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2005/05/31

神様

今日も一日、くだらないことに振り回されてしまった。

昨日読んでいた雑誌に、カリスマバイヤーにして、福助再建のため社長だった、今はIYG生活デザイン研究所社長の藤巻幸夫氏の「会社の中には必ず一人、神様がいる」ということばが気に入った。正しいことをしていれば何時か神様が見つけてくれるということだ。

私も、これまでの人生の中で節目節目で数人の神様に会っている。一生懸命やっているのに、職場で嫌気をさしていたり、仕事が前に進まなかったときに、人生捨てたものではないと思わせる神様がでてくるものだ。

亡くなった方もいるが、今でも時々心配して電話をくれたりするありがたい神様達になっている。そろそろ自分でも神様にならなければいけないと思っているけれど、これがなかなか難しいものだ。それにしても私の神様達はすばらしい。

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2005/05/30

大切なことは60字?

今日も気温が高く、汗ばむほどだった。早起きして洗濯して(といっても全自動洗濯機がやってくれるのだけれど)、ベランダにざっと干して、いつもと同じトーストの朝食。ざっと一日のカロリーを計算すると、1600kcalを切っているようだ。

高橋昭男さんの「大切なことは60字で書ける」(新潮新書)を読了した。日常のメッセージが伝わる文章を書くテクニックの秘訣が判るとかと思ったが、かすってしまった感じだ。例文も多くて、高校生や大学生が読むと参考になるだろう。

きたきつねは、いくら読んでも文章が旨くならないことは判っていても、作文技術の本を読むのが好きで、新しい本が出るとつい読んでしまう。これまで読んだ作文技術の本では、木下是雄さんの「理科系の作文技術」(中公新書)が、一番だと思う。論理的な考え方で、文章を書くためには実戦的だと思う。これは25年くらい前に出た新書だけれど、ちょっとも古くなった感じがしない。

残業で腹ぺこの帰り道、カエルの合唱が遠くで聞こえていた。水田に水が入ったので、カエルがでてきたのだろう。水田の近くの家では、相当うるさいのではないだろうか。

双子山親方が口腔底がんで亡くなったというニュースがラジオから流れてきた。あまり良くないというのは、週刊誌の広告で知っていたが、55歳というのは若すぎると思う。このところ、家庭の問題でばたばたしていて、一人寂しく亡くなった感じがする。合掌。

明日は朝が早いのでもう寝よう。

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2005/05/28

反対の反対は賛成なのだ

ここ一ヶ月ほど新潟県では、上越市内で実施予定の遺伝子組み換えイネの隔離ほ場栽培試験に対する反対運動が起こっている。試験の内容は、今朝の朝日新聞の新潟版に詳しく載っていた。イネにカラシナの抗菌タンパク質の「ディフェンシン」を組み込んで、いもち病など多くの病害に抵抗性を持たせようとする試験ということで、このイネができると、無農薬栽培が可能になるという画期的な試験のようだ。

地元の新聞を見ていると、有機栽培農家を中心とする組織が反対している。有機栽培農家は、今年新潟県で一斉に栽培が始まる「コシヒカリ新潟BL」という品種に反対していて、それができなかったので矛先を組み換えイネに向けているのではないかと思う。それに悪のりして、退潮というか凋落している政党と支援団体がパフォーマンスをして存在をアピールしようとでてきている感じがする。

後ろには、反原発、反遺伝子組み換えのプロの集団がいるようだ。真偽のほどはわからないが、彼らは、何も知らない消費者に「未知の物質ができる」、「遺伝子汚染」などという恐怖心をあおって反対運動に巻き込んで、講演料や書籍の販売で自分たちの生活を維持しているという話を聞いたことがある。生活を維持するには、反対運動のネタが無くなるとこまるみたいだ。

調べてみると国内では、組み換え体の隔離ほ場や一般試験ほ場での試験は、すでに何カ所も実施されているらしい。それで全部の場所で反対運動を進めることは、少ない人数でできないので、一点集中にしているらしい。今回は新潟県に反感を持っている一部の有機栽培農家と利害が一致したようだ。

