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2004/10/21

人口減少社会

前から読もうと思っていた文藝春秋新書の『ウエルカム・人口減少社会(藤正巌・古川俊之)』を出張中に読み終わるはずが、読み終わらずようやく読了した。老眼が進んできているので、目の調子が安定していないので、乗り物で本を読めたり、読めなかったりだった。

産業界は人口減少社会に危機だと騒いでいるが、人口減少が日本社会の沈没につながるはずがないという著者の論旨は明解だ。安定した社会においては、子供が死なないから子供を沢山生む必要もないし、老人になっても十分働けるので社会は機能して行く。実際の現在の農業を支えているのは65才以上の老人だ。逆に、ニートと呼ばれる働かない若い世代がいるのが現代だろう。ニートが働かなくても暮らして行けるというのは、親の世代がお金を持っているからだ。

少子高齢化はデメリットではなく、成熟した社会のあるべき姿かもしれない。成熟社会に向けて社会システムを整えて行けばいいのだ。


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コメント

きたきつねさん,トラックバックありがとう.こちらでもよろしくお願いします.

投稿: 俊(とし) | 2004/10/27 22:34

俊さん
こちらこそよろしくお願いします。忙しいのに良く本を読んでいるようですね。私など虫食いのような読み方で、なかなか最後まで行く本がなくて・・・・。

投稿: きたきつね | 2004/10/28 23:14

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