう。今年は気温が高く、乾燥していたので、きっと大きな巣ができていることだろう。出会ったのがキイロスズメバチだったし、こちらに気がついていなかったので、驚異はなかったが、これがオオスズメバチだと怖い。

一度、雑木林でオオスズメバチの巣に近づいてしまって、見張りのハチから「カチカチ」と吻を鳴らす警告を受けた時には、さっさと逃げ出した。私は一度ススメバチに刺されているので、今度刺されるとアナフラキシーショックで死ぬ可能性があるので注意している。刺された時は、街中を自転車に乗っていて頭に何かぶつかった感じがしたので、手で払ったところ、それがスズメバチで刺されてしまった。痛いよりもなによりも、見る見るうちに手が腫れると言うより、膨らんできてしまった。それからはスズメバチには注意している。

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2004/08/30

オリンピック終わる

ようやくオリンピックが閉会式を迎えた。今回のオリンピックの日本選手団の活躍は期待していなかったので、すごさが倍増だった。東京オリンピックは開催国だったので、選手の力の入れ方が違ったのだろうから、今回の成績は立派だ。

それにしても男子マラソンの不審者による先頭ランナーへの妨害は異常だ。警備はなにをしていたのだろう。デリマ選手は、テロかと思い相当パニックになったのではないだろうか。そんなことがあっても、三位に入ったのだから、すごい!拍手を送りたい。世界中の皆が金メダルだと認めていることだろう。

今日は朝から雨だったけれど、午後から晴れて気温が高くなった。

台風16号は猛烈な風と雨で、被害がでているようだ。このあたりは標高が高いので洪水の心配はないけれど、今回のような台風が直撃したら、土浦市あたりは大洪水になるだろう。台風は日本海に抜けたようだけれど、北陸、東北に被害がなければと思う。前回の台風で痛めつけられた果樹地帯はまだ収穫が始まっていないので、心配だ。

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2004/08/28

まつりつくば2004

040825.jpg昨日は休み疲れがどっとでたようで、のココログを書く元気がでなかった。

今日と明日は、私の住む街のお祭りだ。三十年ほど前に松林に街を作り始め、今から十六年ほど前に6か町村が合併してつくば市になった。その後二つの町が加わり現在の街ができている。つくば市ができる前の昭和56年に地域の新旧住民の交流を目的に開催されて、最初の有志主催から行政が関与に変わりながら現在まで続いている。

良く判らないのだが、どういうわけか「ねぶたパレード」が祭りの中心になっている。茨城で青森のねぶたがでて跳ね人が跳ぶというのは何だか不思議だ。サッポロも「よさこいソーラン」という高知の「よさこい」とソーラン節を合体した変な祭りもできているのだから、しかたがないのだろう。

この周辺地域に伝統芸能がないかといえばそんなことはなく、太鼓や神楽、お囃子、神輿など多彩なものがある。茨城で三番目に大きな都市になって、沢山の人が集まるには確かに小規模で迫力はない。もちろんこれらの伝統芸能も参加することになっている。

なんと今年は「サンバ」と「よさこいソーラン」が加わるようだ。旧住民と全国各地出身の新住民との混血都市だからなんでもありということになったようだ。年に一度大騒ぎするのもいいかもしれない。最近は、近郷近在から人が集まってきて三十万人以上がくるので、大混雑で駐車場もないので、できるだけ近寄らないようにしている。

それでもお祭り好きなので、人でも少ない初日の午前中に行くことにしている。最近の出店はみんなまともになって、怪しさがないのでつまらないが、出店を冷やかして歩くのは楽しい。毎年、200円でピーナッツの詰め放題というのに挑戦している。今年も山盛り貰ってきた。後は、つくばにいる外国人の経営するレストランの出店で昼御飯を食べるのも楽しみにしている。今年は、インド人の店でナンとチキンカレー、タンドリーチキン、中華料理店の肉まんを食べた。非常に満足だった。

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2004/08/26

久しぶりの渋滞

東京で会議があるので、余裕を持って出たつもりだったが、高速バスが三郷の料金所を出たところで渋滞に入ってしまった。小菅まで一時間半もかかってしまった。上野で降りて、山手線、中央快速と乗り継いで定刻ぎりぎりセーフ、間に合った。

午前、午後と会議で、午後は北京とテレビ会議ということで、自分の発言時間が終わったら食後の睡魔が、「寝てみたら」と誘うので、非常にこまった。たぶん、何度か数十秒の意識不明の時間があったのかもしれない。ちょうど席が、カメラの死角だったので、向こうには見えていないというのがいい。できるだけ写らないようにして会議を終える。

帰りの高速バスは、不運なことに84席の二階建てバスのメガライナーに当たってしまった。全長15mと普通のバスよりも3mも長いので、通れるコースに制限があって、箱崎ICから入れないので時間がちょっとかかる。椅子が狭い感じで、揺れも大きいので、あまり乗り心地は良くない。いつもは一台ずらすのだけれど、お腹も空いていたし10分待つのが厭だったので、乗ってしまった。ほぼ定時着だったので許すことにする。

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2004/08/25

見ざる聞かざる言わざる

040825.jpg宿の朝食は例のごとくバイキングだから、適量食べることができるのでうれしい。

宿を出て日光に戻って、東照宮、輪王寺、二荒山神社、輪王寺大猷院を巡る。前回は団体旅行で駆け足だったので、今回はゆっくりと回ることができた。参観券は複雑らしく、ガイドブックで一番安い組み合わせを調べてあったのが大正解だった。

東照宮の装飾の彫刻は非常に多様で良くできている。鳥を彫刻にしたものが多く、デジカメで100ショットほど撮影したが、全部は無理だった。

有名な「眠り猫」は、門の上にちょこんと載っていて、注意していなければわからないほどの小さなもので、すれ違った夫婦が「眠り猫はどこだろうね」といっていたので、教えてあげた。

家康は、徳川家の永遠の繁栄を考えて、死して自らが江戸の鬼門の守りにつくため東照宮を作ったというのはすごい。徳川三代が、長期政権を維持するシステムを完成させたが、家康のビジョンの大きさは、今の政治家には真似できないだろう。

東照宮、輪王寺、二荒山神社は別々の宗教法人だろうか。どちらにしても各寺社ともに一生懸命収益をあげる努力をしている。参観者を案内しながら干支のお守りを売る方法もなかなか上手だった。団体のおばあちゃんなどは一人で10個以上もお買い上げだった。物売りに関しては、比較的二荒山神社は大人しめだった。

世界遺産となって、重要文化財がたくさんあってそれを維持し、修復もしていくとなるとお金はいくらあっても足りないのだからしかたがないだろう。ちょっとでも手を抜くと荒廃するのは速いから大変だろう。

参観し終わって車に戻ったところで雨が降り始めた。宇都宮に向かうに従って雨がだんだん強くなり、道路も冠水しているところが出てきた。遅い昼食は全員餃子を食べたいということになり、餃子屋を探して土砂降りの雨の中をさまようが、宇都宮の地理不案内で下調べもしていないというのだからなかなか見つからない。あっても駐車場がなかったり、全国チェーンだったりとどうも思い通りではない。迷い迷って駅前にでてしまった。駅のモールを見ると餃子の有名店「みんみん」があった。駅の駐車場に車を入れるころに雨も小降りになった。店の前まで行くとズラッと人が並んでいる。

