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2004/09/09

鳥の雑学事典

040909.jpg帰りは千歳でも機材の到着が遅れていた。ちょうど数分おきに着陸していたので、新しく買ったデジカメLUMIX DFC-FZ2のテストを兼ねて着陸する飛行機を撮影した。12倍ズームでも手ぶれ防止がちゃんと働いていた。普通は手ぶれでぼやけた画像になるが、機体の文字がきちっと読める。さらに、デジタルズーム30倍くらいでも良い感じに撮れていた。ジェット戦闘機が飛んできたので撮ろうと思ったが、速過ぎて撮れなかった。これだけのデジカメが、メモリーカードを入れて3万円しないのだから、うれしくなる。200万画素だけれど、ちょうど扱いやすい画素数で、はがきサイズのプリントでは全く問題ない。

18万画素のCASIO QV-10からデジカメを使っているので、最近のように画素数ばかりを追いかける風潮はおかしいと思う。ポスターを作るわけではないのだから、アマチュアは200万画素で十分だろう。ピントの合わない、使い捨てのレンズ付きフィルムで写真を撮っている人ならば、100万画素のデジカメで十分だろう。

山階鳥類研究所の研究員が総出で書いた「鳥の雑学事典」をようやく読み終えた。読み始めてから二ヶ月以上かかったことになる。非常勤研究員の紀宮清子さんも幾つかの項目を書いている。山階鳥類研究所が、学術書ではなくこのような普及を目的とした本を作ったのは初めてではないだろうか。所長の山岸さんのアイデアだろう。バードウォッチャーでなくても、非常にわかりやすく、興味深い内容になっている。鳥が身近に感じることができるだろう。

終わりに近いところで「雁風呂」がでてきた。昨日飛行機の中で読んでいた「波」9月号に庄野潤三さんが連載中の「けい子ちゃんのゆかた」というエッセイの中に、ツグミが小枝をくわえて海を渡ってくるという話があった。これを読んでいて、庄野さんがこの「雁風呂」と勘違いしているのではないかと、考えていたことを思い出した。実際、雁が海の上で休むために木の枝をくわえて飛んでくるというのは虚構だけれど、雁は体重2.5kgくらいだから、ニルスを乗せて飛ぶことは不可能でも、100gくらいの枝は運べるかも知れない。だけれど、ツグミの体重は100gくらいだから、数gの枝を持って長距離を飛ぶのも難しいだろう。こんな馬鹿げたことを考える自分が可笑しくなった。

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