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2004/09/08

台風18号に掴まった

040908.jpg水曜日から札幌に仕事で行くことになった。台風18号が北海道に向かっていたので、出る前に交通情報とフライト情報を確認して羽田に向かった。高速バスが早めに着いたのでラウンジでゆっくりしてからチェックインした。天候によっては戻ることもあるというけれど、最新鋭の777-300に搭乗して一路千歳に向かった。北海道に近づくに連れて雲が濃くなったが、途中もそれほど揺れもなく、着陸態勢に入った。地上は晴れていて畑が良く見えた。と思っていたら、機長が「風があって、乱れが強いので着陸できないので、羽田に戻ります」とのことで、千歳を目の前に羽田に午後13時半に戻った。3時間ちょっとの遊覧飛行というところだった。

途中、羽田が混雑していて着陸できないということで、霞ヶ浦の上を4周した。晴れていたので、デジカメでバードウォッチングポイントを何カ所も空中写真を撮影できた。こんなチャンスは滅多にないのでこれはラッキーだった。羽田に戻り、変更手続きに向かったところ、前の便も戻ってきていて大混雑で、なんとか午後4時の便が取れたた。簡単な昼食をとって、また、ラウンジに戻り本を読んで時間を潰した。航空券とゴールドカードがあると無料でフリードリンクで休めるというのはありがたい。

搭乗時間が近づいたので、搭乗口にいったところ、機材の到着が遅れているということで、結局1時間半遅れで出発できた。待っている間、隣の若い人が携帯で北海道の実家に電話しているようで、JRは全線不通という話が聞こえた。今度は747-400という一番大きい機材だったけれど、結局3時までの便は全部欠航だったので、もちろん満席だった。今度は無事千歳に着陸できた。JRの駅に向かったが、エスカレーターが異様に込んでいたので、これはまだ不通だということで、高速バスのカウンターに向かった。こちらはそれほど混んではいなくて、やはり高速道路が不通で、一般道を使って一路線だけ運行しているという。それでもJRはあてにならないのでバスを選択した。結局これが正解で、私の乗ったバスから高速道路が開通して、市内の途中の地下鉄駅まで行くことができた。
なんと札幌まで自宅をでてから14時間かかったことになる。

この時は、情報が全く無かったのだが、宿に向かうタクシーの運転手が、市内は街路樹が倒れて道が通行止めになったり、停電で交通信号がとまったりと大変だったと教えてくれた。午前中の早い時間の飛行機は飛んだようだが、千歳に行くことができないということもあったようだ。友達と食事の約束をしていたので、ジンギスカンを食べにいったが、その店も夕方まで断水だったそうだ。薄野に流れてから宿に戻って寝てしまった。

朝起きてテレビと新聞を見ると、北大のポプラ並木の約3/5に当たる30本のポプラがなぎ倒されている写真が載っていた。至る所で木がなぎ倒されているようで、ものすごい風が吹いたようだ。仕事に向かうので外にでたところ、地下鉄駅に向かう途中で木が根こそぎ倒れているのを見つけた。夜だったから暗くて気がつかなかったけれど、道端に折れた太い枝も集められていた。台風16号、18号と連続して日本各地に大きな傷跡を残してくれた。

帰りの飛行機も一時間近く遅れたので、着陸する飛行機を沢山撮れたことは収穫だった。それにしても疲れた。結局、片道511マイルを4回飛んだことになるので、2044マイルと随分遠くまでいって帰ってきた感じだった。

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