大江戸番付事情
朝の散歩にカサコソと音をたてながら落ち葉がついてきた。今日も昨日の風が残っているようだ。一昨日から風邪気味でのどの調子が悪いけれど、秘蔵の紫蘇ジュースを飲んだら良くなった。アレルギーかもしれない。
出勤してドタバタとメールに返事を書いたり、先週のトラブルに電話をしたりしていたら時間になったので、高速バスで東京に向かった。高速バスが二時間おきなので、もう少し間隔が縮まると楽なんだけれど、乗客が少ないので無理だろう。
風でゴミが吹き飛ばされたためか首都高で富士山、丹沢、秩父などの山並が良く見えた。日光の男体山も見えたようだ。江戸時代は、富士山、筑波山が天気が良ければいつでも良く見えたらしいけれど、今は空気が汚いので滅多に見られなくなっている。
バスと中央線で、石川英輔さんの『大江戸番付事情』(講談社文庫)を読了した。今でも相撲番付はあるけれど、江戸の世の中を楽しむ精神が作り出した、見立ての妙の色々な番付を取り上げて、解説している。約40種類の番付を良く集めたものだ。御家流のくずし字を読むだけでも嫌になるような気がする。江戸にはまってしまい二十数年の石川さんとしては、楽しい作業だったかもしれない。無駄なものに囲まれて、次々と新しいものと追い続け、環境と資源を浪費する文明ではなく、もっとゆっくりと時間を知的に楽しむ文明のほうが持続的だという主張には共感できる。
思い出したが、現在でも何とか番付というのは、良くテレビや雑誌で使われているが、これは見立てではあるが、全く遊びがなくて、本当に序列を付けるだけの物でしかないので、面白くも何ともない。
東京からの高速バスを降りて家に帰る途中、空を見ると沢山の星が見えていた。オリオン座の三つに並んだ星の前を、札幌からのジェットが機体のストロボを点滅しながら通過した。常陸大子町に航空管制の電波を出す大子航空無線標識所があって、羽田から北に向かう航空機がその電波を使って飛ぶので、沢山の航空機が頭の上を通過する。飛行高度が比較的低いので、肉眼でも航空会社が判るけれど、まだピカチュウは見ていない。
23時15分ころ北海道の釧路・根室地方でまた震度5強の強い地震があった。津波注意報がでているようだ。夜は被害状況の把握が難しいので、明日の朝以降に詳しいことがわかるだろう。それにしても地震が多い。江戸時代も幕末に関東から中四国までの各地で大きな地震が続いたことがあるらしいが、そのような事がなければいいけれど、不安だ。
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