28席の小さな店で、回転も速いようで、20分ほどで念願の宇都宮餃子を食べることができた。焼き餃子はカリッと焼き上がっていて、値段も一人前6個220円と手ごろだった。見ていると女性でも三人前くらい食べている。二人前と御飯という組み合わせも多いみたいだ。

餃子を得意にしてる私としては、焼き餃子二人前と水餃子一人前を食べた。焼き餃子はなかなか旨い、水餃子は焼き餃子と同じものを茹でていて、皮がよくない。水餃子はツルツル、シコシコの皮が命のようだ。白菜が安くなったら水餃子を作ろう。

お腹もくちくなって、雨も止んだので帰途についた。

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2004/08/24

温泉は本物だった

0408241.jpg足尾の街を通って日光のいろは坂を登って華厳の滝へ向かった。エレベーターで100m降下して滝の下に降りた。下から見る華厳の滝はなかなかいいものだ。滝の水しぶきが吹き上がってマイナスイオンがいっぱいだった。

昼食を食べて、滝の駐車場の横にある日光自然博物館に入ってみた。小さな博物館で、ここもどこかの展示会社に丸投げで作った施設のようだ。館内は私たち夫婦だけだった。ボディーソニックで日光周辺の滝の音を感じるというのは面白かった。三面マルチ画面のホールで日光の四季の映像見た。ごく普通の展示で、一度でいい感じだった。ホールでは学芸員(?)が独自に企画した、自然体験コーナーがあって、これは手作りだけれど面白いと思う。イノシシや鹿の骸骨やツキノワグマの幼獣の剥製などに触れるようになっていた。

駐車場を出ようとすると、助手席の窓にカミキリムシが止まった。慌ててデジカメでチェックした。生きたカミキリムシを裏から見ることがなかなか無いので、これはラッキーだった。

中禅寺湖の湖畔を通って竜頭滝を見て、戦場ヶ原から光徳牧場までいってアイスクリームを皆で食べた。売店の中の商品は光徳牧場のシールは貼ってあるけれど、県内各地で作られたもので、なんの魅力もない。表示がきちんとされるようになってから、お土産屋で商品の生産地を見るのが楽しみになっている。なんと性格の悪いことか。

日が陰ってきて、雨も降ってきたので宿泊予定の川治温泉に向かう。いろは坂を下るが、前の車はもう必死でブレーキを踏んでいる。オートマチックで坂を降りる時にはセコンドにするとエンジンブレーキが効いてブレーキのふみ過ぎを避けることができるのにと思いながらついていった。昔、インドネシアの高速道路で乗っていた車がベーパーロックした時は怖かった。教習所で習ったはずなのに、エンジンブレーキを探す人がいるという笑い話があるけれど、知らない人がいると思う。

宿は旅の窓口で探したのだけれど、値段としては満足かなというところで、温泉も本物だった。ゆっくりとお湯につかり、風呂の中で泳ぐ餓鬼を怒ったりして、久々にくつろぐことができた。食事はインターネットで見た通り確かに(!)11品あった。国民宿舎に泊まることを考えると快適だったかもしれない。

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富弘美術館

040824.jpgちょっと遅い夏休みで、昨日、家族で群馬県の東村の富弘美術館にでかけた。渡良瀬川の上流の草木ダムの湖岸にある小さな美術館で、首から下が不随の画家の星野富弘さんの作品が展示されている。

星野富弘さんの原画を一度、子供達に見せておきたいとおもっていたけれど、どうも群馬県というと遠い感じがするし、前回は5時間ほどかかった記憶があって、なかなかチャンスがなかった。今回は常磐道、外環、東北道を使って二時間半で行くことができた。これだったら日帰りできる。

照明を落とした展示室で作品を見ていると、入り口の方から、富弘さんのプロフィールを見て、「すごいね、この人首から下が動かないんだって・・・・」というにぎやかなオバサン達の声が聞こえてきた。展示室に入ってからは、絵に書かれている詩を声を出して読み始め、「あんた絵が上手いから、これくらいできるよね」という話をしている。

美術館などにはめったにこないような人がやってきて、何かを感じてくれるならいいかなと思いながらみていた。やはり、五月蝿かったけれどそのうち静かになった。やはり作品から何かを感じたのだろう。

私が始めて富弘美術館に来た時に、はじめは障害がある人が絵を描くということに感動したのだけれど、その後生きている限り誰でも自分のできることを一生懸命することが必要だということを教えてもらったと思うようになった。ハンディは関係がない。富弘美術館に行くと、作品の一つ一つに写された草花の命と空気を感じて、生きて行く勇気を貰うことができる。

初期の作品は生きる喜びのようなものを感じる。絵を描く苦労は同じなのだろうけれど、絵を描くことができることが喜びとなっているのだろう。

首から下が不随で絵を描くということは、全く一人では不可能で、絵筆を口にくわえさせてくれることから介助が必要になるわけで、おかあさんや奥さんの大変なサポートがあって始めてできることだ。そういう意味では共同作品ともいえるだろう。人が生きて行く上で一人きりでは、何もできないわけで、そんなことも再確認できる。

子供達も何かを感じることができたようで、連れてきて良かった。

今、来年の春に向けて隣の敷地に新しい美術館の工事が始まっている。今の建物はもともと美術館として建てられたものではないらしいく、年間40万人以上の入場者を受け入れる限界のようだ。山奥の村立の美術館にこれだけの人がくるというというのはすごいことだ。新しい美術館は国際コンペでこれまでにない新しいコンセプトの施設になるようだ。またこなければならない。

富弘美術館から村立の「童謡ふるさと館」に寄った。明治時代に「金太郎」「兎と亀」「花咲爺」などの唱歌を作詞した石原和三郎さんの遺品や同様にまつわる展示があった。良く知っている童謡も作詞や作曲をした人の名前は知らないことが多く、「ヘー」ということが多い。石原和三郎さんの童謡はほとんど歌ったことがある。

館内は滅多に人が入らないようで、私たちが行くと受付のおばさんがビックリしたような顔をした。設備も更新されていないようで、幾つも展示物が壊れていた。やはり人がこなければ直すこともできなくなる。

駐車場に「サーカス学校」という桃太郎旗が立っていたが、廃校の小学校に本当にサーカス学校があるということだった。全国で公演しているらしい。面白い学校もあるものだ。

ここから足尾を抜けて中禅寺湖へ向かった。

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2004/08/23

華氏 911

寝ようと思って床に入ったが、気になって眠れないので結局午前3時まで女子マラソンを見てしまった。野口の金メダルを見ることができたので非常によかった。

高い気温と乾燥の中で、山登りのようなアップダウンのコースを私たちのような一般人が全力疾走するような速さで、身長150cmの野口が42.195kmを走り抜くというのは驚異だ。走っている姿は大きく見えた。

ラドクリフはやはりトラック選手だった。条件のよいコースでは世界一だけれど、今回のような過酷なコースは無理だったのだろう。ヌレデバは後半驚異的なパワーで12秒差まで追い付いたのは、底力を感じた。すごい。

