泣いてたまるか
昨日、帰りに書屋に寄ったところ、渥美清のDVDコレクション『泣いてたまるか』の創刊号があったので買ってきた。このテレビドラマは、きたきつねが高校生の時に始まっていて、北海道は地元のテレビ局が放送していて、時間帯も曜日も違っていたけれど、主題歌を覚えているので見ていたのだと思う。
このドラマは、一話完結で、主演の渥美清以外は毎回キャスト、脚本、監督が違っているという、非常に贅沢なものだった。これが後のテレビドラマ『男はつらいよ』につながって、さらに映画のシリーズとなったのだろう。
1話の『ラッパの善さん』、3話の『ビフテキ子守唄』を見たが、これは見た記憶がない。というか、きたきつねはボケおやじなので、40年前の記憶など無いに等しいので、あてにならないというのが本当のところだ。それにしても出演者は非常に懐かしい顔ばかりだ。画面の中の人々、風景、生活が子供のころの世界で、ついしっかりと見てしまった。
昭和40年代前半は、まだ戦後をしっかりと引きずっているのが判る。大卒初任給が三万円までいっていなかったころで、渥美清が運転しているタクシーの料金が初乗り100円になっていて、随分高かった感じがする。40年代の終わりでも、初任給が57,000円で、友達が70,000円位でうらやましかったことを覚えている。
この種のシリーズは、創刊号が790円と格安で、2号目から1,890円になる。だいたい創刊号が一番売れて、最終号は創刊号の数%で終わるというのが普通のようだ。ロボット、ドールハウス、水彩画など色々なシリーズがあるが、日本中に中途半端なロボットやドールハウスが沢山転がっているのだろう。
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