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2005/03/20

ローレライ

昨晩、近くのシネマコンプレックスに『ローレライ』を見にでかけた。九時過ぎの最終回だったけれど、客席は大分埋まっていた。10分前に入場案内のあった『鉄人28号』は、二、三人しか入っていなかった。大体にして鉄人28号に興味を持つのは昭和二十年代生まれだから、このタイプのアニメは見ないと思う。

『ローレライ』は予想以上に面白かった。話の設定は、テニアンから広島、長崎に続き、東京を爆撃するため第三の原爆を積んだB29を阻止しようとする潜水艦の話しだ。これが普通の潜水艦ではなく、ドイツか秘密兵器付きで譲り受けた「伊507号」というもので、形も普通の潜水艦と違って大きな大砲を2門付けた砲塔がついている。

新兵器というのが、エスパーを使った三次元探査装置『ローレライ』で、海底の様子や艦船の動きが詳細に見ることができるというものがからすごい。水中の潜水艦は、ソナーと水中聴音器しか外の様子を知ることしかできず、ソナーを使うと自分の居場所が敵に分かってしまう。だから音だけを聞いて敵の動きを探り、戦うしかなかった。それが音を出さない三次元探査装置で敵の位置が正確に判るのだから、これほど強力な武器はない。当たるところ敵なしというところだ。

ところがそのエスパーというのが、日系クォーターのユダヤ人の娘で、人が死ぬというショックを受けると気を失って三次元探査装置が動かなくなってしまうという設定になっている。その子と特殊潜航艇の乗り組み員のプラトニックラブが絡むという話になっている。

米大平洋艦隊を相手に、たった一隻の潜水艦が戦い、最後に、離陸したB29を大砲で撃ち落とすというのは、なかなかやるものである。エスパーの少女と乗り組み員を乗せた特殊潜航艇が、海の中へと消えて行った。特撮とCGがそこそこでこれがなかなか良くできている。

最後に、この話が米艦船の生き残りの乗り組み員から日本から来た作家が聞いた話というところで終わっていて、その作家の手首に艦長が特殊潜航艇の乗り組み員の託した奥さんの形見の腕時計があるということで、二人が無事だったという暗示になっている。

艦長役の役所広司が良い味出している。柳葉チャンもカッコいい。妻夫木君はいつも善い役ばかりで、うらやましい。海軍主計将校阿川弘之氏令嬢(??)阿川佐和子さんの大使夫人もなかなかやるもんだわ。潜水艦というのは、人の数が限られるので、キャストも少なく低コストで作ることができたのではないかな。特に東京の海軍総指令部の人の少なさなど手抜きはちょっと寂しかった。日本映画としてはよく頑張ったという感じだ。

ふと思い出したが、潜水艦内で反乱を起こした兵隊は、ジャングルで戦っていて助けられたという設定になっていたが、ということは陸軍のようだ。いくら寄せ集めといっても陸軍が、海軍の潜水艦の乗り組み員になるといのはおかしくないだろうか。

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多分、この映画のブログを書く人は同じことを書くと思う。 でも、あえて書く。 作者の福井氏が唱えるように、“ガンダム”の影響を受けている。 そして、“宇宙戦艦ヤマ... [続きを読む]

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