試験を実施する試験場に、反対派が押しかけては抗議行動をしているようだ。遺伝子組み換えの研究を問題視しない人や賛成派は徒党を組んで行動することは少ないので、反対派が声を上げて目立つということになっている。

新聞を見ていると、反対派は遺伝子組み換えの科学的な部分では戦うと不利と見て、風評被害を前面にだして反対をしている。彼らが騒げば騒ぐほど、風評が起こることを知っていて、できるだけマスコミを利用しようと頑張っている。でも、マスコミも利用されているのを知っているから、全国版で扱うこともしないし、扱いも小さくなってきているようだ。

反対運動も、先鋭化してくると周りがだんだんついていけなくなって、運動の継続ができなくなるのではと思うけれど、どうだろう。バカボンのパパの言葉ではないが「反対の、反対は、賛成なのだ」になってしまうかもしれない。

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ハシボソミズナギドリ

今日のニュースに千葉から福島にかけての海岸で沢山のハシボソミズナギドリの死体が打ち上げられたというものがあった。これはそれほど珍しいことではなく、この時期に千葉の九十九里浜にいってみて、波打ち際に小さな砂山があれば、それがハシボソミズナギドリの死体だ。年によって数は変動するようだけれど、想像以上に多いと思う。海水浴シーズンでもない海岸にゆく人があまり多くないので気づかないだろう。

悪天候の後に銚子の一番新しい第三漁港に行くと、沢山のハシボソミズナギドリが港の中で休んでいる姿をみることがある。そんな姿を見たときには、「気をつけていけよ」と声をかけてやる。

2001年にNHKの「地球!ふしぎ大自然」で『オホーツクへ!奇跡の長距離飛行 ハシボソミズナギドリ1万2千キロの旅』という番組で、オーストラリアのタスマニア島で繁殖して、若鳥が餌のオキアミを求めて、オホーツク海に向かう旅のダイナミックな映像を見たことがあった。その時に、若鳥はオホーツク海に着くまでの一ヶ月以上餌を取らないで旅をするために、途中で沢山の若鳥が死んでしまうという説明があった。赤道を越えた長旅で疲れたハシボソミズナギドリが、海上で嵐などにあい力尽きてしまうのだ。

千葉県立中央博物館の研究員が新聞社の問い合わせに、餌が獲れなかったためという説明をしていたが、ちょっと残念。

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つつがなしや

新潟県では今年に入ってすでに4人もツツガムシに刺されているらしい。ツツガムシ病は、ツツガムシに寄生しているリケッチャーが原因となって起こる病気ということだ。現在では、ツツガムシに刺され起こるツツガムシ病は、早期に発見して、治療すれば命に関わることはないけれど、昔は相当高い致死率だったようだ。1970年代に少なくなったけれど、最近は新型のツツガムシが発生して、全国で発症報告があるということだ。

昔から新潟、山形、秋田の河川敷で発生する風土病として知られていて、「ふるさと」という唱歌の二番の歌詞に「つつがなしや ともがき」というのがある。この「つつがなし」というのは、「恙なし」ということで『恙虫(ツツガムシ)に刺されないように無事でという』ことから、「異常がない」、「無事である」という意味になったことばなのだ。ちなみに「ふるさと」は長野県出身の高野辰之の作詞ということだ。

河川敷の草原に入る場合は、ツツガムシだけでなく、ヤブカやブヨなどの吸血昆虫などに刺される可能性があるので、アウトドアにでる時は夏でも長袖、長ズボンは常識だと思う。長袖、長ズボンは日焼けを避けるためにも有効だろう。それと靴下も、最近流行のくるぶしまでしかない靴下は避けた方がいいと思う。厚手の長靴下が疲労も少ないし必須だろう。

そういえば昔、バードウォッチングに半ズボン、ノースリーブできた女性が、蚊の集中攻撃を受けていたのを見たことがある。帰ってから相当痒かったと思う。

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2005/05/27

出生率最低記録更新

今日は朝から、疲れる一日だった。理を尽くしてもだめな相手に話をするくらい消耗することはない。明日の地方版の各紙の朝刊にまた名前が出るのかと思うと気が重い。

厚生労働省が毎年発表している人口動態統計で、合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子どもの数)が過去最低の1.28となり、四年連続の最低記録更新するらしい。それでもイタリアより高い率となっている。