今日から正式な夏休みで、妻と二人で「華氏 911」を見に行った。またも50歳夫婦割引きで二人で2,000円だった。劇場内を見回すと平均年齢が比較的高い夫婦連れが目立ったのは、夫婦割引き利用なのだろう。

映画は予告どおり非常に面白かった。ニュース用の映像を使ってこれだけインパクトのあるドキュメント映画が作れるというのは、マイケル・ムーア監督の力なのだろう。画像の記録がこれだけの力を持つのだけれど、画像からそのもつ意味を読み取る能力も必要だと思う。

それにしても映画の中に使われている多くのニューズ画像を見たことがなかった。情報操作は簡単にできるものだ。「テロだ、テロだ」と叫んでいるが、軍事大国がする無差別殺人どうちがうのだろうか。弱者にとって強大な暴力に立ち向かう手段は、テロしかないのかもしれない。

ムーア監督のどこまでもブッシュとその仲間を追い詰める執念を感じた。私利私欲のために国を利用するやつらにとって、義と理のない戦争にかり出され人を殺し、殺される兵士達と、平和な暮らしをしていて無理矢理戦争に巻き込まれたイラク国民の命などゴミと同じ意味しか持たないようだ。

「イラク国民を救いに来た」といっていながら、一般市民をどんどん殺したり傷つけたりしているという矛盾に気がつかないアメリカの兵士に怒りを覚えた。無線機からCDのハードロックを聞きながら自動小銃を乱射しているアメリカの兵士はゲーム感覚のようでこれも嫌悪を覚える。

「戦争は継続することに意味がある」といった言葉が出てくる。戦争に群がる戦争屋、死の商人達にとっては、あらゆるものを消耗品として処理できる戦争が続くことが、商売を保証してくれることになるのだ。金のためなら人が死んでも、良心が全く痛まないやつらは、毎日飢えと貧困に苦しむ人々をしり目に湯水のように金を使って、ぬくぬくと暮らしてる。どうすればいいのだ。

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2004/08/22

優勝!駒大苫小牧

040822.jpg朝の散歩道に、コナラの実がついた枝先が幾つか道に落ちている場所がある。枝の切り口はナイフで切ったようにすぱっと切れている。これの犯人はチョッキリという小さな虫だ。正確にはハイイロチョッキリという8mmくらいの虫である。

このハイイロチョッキリはドングリの若い実の帽子のところに穴を開けて卵を生んで、その枝をチョッキリと切って地面に落とすという面白い習性を持っている。このチョッキリが切った枝を道で見つけると夏の終わりを感じる。

散歩を終えて、台湾の友達のところに遊びに行く娘を成田まで送って行った。ここから成田まで一般道を使って1時間半ほどで非常に便利だ。成田はまだ一応厳重な警備体制が引かれていいることになっているが、ルーチンになっていて緊張感がなくなっている様子だ。過激派が入るのはそれほど難しくないだろう。

午後は、高校野球の決勝で北海道の駒大苫小牧と愛媛の済美が対決した。打撃戦の結果13対10で駒大苫小牧が優勝した。道産子にとって悲願の深紅の優勝旗が始めて津軽海峡を渡る。北海道の高校は、対戦相手にラッキーと思わせるという状況を今回始めてひっくり返してくれた。初戦で強豪横浜高校を破った時は、まぐれだと思っていていた。でもあれよあれよという感じで勝ち進んで優勝を勝ち取った。

見ている我々も負け根性が染み付いて、負ける負けると思ってしまっていた。全員道産子の駒大苫小牧が、全国から優秀な生徒を集めてチームを編制した高校に勝ったことは大きい。高校までは、良い指導者と生徒の努力である一定のレベルまで到達できる。高校野球の面白さはそこにあるのかも知れない。

オリンピックの影に隠れてしまった感じがあるが、久し振りで一家で盛り上がってしまった。でも、最後の7回からは、怖くて見ていられなかった。時々、恐る恐るテレビをつけるという変な見方をしてしまった。本当に良かった。

今晩は女子マラソンがどうなるかだが、12時以降は起きていられないので明日のニュースを見ることにする。

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2004/08/21

苦い豆

040821.jpg午後は、水戸の近くの涸沼周辺の水田の中にアシナガシギという極稀な迷鳥がいるという情報で友人と出かけた。

アシナガシギは関東では1987年に東京の荒川で観察されて以来かも知れないというくらい珍しい鳥だ。それにしても始めに見つけたひとはたいしたものだ。これはなんですかという、デジカメ画像を添付したメールが来て、図鑑でアシナガシギと確認してメールを返していたのが、木曜日でようやく見ることができた。

現場には、関東各地からカメラを担いだバーダーが集まっていた。情報は限定していたのにあっという間に広がったみたいだ。水田地帯の農道に車が沢山停まっていて、まだ稲刈りが始まっていないのでいいが、農家の作業の邪魔にならなければいいと思う。

時間が早かったので、帰りにJAの運営する農産物直販所に寄った。黒豆の枝豆があったので買って戻った。黒豆の枝豆は甘味があっておいしいので楽しみに、ハサミで莢を切って、たっぷりの水に塩を入れて茹でた。わくわくして食べたところ、苦いので口から出してしまった。

豆を見ると何だか色が変わっている。他の豆も莢から出して皮を剥いてみると、虫に喰われたような痕があって、色が変わっているものが沢山みつかった。ゾウムシの食害かもしれない。虫がついたからといって食べないことはないし、そんな作物は農薬を使っていないか、量が少ない証拠だということで安心している。でも苦くて食べられないというのは論外だろう。

それにしてもひどい生産物を販売しているものだ。生産者の名前入りのパッケージだけれど、たぶん何かあっても苦情がくることは少ないのかも知れない。JAが運営ということで信頼したのが裏切られた感じになった。

茨城県内の産直はそれほど評判が良いわけではない。東京という大消費地に近く、県内を通過する人も多いので国道沿いに産直の店がでている。でも、店に並んでいるものはそれほど品質が良くなくて、値段が高い。だから地元のひとは買いに行かない。でも、外から来た都会の人は産地で売っているものは新鮮で品質がいいと思って買って行くが、帰って食べてみるとそれほどでもないので、リピーターにならない。それでも人が多いのでリピーターがいなくても売れるということになって、商品を改善する努力をしていない。

色々な県に出かけた時に産直の店にはいるようにしているが、千葉県の産直の店などは地元の人で混雑している。リピーターが多いだけあって、品物は比較的良くて、価格もリーズナブルだ。

売れるからといって、商品管理や商品開発の努力を怠ると自分の首を絞めることになると思うのだが・・・・。

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2004/08/20

ゴイシシジミ

040821.jpg台風が通り抜けて、随分暑さが和らいだ感じになった。

午前中は、探鳥会の案内で近くの里山を回った。今回は小学生が6人も来てくれた。残念なことに鳥は種類が少なかったが、トンボやチョウ、草花が多様で飽きることがなかったようだ。渡りの練習をしているのかサシバが3羽上昇気流に乗って旋回していた。

