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2004/10/25

ニーハオ

朝の散歩の時に、ボーットして歩いていたら、ふと「バイキ」という言葉が浮かんできた。子供の頃、馬橇の馭者が馬に鞭を当てながら叫んでいた言葉だ。馬は後退していたので、「back」という英語が訛ったのだろう。そういえば「ゴヘ」とも叫んでいた。これは「go ahead」なのだろう。それにしてもどうしてこんな言葉が浮かんできたのだろう。

日本の職人の間で使われている英語は意外とあるのかもしれない。直角を出す工具の「スコヤ」はsquareのことで、ホームセンターの工具売り場でも使われている。

地震の救援はなかなか進まない。死傷者の数も増えている。救援物資の配送が悪く、一日おにぎりひとつというところもあるみたいだ。新幹線の障害は、当初よりもダメージが大きいようで、高架の柱が途中で崩れてしまっている。改修には相当な時間が必要だろう。同じ職場のひとが紅葉狩りに新潟に行っていてちょうど長岡付近を通行中地震にあって、新潟から福島回りでようやく帰ってきたといっていた。車の揺れは相当だったらしい。

夜に、台湾から娘の友達が来た。元気な女性だ。台湾大学の生物系の学部をでて、台湾の病院でSARSの研究をしているということだ。日本語をテレビで覚えたということで、聞き取りは問題ないが、話すことはあまり得意でないようだ。台湾で話す相手がいないので、上手くならないといっていた。父方のおばあさんが日本語を話すことができて、子供の頃よく日本の童謡を歌って貰ったそうだ。英語は上手で、意思疎通は問題なかった。ただ、妻と末娘は英語で硬くなっていた。

夕御飯は、肉じゃが、サバの味醂干し、蓮根のきんぴら、ごはん、味噌汁といつもとかわらないメニューだったが、よく食べてくれた。普通の日本の生活を経験してもらう方がいいと思う。それにしても非常に好奇心の旺盛な娘で、海外旅行が好きで、うちの娘と出会ったのもタイを旅行しているときで、それ以来メールを交換したり、娘が台湾にいったりと交流している。

話をしていて気がついたら十二時を回っていた。

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