ベビーブーマーのきたきつねの生まれた年の合計特殊出生率は4.32だから、三分の一以下になってしまったということになる。人口を維持するには2.0以上必要ということだから、確実に人口減少が起こっているということになる。

企業にとっては、消費者が減るということで、人口減少社会を止めなければという。けれど、日本の国土の資源だけで持続的に暮らせる人口は3,000〜4,000万人くらいだ。地球環境変化が深刻になれば、世界各国が自国の資源だけで生きていくことを選択しなければならない時が来るのではないかと思う。そのためには、徐々に人口を減少させて、定常状態にすることを考えておかなければならないだろう。

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2005/05/26

アメリカンチェリー

天気がよくて、田植えしたばかりの水田は、水が光り、緑色の霞がかかっているようだった。

6日振りに上越に戻ってくることができた。机の上には書類が山盛りになっていた。書類を片づけるのに2時間近く残業してしまった。

スーパーで食料品を仕入れたが、ふとサクランボが食べたくなってアメリカンチェリーを一パック買ってしまった。果物は心の栄養だっていうから・・・・。子供の頃、親戚の家の庭にあったサクランボの木に登ってサクランボをたらふく食べたことを思い出した。考えてみるとものすごい贅沢なことだったんだ。

あのサクランボの木は道路工事で消えてしまった。サクランボは「桜桃」と書くけれど、字もサクランボの方がいいと思う。

サクランボといえば、山形道の寒河江のハイウエーオアシスの奥にあるJAの売店のサクランボアイスクリームを一度食べたいと思うのだけれど、サクランボの時期に行ったことがない。コシヒカリ、ゴマ、ほうれん草、わさびなど、他の手作りアイスクリームもおいしいので、想像しているだけが悔しい。

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2005/05/25

アイビールック

早朝、腹痛で目が覚めた。以前にも同じようなことがあった。キャベジンを飲んで横になったが、痛みがどんどん強くなる。体を折り曲げるくらいに痛くなってしまった。呼吸を整えて深く息をくり返しているうちに、痛みが消えていった。このところのアドネラリンが大量にでるようなトラブル処理の連続でストレスが蓄積していたのだろう。ということで寝不足。

今朝の新聞を見ていたら、高校生の頃憧れていた『VAN』ブランドの創業者の石津謙介さんの訃報がでていた。VANの洋服は、貧乏な高校生には高値の華だった。働いて給料を貰ったら買おうと思っていたが、結局ボタンダウンのシャツ位しか買わなかったような気がする。確か『JUN』というブランドもあったと思う。

石津謙介さんは93歳で亡くなったということだから、当時還暦前後だったようだが、実にダンディーでカッコよかった。カッコ良い老人になるのは難しいかもしれない。

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2005/05/24

夏は来ぬ

050524
つくばに戻って朝の散歩の途中にウツギの白い花が咲いていた。『夏は来ぬ』という唱歌の中で「卯の花のにおう垣根に」と歌われている花がウツギの花だ。この花が咲く頃に、ホトトギスがやってくる。

カッコウは21日の早朝に鳴き声を聞いたが、ホトトギスはまだ聞いていない。知り合いは20日にホトトギスを聞いているらしい。ホトトギスがくると、初夏の到来となる。

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2005/05/23

Nipponia nippon

050523新潟での仕事を終えて、東京に戻ることにして新潟駅まで送ってもらった。新幹線ホームに向う途中に天井から朱鷺の模型が釣り下げてあった。

今、新潟県は佐渡の朱鷺を色々なところで使っている。新幹線の名前も『トキ』だし、お菓子にも『朱鷺のたまご』があったりしている。

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2005/05/22

『醤油バター』おにぎり

050522_1飛行機が午後だったので、散歩することにした。赤煉瓦の道庁旧庁舎に向うと、道にマガモが降りていて、車が来たので慌てて飛んで行った。道庁の池では毎年マガモが繁殖しているので、散歩に出てきたのだろう。まだ桜とコブシが咲いていた。例年よりもずいぶんと遅いようだ。

