カモメを見に
今日は朝から恒例にしている波崎と銚子へカモメを見にいった。昨日の夜に雪が降り始めたので心配だったが、朝起きてみると日が出ていたので、一安心で、出発することにした。このごろ花粉症で目の調子が悪いし、疲れているので、車の運転がつらかったので、今回は友達の車に乗せてもらうことにした。
利根川の堤防沿いの道を走って波崎町に入って、最初に風力発電所下の駐車場に到着した。なんと北側に10機もの風力発電機が並んでいるのが見えた。風はそれほどなかったが、波があって鳥を探すのに苦労した。水鳥は浮かんでいても、直ぐに潜ってしまって、とんでもないところに浮かぶので、識別が非常に難しい。それでもクロガモ、アビ、ウミスズメなどを見ることができた。
次は海水浴場へ。海岸にはカモメが沢山居たが、散歩のおじさんがいて全部飛んでしまった。港の中をみると、ミヤコドリ、ハジロカイツブリ、ミミカイツブリ、カンムリカイツブリ、アカエリカイツブリ、オオハムを見ることができた。カモメは、ウミネコ、セグロカモメ、カモメ、ユリカモメがいた。
波崎漁港から、銚子大橋を渡って銚子漁港へ、今日は漁が休みのためか、カモメの数が非常に少ない。いつもの場所には、数人のバーダーがいた。聞いてみるとあまりよくないようだった。望遠鏡で探してみるとセグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ウミネコ、シロカモメ、ワシカモメ、ユリカモメ、カナダカモメ、キアシセグロカモメの9種類しか見ることができなかった。ミツユビカモメとアイスランドカモメを見たかったが、空振りだった。
カモメはウミネコに比べて少ない。カモメは日本で繁殖していないので冬鳥で、霞ヶ浦や涸沼でも限られた場所でしか見ることができない。カモメは小さく、傍若無人なユリカモメに比べると控えめで可愛い。カモメも亜種がいて識別が難しい。
足が黄色に見えるセグロカモメが何羽かはいっていた。これも識別が難しくて、羽の裏表のパターン等細かく調べなければ何かはわからない。図鑑的にはホイグリンカモメの可能性が強い。
遅めの昼食は、久し振りに『礁(いくり)』できんきの煮付けとご飯と味噌汁(1,580円)にした。旨かったけれど良い値段だった。入った時には空いていたのに、出る頃は沢山の人が待っていたから、非常に良いタイミングだったのだろう。
波崎の風力発電所は全部で12機になったが、波崎漁港にも1機、銚子の北側にも10機ほど稼動していた。日本は風力発電に向かないのに一種の熱病のように風力発電所が増えている。バードウォッチャー的には、渡り鳥や大型の鳥が風車に巻き込まれて死ぬ可能性から、注意深く設置する必要があると思う。それよりも、日本で自然エネルギーの発電を考えるならば、小水力、マイクロ水力発電を作るべきだろう。風力発電所や太陽光発電の不安定さは、実際に使ってみなければ判らないだろう。現在の強大な電力網の中に、2%以下の不安定な電力を組み込んでも制御できる水力発電があるので、問題が出ないだろうけれど、数十%になると制御が大変になるだろう。
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