アズマネザサが多い場所でゴイシシジミに久し振りに出会った。ゴイシシジミは、羽の裏が白地に黒の斑点模様で、黒い碁石を並べたような可愛い蝶だ。この蝶は、タケ・ササ類に寄生するタタケノアブラムシの分泌液(密)を吸うし、幼虫はこのアブラムシを食べるので、ササ類が生えているところで良く見られる。

ゴイシシジミは、ササに止まると葉の裏に回ってアブラムシを探すので、ゆっくり葉の上に止まってくれないのと日陰なので、写真を撮るのが結構大変だ。今回はご機嫌が良かったようで、ゆっくりしてくれた。

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2004/08/19

自動車保険

日本海を北上中の台風15号の影響で強い風が吹いている。今日は旧暦7月4日で細い上弦の月が見えている。

オリンピックも金メダルが8個となって大いに盛り上がっている。柔道100kg級の井上康生が負けてしまったのが、非常に残念だ。

毎日通勤時にラジオを聞いているが、自動車保険のCMで顧客満足度一位という内容が気になっている。テレビのCFでは、さらに事故への対応の良さを強く印象づけるような内容になっている。

大部分の人は事故を起こさず自動車保険を使うことがほどんどないのが普通だ。そんな人が、事故を起こした時はなんといっても初めてのことなので、どうしたらいいのかわからない。保険会社に連絡して対応を頼むのだけれど、契約者は軽微な事故でも始めてなので動揺しているし、困ってしまっているのに、会社は日常茶飯事なので紋切り型の対応になる。

さらに、事故の状況はそれぞれ異なっているにもかかわらず、契約者の言い分を良く聞かないで、事故処理を定型で処理しようとすることがあるようだ。また、軽微な事故だと、良く調べもしないで保険会社同士が談合したような結果となることがあるようだ。そのような扱いをされると契約者は保険会社に不信感や不満を持つことになる。

実際、私もある保険会社の支店の事故処理に非常に不信感を持って、本店に直接処理を頼んだことがある。

そんな思いを持っている人達に、あの自動車保険のCMは心を動かされる。

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2004/08/18

柔道が面白い

また暑くなってきた。昼休みに外に出てオフィスに戻ると、汗が吹き出してきた。台風15号の雨で西日本は大変なようだ。特に四国はこれで3度目の豪雨の被害が出ている。

オリンピックも日にちが経つに連れて結果が出てきてどんどん面白くなってきている。特に柔道は面白い。試合開始15秒で一本などという直ぐに試合が決まるので目が離せない。日本選手は一本勝ちが多くて面白い。柔道というと、なんだかゴチャゴチャして組合っても直ぐ倒れたり、場外に逃げたりと面白くなかったが、どんどんルールが厳しくなってきているようだ。

今、女子70kgで上野が決勝で金メダルを取った。袖つり込み腰で一本勝ちだった。強い!上野は北海道の旭川の出身ということで、道産子としては二重にうれしい。おっと、男子90kgの泉が負けてしまった。金を期待したが、ちょっと無理をして一本取られてしまった。

明日は北島の平泳ぎの決勝があるので、楽しみだ。

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2004/08/17

久しぶり

愛用のデジカメCASIOのEXILIM EX-Z30の液晶が割れてしまった。昨日袋に入れて持って歩いてて何かのカドが液晶に当たったようだ。修理に出したが最近のデジカメは値崩れしているので、修理代によっては新しい機種にしたほうがいいかもしれない。見積もりができるまで、しかたがないので古いデジカメを出してくるとしよう。

仕事にいったが、まだ休暇をとっている人が多い。皆、メールで仕事を投げて休みに入っているので、溜ったメールを処理して、半日過ぎる。イージーにメールの添付で書類を送りつけて来るのが腹がたつ。さらにファイル名が「依頼」とか「事務連絡」というだけで、そんなファイルが幾つもくると見る気がしない。

昨日、自宅のCATVのインターネットの増速のテストが始まったので、通信速度を測ってみると、iMacでは下り24M/上り1Mのところが下りの数値が8Mから19Mとばらつく。試しにVIOを使ってみると24Mが十分でていた。サポートにメールしておいたところ、夕方来るというので休みをとって戻る。どうもMacintoshでは数値のばらつきが大きくでて、特にOSXでは10M以下の値しかでないとのこと。私はOS9のクラシック環境なのでまだましのようだ。OSXにして試してみると確かに10M以下となる。

今使っているケーブルモデムはファームウエアにバグがあるということで、交換してもらう。実際にはそれほど通信速度にストレスを感じていないので、このままで使うことにした。1995年ころからインターネットを使っていると、速度はあまり気にならない。ワープロもIMの入力速度を考えるとそれほど早くなくていいし、画像もあまり大きな画像を扱わないのでパソコンの速度はそこそこで良い感じがする。ソフトも重装備になっているけれど、実際に良く使う機能だけであれば軽く動くのにと思う。

フィリピンの離島でヤンバルクイナのようなクイナの新種が見つかったようだ。見つかった島の名前をつけて、「カラヤンクイナ」と命名されたようだ。姿形は沖縄のヤンバルクイナに最も似ているが、鳴き声と色が異なるということで、別種ということだろう。DNAを調べたら亜種というのだと面白いのに。21世紀に入ってそれも自然環境破壊が続いているフィリピンで鳥の新種が見つかるというのも興味ある。問題は無人島だが外から持ち込まれた猫やネズミが増えているので、ヤンバルクイナのように数が減ってしまうことが心配だ。

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2004/08/16

夏休みも終わり

明け方、窓の外でコオロギが鳴いていた。今日まで夏休み。

午前中は、毎年恒例にしている幸水を友人や親戚に送るために、千代田町のJAの選果場にでかけた。今年は雨が少なく天気が良かったので、収穫が早く始まっていて、大きなものはないが甘い梨ができているようだ。試食をしたが、香りもよく甘くかった。

午後はオリンピックを見るが、スタートから勢いよく金メダルがでたので、期待が大きいだけに他の競技が始まるといまひとつパッとしないのがくやしい。世界の壁は高い。

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2004/08/15

涼しさ一息

夜半の雨音で目がさめた。久しぶりの雨だ。朝の気温が涼しいというか肌寒かった。公園の中は、あれほど五月蝿かった蝉の声が聞こえず、何匹も地面に落ちて濡れそぼっていた。これこそ「鳴かず飛ばず」ということば通りだ。

今日は、連日の猛暑が嘘のような長袖が欲しいほどの秋めいた終戦記念日になった。夜になって、昨日は取手と今日は新治村で花火大会があって、遠くで花火の音がきこえている。

ようやく半村良さんの未完の長篇時代小説「獄門首」を読み終わった。半村さんの小説の主人公は、世の中の片隅ではぐれた者が多い。半村さん自身の心証風景が強く繁栄している。大学に行きたかったのにいけず、色々な仕事でそこそこ成功するが、自分の居場所が見つからない感じを持っていたのではないだろうか。一時、私も半村さんのような境遇を垣間見る機会があって、気持ちが判るような気がする。そのような気分が小説の主人公に反映しているようだ。

