オオクチバスが特定外来生物に指定
今日も一日会議で、終わったのが6時半近かった。非常に疲れた。
夜、ネットニュースを見ていたら、環境省が特定外来生物被害防止法に基づく規制対象の第1次リストにブラックバスの一種オオクチバスを加えることを決めたというニュースがでていた。
前日、規制対象の第1次リストにオオクチバスを入れるのを半年先延ばしすると発表したが、小池環境相が方針転換させたのだ。これは大英断で、大臣に拍手を送りたい。環境省の検討委員会が、業界団体の強い反発を避けて、先送りしていたけれど、環境省が業界の儲けのために日本の自然環境のかく乱を見てみない振りするのはおかしいと思っていた。
ブラックバスを釣るということのために、国内の湖沼、河川への違法な密放流で、メダカ、モツゴ、ワカサギなどの小魚だけでなく、トンボのヤゴ等が急激に減少しているのは見すごせない状況になっている。釣り具業界は、ルアー、竿、リール、ボートなど大きな市場となっているため、釣り人を巻き込んで規制に大反対していたが、金が儲かれば日本の環境はどうなってもいいというのだろうか。
昨年頃から、霞ヶ浦ではブラックバスが釣れなくなってきたということで、釣り人が少なくなってきた。一昨年まで、多数のボートが、アシ原ぎりぎりに寄るために、カイツブリやオオバンなど水面にはり出したアシ原で営巣する鳥がほどんど見られなかった。ところが、昨年の夏の調査では、カイツブリが沢山見られ、驚いた記憶がある。
これから、釣り業界の猛烈な反撃が予測されるが、それに屈せずに日本の水面からブラックバス、ブルーギルなどの外来魚をいなくしたいものだ。
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