旧庁舎の中を見学していると、中国語を話す一団がいた。台湾からの観光客だろう。外に出て、北大植物園にいった。去年の台風で園内の樹木が被害を受けたというので、見て廻ったが、大木が何本も根こそぎ倒れた跡があった。

博物館で、ブラキストンが津軽海峡で動植物相が違うという「ブラキストン線」を構想した「アオゲラ」と「ヤマゲラ」、「カケス」と「ミヤマカケス」、「ライチョウ」と「エゾライチョウ」の三種類の鳥の標本が展示してあった。タグが隠れていたが、ブラキストンが採取した標本だ。

050522お茶を買おうとローソンに入った。昼時だったのでおにぎりを見ていると棚に『醤油バター』というおにぎりがあった。子供の頃、熱々のごはんにバターを混ぜて、醤油をかけて食べる『バターご飯』を良く食べたので、懐かしくなって買ってみた。

大通り公園までいってベンチに座って、おにぎりを食べた。天気が良かったので、公園には人がたくさん来ていた。ライラック祭りが始まったらしいけれど、花はまだ蕾が小さくて咲きそうもない感じだった。北海道は五月に入って雪が降ったり、低温傾向が続いている。

ウロウロしていたらもう時間がなくなって大急ぎで駅に向い、エアポートエクスプレスで千歳に。滑り込みセーフでチェックインを済ます。飛行機というのは乗ってる時間は短いけれど、前後の時間が結構必要で、注意しないといけない。

どういう訳か千葉上空で旋回を始めてなかなか着陸態勢に入らない。ただ遅れているというアナウンスだけで、最近トラブルが続いているだけにちょっと不安になった。滑走路が変更になったというアナウンスがあって、20
分以上遅れて着陸した。仲間とちょっとお茶をして別れた。

モノレールの切符売り場で、JR乗り継ぎ切符を買って、後ろを見るとおねえさんがプラカードを持って土日の乗り換え割引きの宣伝をしていた。山手線内のJRとモノレールがセットで500円というので、切符を払い戻してもらい買い直した。なんだかとても得した感じだ。

東京駅で新潟行きの上越新幹線に乗ろうとみどりの窓口にいったところ、どの列車も指定席が売り切れ。仕方がないので自由席にしたが、楽々座ることができた。上野で少年が乗ってきた。話を聞くと小学六年生で、一人で新潟から相撲を見に来たということだった。それも土日と二日続けて日帰りで来たということだった。二日間乗り放題の土日フリー切符を使ってきたという。小学生は3000円という破格の安さで、新幹線乗り放題なので、東京場所の時は贔屓の力士の応援によく来ているらしい。それにしても小学生の口から「角栄さんが生きていれば・・・」という言葉を聞くとは思わなかった。

新潟駅で降りると、外は雨だった。宿は駅前の東急インを予約していたので、ほとんど雨に濡れることがなかった。東急インは禁煙ルームの設定があって、非常に清潔で快適だった。

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2005/05/21

札幌の星の下で

050521昔の職場の先輩が4月に退職したので、仲間とお祝に札幌に出かけた。二十年位前に一緒に仕事をした仲間で、年齢が違うのだけれど、気が合って仕事場がバラバラになってしまったけれど、何かあると集まっている。

今回は仲間の一人が総べてセットしてくれて、お膳立て通りに飛行機に乗って札幌に向った。ちょうど昼時だったので羽田で今流行りの「空弁」にしてみた。トンポローの弁当で、ご飯の中にもトンポーローが入っていて、比較的満足だった。

夕方まで時間が会ったので、札幌の文房具仲間と琴似の雑貨店と市内の文具店を廻った。ちょっと珍しい学童用万年筆を手に入れた。駅前の雪印パーラーで乳脂肪16%の『ロイヤルスペシャル バニラアイスクリーム』をごちそうになった。滑らかでコクがあって美味しかった。雪印パーラーは昔から変わらないが、物凄く巨大なパフェがあってビックリした。