続いて、井沢元彦さんの「逆説の日本史 8 中世混沌編」を読み終わる。これは随分時間がかかってしまった。このシリーズで展開される井沢史観は非常に面白いし、共感できる部分が多い。歴史を資料だけなく、日本人のメンタリティーからも分析する手法は正しいと思う。当たり前のことは記録としての残ることは少く、トピックスが記録されるというのは私たちの日常でもおこることだ。今、古い写真を整理しているが、毎日見ていた風景やものの写真はほとんどない。だから、歴史の資料は書かれた当時の当たり前のことは常識として除かれているというのは間違いないだろう。

トピックスの連なりで歴史を読み解くと特殊な歴史になる。井沢さんはその部分を上手く押さえていると思う。さらに怨念、言霊、怨霊などを取り込んだことも無理がない。人はマルクス史観のように、物理法則で動いているわけではない。

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2004/08/14

リディック

盆休み念仏を託す蝉法師

ツクツクボシの撮影に成功した。声はすれども姿を見つけるのが難しいのと、木の高いところにいるので3倍ズームのデジカメではなかなか厳しい。アブラゼミのなどはこの時期、地面近くに止まっていて簡単に撮れる。

夫婦割引きで近くのシネマコンプレックスに「リディック THE CHRONICLES OF RIDDICK」を見に行った。夫婦のうちどちらかが50歳以上だと二人で2,000円という非常にお得な割引で、使わなきゃ。

ストーリーは非常にシンプル、脱走犯の極悪人が宇宙の破壊者をやっつけるというスペースオペラだった。スターウォーズと違うのは宇宙人は全て人型というくらいで、ヨーロッパの中世のような鎧姿、中東の都市のような舞台設定だ。

今のスペースシャトルや宇宙ステーションの状況とくらべると、宇宙空間をいかにも簡単に動けることか。有人衛星では無重力なので、鉛筆を使うだけでも、微少な黒鉛の粉末が色々なところには入り込んでトラブルになるそうだ。それが街で車に乗るような感じで宇宙を駆け回るというのがたまらなくいい。いかにもインチキ臭いのに面白かった。

アテネオリンピックが始まった。会場の工事が進まなかったりと本当に開催できるのか不安だったが、開会式はが始まってみると、「やるじゃん」という感じだ。ギリシャの時間は、日本のせかせか時間と違うのだなと思う。

040814.jpg

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2004/08/13

博物館巡り2

東京博物館をでて隣の東京都立美術館に行き「よみがえる四川文明」をみにいった。三星堆と金沙遺跡の出土品110点が展示ということで、三星堆の出土品は一度見ているしと思い迷ったが、せっかくと思い行ってみたが、これは期待外れだった。

各コーナーの入り口で女子十二楽房のメンバーがビデオで解説するという主催のひとつのフジテレビ的演出で、入り口からうさん臭い感じだった。良いことばでいえばゆったりとした展示ということだが、急いで作ったアクリル細工の展示ケースに出土品が並んでいた。もっと上手いみせ方があったのではないだろうか。

非常に不思議な顔の青銅の面は異様だけれど、何かの様式化した意味があるのだろう。璧玉の武具などの精緻さを見ると感動する。考古学は断片的な出土品から、歴史を引き出すわけだから、どこまで仮説が正しいのかわからなところが多くなるのがしかたがないけれど、まだ分析が足り無すぎるような気がする。

都立美術館からこんどは新宿の小田急で開催中の「いきもの図鑑 牧野四子吉の世界」を見に行った。図鑑の図版を専門に描かれた牧野四子吉の原画を見ることができるというので期待して行ったが、これが期待を大きく上回るものだった。広辞苑の挿し絵も牧野画伯の作品だとは知らなかった。

印刷技術が良くなかったので、原画を大きく描いて縮小するのが難しかったということで、原画はほぼ印刷の原寸で描かれていて、その細かで正確な表現は驚くばかりだった。魚のウロコなどは、原画が5、6cmなのにどのように描き込んだのか、あれだけの細い線を引ける道具はなにかと不思議な世界には入り込んでしまった。

生物画の画家は、普通はある程度専門が決まっているような感じがするが、ほ乳類、は虫類、両生類、昆虫、魚類、鳥類、植物とオールマイティーだから、これも驚いてしまう。

実に子供の頃読んだことのある「ファーブル昆虫記」や図鑑類の図版が沢山あって、目が痛くなるほど見てしまった。小さい図なので沢山並べないと展示スペースが埋まらないためか、全体で1200点くらい展示されていたようだ。本当に新宿まで来て良かった。

地下鉄の一日乗車券を上野で買ったので、丸の内線の本郷三丁目からヨーロッパ文具の店「SCOS」に行ってみた。三ヶ月振りで、オーナーの一人のAさんが綺麗になっていてびっくり。雑誌やムックで紹介されているせいか、狭い店内は混んでいた。9月に銀座プランタンに支店をだすようで、上手く行くと良いと思う。Tさんと少し話をして、いくつか買い物をして店をでる。

さらに池袋のジュンク堂の7階で知り合いの生物画家の大田黒摩利さんの絵本「川から地球が見えてくる」の原画展が開催中ということで、勢いで見に行く。印刷物と原画ではやはり原画がいい。あたりまえか。絵本の原画の他に鳥の死体の絵があって、私が拾ったフクロウの絵もあった。

JISを幾つか買って、帰る前に銀座に出て伊東屋で文房具の新製品をチェック。やはり発売前の先行発売のものを幾つか見つける。日本で限定100本の子供用万年筆を買う。

いやもう疲れたのなんのって、もう限界といいながらブログを書く元気があるというのも不思議。

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博物館を巡る1

今日は夏休みにして博物館、絵画展巡りをした。ちょっと強行軍だったが気分よし。

上野公園を国立東京博物館に向かって歩いていると、沢山人が地面に座って待っていた。何かと思って近寄ってみると、皆さんホームレスで、キリスト教団体の炊き出しを待っているようだった。テントが用意され大きな鍋などを準備していた。

上野公園の植え込みの中は青いシートのテントが沢山できて、洗濯物などが干してあったり、ホームレスのテント村になっている。若い人も沢山いるようで、ホームレスになると連絡先もなくて仕事につけないのだろうか。そういえば何時も東京に出たらビックイッシュー買うおじさんがいなくなった。

国立東京博物館では、「世紀の祭典 万国博覧会の美術」を見た。1855年からのパリで開催された5回の万国博覧会を中心に日本から出展された工芸品の数々が展示されていた。世界各国と日本国内にある工芸品を一堂に集めいて、漆器、陶磁器、金属工芸、絵画、織物など江戸と明治の職人の技に目を見張ってしまった。

これらの工芸品は、江戸時代から重要な輸出品であったわけで、博覧会は商品見本市としての役割が大きかったようだ。ヨーロッパの金持ち達は競って買い求めたようだ。ヨーロッパの美術工芸に与えた影響は大きくジャポニスムスといった芸術ムーブメントにつながっている。私の好きな「浅井 忠」先生も日本の工芸に一役買っていたのを始めて知った。

バードウォッチャーとしては、工芸品の中の鳥のチェックも楽しかった。鈴木長吉の「十二羽の鷹」は素晴らしい。百花百鳥の間という全体を花鳥画で飾った部屋の下絵は天井は飛ぶ鳥を下から見た図になっていて、これは良くできていた。工芸家が生態観察をしていたわけではないので間違いもあった。

