春を探しに 植物編
杉の林は雄花がたくさん着いて、凶悪な花粉を振りまき始めているようだ。目がイガイガ、鼻がグシュグシュとなって、咽が腫れているようで咳がでる。でも春が近い里山を歩くのは気持ちがいい。
日当たりのよい場所は、オオイヌノフグリの青い花が満開になって絨毯のようになっている。数はすくないけれど、カントウタンポポも黄色い花を咲かせている。もう少しするとタンポポ畑も出現することだろう。
桜の木の幹の割れ目に、赤い腹のヨコヅナサシガメの幼虫が蠢いていた。道端に蕗の薹が、黄緑色の顔を出している。蕗の薹を見ると口の中がほろ苦い気分になる。テンプラにして春を楽しむというのもいいかもしれない。ヒメオドリコソウのピンクの花もよく見ると咲いている。
雑木林の薄暗い道でも春が近づいている。ウグイスカズラのピンク色の小さな花が咲いている。注意していないと見落とすほど地味に咲いている。
それにしても植物と昆虫は苦手だ。種類が多くて名前がわからないこと甚だしい。何度教えてもらっても、右の耳から左の耳に抜けてしまうようで、覚えられない。何事も年齢がいってから始めるのは無理があるのだろう。
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