ホテルで仲間と待ち合わせて、先輩宅へ行ってごちそうを食べて、ススキの馴染みの店にいって、飲めや歌えの大騒ぎ。札幌シリーズの歌を沢山歌った。例によって午前様でホテルに辿り着いた。

パックのホテルなので、期待はしていなかったが、予想通りもうボロボロでちょっと寂しかった。札幌グランドホテルの向い側とういうリッチ(立地)だけれど、もう少しなんとかならなのだろうか。

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2005/05/20

渋滞なし

仕事が終わって直ぐに、北陸道、上信越道周りで帰ってきた。信越国境の雪の残る山を、下から緑が勢い良く侵食している。道は空いていて、全く渋滞なしで戻って来ることができた。

CDの屋台囃子を聞きながらの運転は非常に快適だった。お祭り好きにぴったりで、疲れを感じない。360km、4時間のドライブは楽しかった。

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2005/05/19

無洗米

午後に青空が見えて、すがすがしい日となった。東京方面では夏日になったようだ。

今日もなんだか落ち着かない一日だった。PCのデータの移し替えをしたくてもできない。

夕方、米が無くなったので、四日ぶりにスーパーに行った。魚売り場に小振りの生きの良いイカがあったので買ってきて、刺身にしてみた。ゲソはさっと茹でて、手近の野菜と混ぜて、塩こしょうと酢で味を調えてサラダにした。米は「こしいぶき」の無洗米にしてみた。結構旨い。

無洗米を初めて買ってみたけれど、洗わずに使えるというのは水を無駄にしないし、下水も出さないのがいい。実に手軽にご飯が炊ける。

米売り場で、米を選んでいたらおじいさんが来て、『「パールライスのコシヒカリ」が2300円で隣の「コシヒカリ」が4300円になっているけれど、どうして安いのだろう』と聞くので、よく見たら「パールライスのコシヒカリ」は5kgの袋だったので、『重さが半分しかないので安いのですよ』と教えてあげた。下の段においてあって、確かに袋の大きさが同じように見えるので、間違えても仕方がないと思った。


仕事場の近くの川にオシドリがいるとか、近くの神社にアオバズクが来ていると聞いても出かける余裕がない。来週の土日は時間がありそうなので、行ってみようと思う。

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2005/05/18

日々多事多忙

今日は南風が吹いて若干気温が高めになった。夕方ちょっぴり強い雨が降って、直ぐに止んだ。

それにしても毎日、毎日色々なことが起こるものだ。体重と関係なく、一日振り回されていた。

昨日、長者番付が新聞に出ていたが、一人で三十七億円も払った人がいるというのは驚くしかない。それにしても、ベスト30の中に健康食品、下着販売、化粧品関係が沢山いるので、女性をターゲットにした商売は儲かるもののようだ。親父は、着るものも、持ち物も数を買うわけでもなく、ダイエットなどにもそれほど関心があるわけでもなし、商売のターゲットではないかもしれない。

PTAの調査で、週五日制の否定派が、肯定派を上回ったというニュースがあったが、ゆとり教育による子供の学力低下の影響だろう。学力低下というが、できる子達ができなくなっているわけではなくて、自分で勉強ができない子達の落ち込みがひどいということなのだろう。宿題もないし、テレビやゲームに向ける時間ばかりが増えるという悪循環になっている。

お金持ちは、学校に任せて置けないと、塾や家庭教師を付けてどんどん勉強させているので、勉強はできるようになる。貧乏人はそれができないので、学力は落ち込むばかり。学校の成績は、双瘤の分布になっているらしい。昔、筑波学園都市ができたときの小学校の成績の分布がやはり双瘤になったときいたことがある。研究機関の職員の子供と、地元の子供との間の学力差がはっきりとあったようだ。今では、そのようなことは無いらしい。

団塊の世代が一番平均的な学力が高いときいたことがある。それは人数が多いので、受験戦争と呼ばれるような激しい競争があったからだろう。周りが競っていると、できない子もそれなりに頑張るので、学力は一定水準以上になるということらしい。きたきつね達は公立高校入試は軽く二倍以上の競争倍率だったし、大学は五倍以上が普通だった。