表慶館では薬師寺の国宝「吉祥天画像」が展示されていたので、これも見た。この展示は知らなかったのでうれしかった。

館内はそれほど混んでいなかったのでスムースに回ることができた。国立博物館も独立行政法人になってから随分と変わってきている。入り口の守衛の態度のいいこと、館内で呼び出し放送があったり、普通は月曜日が休館だけれど、今回の展示は無休といったところには驚かされた。

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2004/08/12

明日から休み

公園の木でアオマツムシが鳴き始めた。まだ、数が少ないので蝉の声に消されているが、これから秋風がたち始めるととてつもなく五月蝿くなる。

今週末は月遅れのお盆で帰省する人が多くなるが、本当は今日はまだ旧暦では7月26日くらいで、お盆はまだ二週間以上先になる。

アテネ五輪は女子サッカーの予選リーグ勝利から始まった。女子サッカーは見たことがなかったが、正確なアシストのクロスを蹴る選手がいた。これから男子のサッカー予選があるが、夜は全く弱くて起きていられないので、結果だけを楽しみにしておこう。

久し振りに資料調べをしてしまった。慣れないことをすると頭が痛くなった。明日から休みにしたので、回復できるだろう。

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2004/08/11

不当表示温泉

七歳も十日足らずで夢となる

朝散歩していると、アブラゼミが沢山落ちている。鳥たちも食傷気味なのかもしれない。札幌で森の中でかすかにエゾゼミが鳴いているのを聞いただけで、街の中は蝉の声が全く聞こえなかった。

昨日の伊香保温泉に続いて、水上温泉でも水道水を使った偽温泉が8軒も見つかった。伊香保では入湯税もとっていた宿があったというから、完全な確信犯だ。

温泉は、以前は温度の規定があって、湯温が25度以上だったのが、成分さえ要件を満たしていれば沸し湯でも温泉といえるように条件が緩和されている。昔は○○冷泉とか鉱泉というところもあったが、総べて温泉といえる。でも水道水では成分が足りないだろう。月曜日に行った羊蹄のふきだしの水だとOKかもしれない。

偽温泉は、昔から色々なところで噂がある。実際には地元では有名だったりするのではないだろうか。今日もテレビの夕方のニュース番組で栃木県の偽温泉がでてきた。規模が大きい新興ホテルの場合は、泉源の湧出量に限界があって権利が買えなかったり、温泉の使用料が高くなるので、沸し湯になるの可能性が高いかもしれない。

調べれば調べるほど偽温泉が出てくるだろう。都道府県や市町村が責任を持って偽温泉のホテルや旅館の名前を公表してくれなければ、温泉全体が疑われることになり、温泉に行く人がいなくなるだろう。何事も正直にしなければ営業できなくなってしまうことになる。

日本は全てが金の世の中になって、倫理や作法といった徳目が失われ、正直者が損をするといった風潮が強くなってきてるような気がする。それに輪をかけているのが、官から民までの無責任社会になっているところだろう。

無責任だから、おきる可能性がない事故が起ってしまうかも知れない。

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2004/08/10

それにしても

昨日の美浜原発の事故は、避けられた事故だということがだんだんはっきりしてきた。日本の技術力の過信、安全無視など全体力の低下がはっきりしてきた。高い保安技術が要求される原発でこのような初歩的ミスによる事故が起るということは、昨年の東京電力の問題も含めて、原発を維持することは無理なのではないだろうか。何時大事故が起ってもおかしくないかもしれない。

伊香保温泉の水道水の沸し湯事件は、これまでも他の温泉で週刊誌に取り上げられてきたけれど不問にされていただけのことだ。白骨温泉の入浴剤問題が起って、ようやく公正取引委員会が動いただけだろう。伊香保温泉では、不正をしていた旅館、ホテル名が公表されたけれど、「温泉といっていない」などというホテルのコメントも消費者をばかにしてる。温泉地にあれば温泉と思うし、ホームページや旅行案内のムックなどに温泉と紹介されていれば信じてしまう。

沸し湯問題は各地の温泉で起っているのではないだろうか。有名温泉では源泉が限られているので、新興の大きなホテルが最も怪しいと思う。食品の産地偽装、詰め替えなども含めて、消費者は何を信じて暮らせばいいのだろうか。

白骨温泉は、夏休みの稼ぎ時にキャンセルで、関係のない宿にも影響が出始めているようだ。三菱自動車事件も含めて信用がなくなれば、消費者は他の商品やサービスを選択できるので、企業や観光地が消滅することもありうるだろう。消費者をバカにしていると、こわいことを教えなければいけないだろう。

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2004/08/09

窓側の席25K

北海道新聞に旭山動物園の7月の入園者が上野動物園を抜いて日本一になったという記事がでていた。旭山動物園は入場者が少なく廃園の危機にあったとは思えない。動物のみせ方を工夫して入園者の増加につなげたという。今年の6月に円筒形の水槽でアザラシを見せる「あざらし館」がオープンしてさらに入場者が増えたということだ。

上野動物園の立地からみた人口を考えると、旭川市の人口がたったの36万人で、北海道の総人口500万人としても快挙といえるだろう。何事も工夫の余地はあるものだ。

千歳空港の六花亭でお土産に「 霜だたみ」を買う。サクサクのパイの間にカプチーノクリーム挟んだ「 霜だたみ」は、最近のマイブームになっている。マルセバターサンドもいいけれど、最近はこちらのデパートでも買うことができるので、稀少感がなくなってしまった。

帰りもAirDoの予約ができなかったのでしかたなくANAとなってしまった。機材は747で、久し振りだ。インターネットでなんとか主翼の直ぐ前の窓側の席25Kが取れた。窓も傷が少なく比較的綺麗だった。やはり写真を撮るには窓の位置とコンディションが重要だ。

離陸して、上昇中に翼とエンジンが揺れているを見ようと、窓の外を見ると主翼の外装のところどころが剥げている。大分古い機材のようで、ちょっと不安になる。剥げているのは、塗装だけではないようだ。

途中雲が多かったが、山形、郡山、つくば市、牛久沼などを撮影することができた。今回は自宅が判るショットがあった。それにしても離着陸時にはデジカメもだめというのは良く判らない。今回も幕張メッセ、デズニ−ランドが良く見えたのに残念だった。

帰省シーズンで、前後の席に幼児が乗っていて、着陸のために降下するときに気圧の変化で耳が痛くなったのか、鳴き始めてしまった。大人でも我慢できないので可哀想。珍しく羽田に定刻前に到着した。高速バスまで時間があったので昼食にヴィドフランスでパンを食べる。

帰宅してテレビを見ると関西電力の美浜原発の事故のニュースで、蒸気が吹き出して死者が出たらしい。放射線漏れが心配だ。

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2004/08/08

寒別小中学校

皆で朝食を食べて、次回の再会を約束して別れる。半分はゴルフに燃えるらしい。私は友人に付き合ってもらって、子供の頃の想い出の地へ出発した。

札幌から定山渓方面へ向かい、中山峠を越えて京極町へ、羊蹄山の伏流水が吹き出している「ふきだし公園」でひと休み。一年中6.5度の冷たいミネラルウォーターが勢い良く吹き出している。沢山の人がポリタンクやPETボトルに水を詰めて運んでいた。この水は京極町の水道水になっていて、街の人は毎日この水が水栓をひねると吹き出してくるということになる。昔の胆振線の京極駅構内の水道が、この吹き出しの水というのは有名だった。

