野鳥と人の距離
散歩道の小さな柿の木に熟した柿が残っていて、その中のひとつが鳥に食べられていた。野鳥は木の実を食べるけれど、美味しい柿やリンゴなどの果実を一度食べると、味をしめて果樹園を襲うようになる。
過疎地で鳥獣害の被害が出るのは、人目がないので周辺部の畑から少しづつ食べていて、だんだんと大胆になって集落の近くにやってくる。集落の近くは作物も多いので被害がはっきりと判るようになるということらしい。野生動物は、長い年月人に殺されているので、人を非常に恐れている。だから慎重に人との距離を保つのが普通だから、人前に現われるというのは安全と思う距離が縮まっているのだろう。
公園のドバトやカラスを見ていると、人との距離をきちんと保っているのが判ると思う。上野公園と地方の公園では、その距離がずいぶん違うと思う。上野公園だと、鳥に関心がない風で歩いていると数十cmくらいでも逃げない、注視いていると数mで背中を見せて離れようとする。他の都市公園の鳥だともっと距離があると思う。
素人がハトの写真を撮影すると、だいたい背中しか撮れないのは、注目されているなと分かってハトが逃げる体勢に入っているからだ。野鳥の場合はもっと極端で、相当遠くでも見られていることが分かって、カメラを向けると確実に逃げ出すだろう。野生動物は人が本当に嫌いだ。
| 固定リンク | 0


コメント