岡部冬彦さんが亡くなった。「アッちゃん」、「ベビーギャング」は見たことがあるが、バタ臭い漫画だと思っていた。というよりも、垢抜けした感じと言った方が良いかもしれない。子供は、軍事評論家、漫画家と多彩なこと・・・。

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2005/05/17

セブンイレブンで本を

毎日毎日涼しいというか低温傾向が続いている。オホーツク高気圧がこのままの勢いが続くのだろうか。

ようやくオフィスの模様替えができた。腰が悪いので、重いものが動かせないので、若い人たちに頼んで、机を移動して貰った。予定通りにぴたりと机が納まって、パソコンを手元で使えるようになって、すっきりとした。前任者はパソコンをまともに使っていなかったらしい。データをハードディスクに入れないで、未だにフロッピーを使っていたらしい。メールソフトもAlmailという時代物を使っていたようだ。

無線ルーターをかませてパソコンを全部プライベートIPで使うようにした。パソコン切り替え器でディスクトップの二台はキーボードとマウスを一台にしたりとようやく使い勝手が良くなった。

洗濯したワイシャツが六枚も溜まったので、夜はアイロンがけ。綿のワイシャツは糊をつけないとだめなようだ。安い混紡のワイシャツのほうが楽だ。

雑誌は読んでも、読んでも次々と届くので読み終わらない。そうそう、初めてセブンイレブンで本を買ったが、きめ細かにメールがくるのでなかなか良い。昼休みに取りに行ってきた。

いつもはAmazon.comで本を買っているが、一人暮らしだと、宅配を受け取るのが大変なので、セブンイレブンが近くにあるときはいいかもしれない。ただ、ものによるかもしれないが、Amazon.comよりも時間がよけいに必要のようだ。

地方都市にいるとちょっと変わった本は、手近でなかなか手に入りにくい。まだ地理不案内なのもあって、本屋を探して歩くのも面倒なので、便利なほうに流れてしまうのは仕方がないかな。

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2005/05/16

普通の一日

今日も気温が低い。周りの水田では田植えが進んでいるけれど、低温の影響が出なければと心配だ。

このところ出張続きで全員が揃ったので、久しぶりに仕事の打ち合わせ。来週も日程が詰まってきた。午後は新人の研修で、三十数年前を思い出す。学校の後輩が一人いた。

夕方は歓迎会で、ちょっと飲み過ぎたようだ。日頃飲んでいないので、酔いが早い。今日は早く寝よう。

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2005/05/15

阿修羅城の瞳?

050515
朝の散歩の時にドアを開けるとコンクリートの上にポツリ、ポツリと雨粒が落ちてきた。本降りになりそうもないので、そのまま歩き始めて、学校の角を曲がったら、全く雨も気配もない。コースを一周して戻ると、地面に雨の跡がある。不思議だ。

午前中に家をでて新潟に戻る。途中、靄がかかったような八ヶ岳を見ながら北上する。長野県と新潟県の県境で強い雨が降り始めた。雨は断続的に強くなったり、弱くなったり、止んでみたりと、気ままな天気のようだ。途中、ダイソーで買ったCD「木遣りと名囃子」の中の屋台囃子をリピートで聴いていたが、非常に良い。小さい頃、神社の境内に住んでいたので、お祭りの時期になるとお囃子の練習が聞こえてきていたので、体が覚えていて、非常に心地よい。

上越に着いて、冷蔵庫の中が空なので、ジャスコで食料を買い出し。遊びやら出張で、食事を作らない日もあるので、無駄にならないようにしようと考えると、一人分の食料を買うのは難しい。ここ4日ほど、いつもと違う食事をしたのでお腹が驚いているのだろうか、どうもお腹の調子が悪い。