ふきだし公園を後に、目的の倶知安町寒別に向かう。確か国道沿いに目的の場所があったはずで、遠い記憶を頼りに窓の外をみる。胆振線が廃線になってしまって寒別駅がないので、目標がない。

ありました。寒別小中学校の校舎が白樺の木の向こうに建っていました。今は陶芸家が住んでいるようです。綿羊もいるので、毛織り物も作っているのかも知れません。

小学校三、四年生の頃、夏休みになると二歳下の弟を連れて寒別小学校の先生をしていた叔父のところに遊びに行ったものだった。札幌から列車に乗って、倶知安に行き、そこから胆振線で寒別という大旅行を二人でドキドキしながらいったものだ。尻別川沿いの開拓地だった。そこで短い夏を地元の子供達と魚釣りや虫取りで過ごしたことが、強い記憶として残っている。

尻別川で毎日ウグイを釣っていた。釣った魚は叔母さんが焼き干しにして保存していた。魚影は濃く、小学生でも一人で数十匹も釣ることができた。一度、夜釣りにいって釣り上げたウグイにイトウが食い付いたことがある。30cmくらいのイトウで、時間をかけて釣り上げることができた。のどが乾くと川の水を飲んで、畑のキュウリやトマトを失敬してかぶりついた。子供にとっては黄金の日々だった。

校舎は当時のままのようだけれど、記憶では体育館を挟んで右が中学校、左が小学校だと思っていたが、体育館の右側は道になっていた。記憶違いだろうか。学校の左側にあった叔父さんが住んでいた教員公舎は無くなっていて、公園になっていた。学校は昭和54年に中学校が、昭和59年に小学校が廃校になっている。

一度行きたいと思いながら何十年も経ってしまった。実際は、仕事で何度も通っているけれど、その時には余裕がなかった。今回は友人が時間を作ってくれたので夢が実現した。学校の回りをぐるりと回り、昔魚を釣った川の近くまで行ってみた。道も鋪装されて、水田も綺麗に整備されていた。短い時間だったが、想い出を確認することができた。

その後、昼食時間になったので、倶知安に行くと駅前のメインストリートは「じゃが祭り」ということで、通行止めで歩行者天国になっていた。色々なイベントがあるようだが、人出を見る限り、過疎が進んでいるようだ。駅前のそば屋でザル蕎麦を食べた。

帰りは、共和町、余市、小樽を経由して札幌に戻った。途中の海水浴場は大いに賑わっていた。小樽の街は観光客が沢山きているのだろう。大型バスが駐車場に溢れていた。

夜は札幌の学校に行っている娘の誕生日パーティーを兼ねてジンギスカンを食べに行く。というよりも私が久し振りにジンギスカンを食べたかったということだ。やはり生ラムは旨い。学生時代は一人500gくらいは平気で食べていたけれど、今は150gくらいで十分満足できる。汗をかいたのでビールも旨い。アイスクリームが食べ放題というので、甘党の私はうれしいけれど、我慢我慢で一皿にしておく。

独身の頃、出張で札幌にきて後輩の学生を連れて食べ飲み放題でジンギスカンを食べに行った時に、一人で肉を15人前、ビール大ジョッキーを12杯飲んだのがいた。今はそんな学生はいないような気がする。

それにしても札幌にきた時にはいつも余裕がなく時間に追われているけれど、今回はゆっくりできた。

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2004/08/07

クラブの同期会

午前中は祖父母、両親が眠っている納骨堂にいって早目の盂蘭盆会。もちろん誰もいない納骨堂で一人でお参りをする。

同期会の集合場所に行く前に、青春の汗を流したテニスコートへいってみた。二年前に創部百周年でOB会が寄付してオムニコートになっているが、昔はクレーのボロボロのコートだった。ローラーを引いたり、トンボをかけたり、石灰でラインを引いた昔の面影はない。後輩が練習していたので、コートで記念撮影をした。

若き日の汗しみこみし庭球場 (^_^;)

集合場所に行くと車が待っていて、一路、後輩の管理する森の中のテニスコートへ。私は腰痛でドクターストップなので、デジカメ担当に徹して、年寄りのテニスを撮影する。何十年も経っているのに、学生時代の気分になってプレーしているのを見ていると、タイムスリップしたような感覚になってしまう。それなりにゲームになっている。

宿に戻って大宴会。パソコンと液晶プロジェクターを持ち込んで、自己紹介をした。卒業以来という仲間もいて盛り上がる。私は、カメラ小僧のときに撮影したモノクロ写真をスキャンした画像を大量に持ち込んで、入学以来のテニスコートや宴会での戦いの記録を見せた。ほっそりして、髪の毛も豊かな自分が判らないやつもいて大笑い。

宴会時間を大幅に越えて一次会から部屋に戻って二次会に突入する。完全に気分は学生に戻っていた。

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2004/08/06

北海道へ

羽田から札幌に向かう。羽田空港はガラスが大きく滑走路が良く見るのが良い。天気がよく快適なフライトだったが、満席で通路側の席だったのが悲しい。

札幌は連日30度を越す日が続いているようで、電気店の店頭から扇風機が姿を消したらしい。だいだい真夏日などは稀で、扇風機を使うことがないので、扇風機を持たない家庭も多いから、皆慌てて会に走ったのだろう。

でも夕方になると25度以下になるので、熱帯夜の寝苦しさはないのがいいと思うのだが、札幌の友人は完全にばてていた。気温が高いだけでなく、湿度が高いのが、この夏の暑さの特徴のようだ。

先発の友人がホッケを食べたいというので、居酒屋へ。知床らうす深層水を使った「グランブルー」という焼酎を水割りで飲む。甲類なので癖もないし味も普通の焼酎だと思う。福岡の友人とは十年振りくら前に博多で会っていらいだ。途中札幌の友人も合流して、昔話に盛り上がる。

早めに切り上げ地下鉄で宿に戻る。札幌の地下鉄はいつもガラガラで、これでは赤字になるはずだ。窓を開けて寝ていたら寒くなって毛布をかけてしまった。

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2004/08/05

不作為の罪

夏空に 突き上げ昇る 大入道

高気圧の張り出しが強く今日も暑い。明日から休んで札幌にいくので、さっさと雑用を処理する。

今日、東京の草加署管内で起きた、交番に助けを求めた人を見捨てた警察官の処分が出た。交番に何人もの警察官がいたにもかかわらず、交番内に助けを求めて逃げ込んだ人が暴行犯に連れ去られるのを黙ってみていたというのだ。その現場を沢山の市民が目撃していたのに、非難されて当たり前だろう。殺人事件になっていたらどうするつもりだったのだろう。すべきことをしない不作為は重大な罪になると思う。

加古川署も何もしなかった結果、7人惨殺事件になってしまった。警察だけでなく、多くの行政組織も日常的に不作為があるのではないのだろうか。

孔子に「過ちて改めざる これを過ちという」ことばがあるが、まさにその通り。加古川と草加の警察や三菱ふそうの幹部に送りたい。

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2004/08/04

犯罪を防ぐ

夕風に 勢いづくや 蝉時雨

1896年に制定された民法の条文をカタカナ交じりの文語体からひらがなの口語体に換えるという。薪炭油、僕婢などほとんど明治文学の世界のことばが、現代の私たちの生活を規定したわけだ。最近まで、刑法も同じだった。

大体、法律が新憲法の下でも明治時代の法律が生きていたわけだ。刑罰や罰金も時代にあっていないこともおおいのではないだろうか。30年前の100万円は現在の300万円くらいになるだろう。100万円と300万円では犯罪抑止の効果は違うだろう。飲酒運転の罰金を上げてから死亡事故が確実に減っていることからみても、罰金を現状に合わせると犯罪は減るだろう。科料1000円などというのは、小学生でも簡単に払える金額だろう。

時代に即応した法律の改正などを迅速にできるシステムはできないものだろうか。でも、法律が変わっても取り締まる側が、変わったことを知らないければ、安心できない。鳥獣保護法などは、警察官がほとんど知らない場合も多い。密猟は犯罪だけれど、なかなか取り締まってくれなかったりする。

6月に茨城県石下町であったオオタカなど約130羽の野鳥が飼育されていた事件は、所轄の下妻警察署が犯人を逮捕せず、鳥も保護しないままで、県の環境保全課が環境省の指示で告発して始めて警察が動くという状態だった。もう何十年も前から飼育できる野鳥の種類は限定され、県知事の許可を受けるおとができて始めて1羽だけ飼育できることになっている。それが100羽を越えてさらにオオタカなど飼育が許可されていないものが多数いたというのは、厳しく処罰されるべきだ。

法律は人を罰するためではなく、犯罪を抑止する効果があがるように運用されるのがいいだろう。

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2004/08/03

むかつく

今朝ようやくミンミンゼミを採取できた。アブラゼミと違って、ミンミンゼミは非常に神経質で、人の気配で鳴き止んで、ちょっと近付くと飛んでしまうので、10倍ズームとストロボを使って成功した。元気に鳴いているアブラゼミも寿命がきた個体が増えてきたようで、歩いていると落ちてくる。

昨日の加古川の殺人事件だが、警察の対応はお粗末すぎる。警察を呼んでも、母親が頼んだからといって傷害事件が不問になるのも良く判らない。「その後、通報がなかったから」というのは警察にいくらいっても何もしてくれないので住民が無力感をもってしまって通報しなくなったのではないか。実害がなければ動けないとすれば、人が死んでから、事件処理が警察の仕事になるなってしまう。

民事不介入ということでドメスティック・バイオレンスが長い間放置されていたのではないか。幼児や児童虐待もしつけということで無視されていたのではないか。住民の安全を守るのが警察の役割で、犯罪を未然に防ぐ、防犯が大切ではないだろうか。警察も犯罪が起きてしまってからの方が、仕事が増えるはずだろう。考えたくないが、警察のモラールが低下してきているのだろうか。

厚生労働省の監修料問題は日を追って金額が大きくなってきている。公務員倫理規定のができたのは厚生省の法外な原稿料が発端ではなかっただろうか。担当課長は知らなかったといっているが、同じフロアで頻繁な金のやり取りや、タクシー代などの金の動きが判らないとすれば相当なボケだろう。どのような処分になるのか注目しておかなければならない。

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2004/08/02

××もいろいろ

散歩道ただ降りそそぐ蝉時雨れ

暑いけれど、先週、先々週の暑さに比べれば心地よい気がするのが不思議だ。散髪にいって、髪を少し短かめにしてもらう。一時髪の伸びが鈍ったようだが、最近は適当に伸びているようだ。

兵庫の加古川で起きた親類7人殺人事件の犯人は、日頃から近隣とトラブルを起こしていたようで、殺された親戚も警察にも相談に行っていたようだ。単純に精神病という短絡的な発想はしたくないが、犯人は大阪府の池田小学校で大量殺人事件を起こした宅間のような人格障害があったのだろうか。警察も、県によっては民事不介入ということを盾に、事件が起ってから動き始めることがあるようだ。事件、それも殺人事件が起ってからではどうにもならないだろう。どちらにしても、事件が起きたばかりで、マスコミの断片的な情報で判断することはできない。

厚生労働省の監修料問題は、公務員倫理規定からみてもおかしいし、どう見ても収賄事件だろう。単純計算でも数年間で一人500万円くらい手にしている。団体を迂回させる手口を見ても、犯罪という自覚があったのではないだろうか。担当課の課長も知らないようなことをいっているが、知らないで済ませられるものではないだろう。公務員から全体への奉仕者としての倫理観が無くなったら、公務員である必要はないだろう。政治家、官僚のトップが金にまみれる政府になれば、一瞬のうちにそれを手本に末端まで金が全ての組織になるのは、過去にいくつもの例がある。末路は滅亡だろう。

どこかのおじさんの書いた文章で「スローフード」のことを、ゆっくり食事をすることだと勘違いして、非常に真面目に反応していてた。「スローフード」というのは、ハンバーガーや牛丼などの「ファストフード」の反対の意味の概念だから、早い遅いではない。「スロー」などとあるから間違うので、「地産地消」といえば分かっただろうに。地域でとれる季節の旬の食材を使って、手作りで料理して食べるということを通して「食べることの快楽の権利」を取り戻そうというのが「スローフード」の考え方だろう。

脳細胞の劣化が進んでいるようで、物忘れがひどい。昔は一度聞いたら忘れない、日程表もいらないと自信をもっていたが、最近はメモ用紙が手放せない。ここログも忘備のためだ。

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2004/08/01

キング・アーサー

心持ち暑さが弛んだような気がするが、身体が慣れたのかも知れない。

蝉はどんどん数が増えている。木の根に沿って地面に穴が沢山開いている。羽化する場所はどこでもいいと思うのだけれど、同じ場所にかたまるようだ。抜け殻の上に抜け殻が載ってるところもある。このあたりの蝉の密度は相当高いような気がする。木の下を歩いていると、時々空から雨が降ってくるが、蝉のオシッコだ。

疲れていたので、午前中は食品の買い物につき合ったくらいで、久し振りに昼寝をしてしまった。

夕食後、近くのシネマコンプレックスに「キング・アーサー」を見に行った。道が混んでいて、5分で行けるところが15分もかかってしまった。ほぼ満席で、タイミングを逃したので前から二列目になってしまった。迫力はあるけれど、周辺が良く見えないのが残念だった。

ローマがブリテンを植民地にしていた時代を舞台に、サクソンの侵入でローマが植民地を放棄した後、ローマの騎士のアーサーが原住民とサクソンに対抗し、自由を獲得するという話だ。映画としては、地味だけれど、なかなか迫力もあって、ストーリーもわかりやすく、映像も細かなところまで気を使っていて、これくらい上手く嘘を付いてくれるとうれしい。

タイトルロールのCGやエフェクトに関連した人を現場の戦闘シーンで使ったほうがいいのではと思うくらい人数が多いのは、最近の映画はそれくらいCGを多用しているということなのだろう。

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