夕方、映画の前売り券を貰ったので「阿修羅城の瞳」を「J-MAX THEATEA」に見に行く。「阿修羅城の瞳」は4月16日封切りなのに、つくばのシネプレックスではもうやっていなかった。全席指定というので、心配して早めにいったが、場内に入ると、観客はたったの6人で拍子抜けした。そういえば、ロビーにも人はいなかったし、映画を見に来る人は少ないのだろうか。

「J-MAX THEATEA」は去年の六月にオープンしたようだけれど、大丈夫なのだろうか。つくばの「シネプレックス」は、土日になるとチケット売り場には、長い列ができて、ドリンク販売カウンターも人で一杯になっているけれど、売り場のおねえさん達は暇そうにしていた。

劇場内の椅子はゆったりとしていて座り心地は非常にいい。音響はドルビーだけれど、建物の防音が悪いのか静かな時に、隣の劇場の音が聞こえるような気がした。

宮沢リエと市川染五郎が主役で、鶴屋南北がでてくるから江戸時代なのだろう、鬼殺し(どこかのお酒みたい?)と鬼の戦い、阿修羅の誕生というのがテーマだけれど、それなりに適当に面白かったということにしておこう。宮沢リエが娘役というのは、もう相当無理がある。痩せていてなんだか可哀相になる。立ち回りもあったけれど、気の毒な感じ。「たそがれ清兵衛」で非常に雰囲気のあるいい芝居をしていたのに、とっても可哀相。もっと十代か二十代前半の若手の女優を使えば良かったのに。

劇場をでると、厚い雲に穴が開いていた。明日は晴れるだろうか。

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2005/05/14

ふん尿の不法投棄?

050514_1利根川の遊水池にいったけれど、牛舎の周りに大量のふん尿が周囲の畑に投棄されていた。牛のふん尿なのでそれほど臭気がひどくないけれど、虫が大量に発生している。遊水池になっているので、低地だから河川への汚染は避けられないだろう。

確か、昨年の11月から『家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律』 (家畜排せつ物法)で家畜ふん尿の野積みは禁止となったはずだ。これほど大規模に投棄しているのを地域の市町村の担当者が把握しているはずだと思うけれど、どうなんだろう。

消費者としては、水の硝酸態や亜硝酸態の窒素の汚染は気になるところだ。

050514_2帰り道麦畑で花が咲いていた。なんだか頼り無い感じの花というか、緑の穂から雄しべがちょっと顔を出している。大麦は、茨城では特産となっている麦茶の原料になるのだろう。

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ギンムクドリ

050514昨夜、隣の街でギンムクドリがいるというメールが写真付きで入ってきた。詳しい場所を聞いて友達を誘って見に行くことにした。この時期にギンムクドリというのは渡りの途中なのだろうか、それとも越冬して居たのだけれど、判らなかっただけなのだろうか。

現場にいって見るとやはり数台の車が農道に止っていて、バーダーの姿が見えた。近づいて見ると、ギンムクドリが電線の上に止っていた。綺麗な雄の個体で、少しすると飛んで行ってしまった。探していると、牛の糞を畑に野積みしている中に降りていた。ムクドリやスズメと一緒に、糞に涌いた虫を食べている様子だった。写真は同行したAさんのもので、よく撮れている。

二週間でライファーが4種というのは、最近にないことだ。

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2005/05/13

絶対安全な食品

先日、あるところで『「絶対安全な食品」が食べたい』といわれて絶句した。普通に食べていて「安全と考えられる食品」はあるけれど、「絶対安全な食品」がこの世の中にあるのだろうか。どのように作られた食品も突き詰めて行けば、何らかのリスクは出てくる。それと、アレルギーを考えても、万人にとって「安全な食品」は存在しないのではないかろうか。

日常食べている食品が「安全と考えられる食品」としても、同じものばかり毎日食べたり、大量に摂取すると害がでることもある。ニンニクが健康にいいからと、毎日大量に摂取し続けた人が口内炎、口唇炎、舌炎、皮膚病などになったという話もある。きたきつねがイクラを絶対食べなくなったのは、子供の時に一度に大量に食べて、具合が悪くなっって七転八倒の苦しみを経験したためだ。それをもって、新鮮なイクラが「安全ではない食品」とすることはできないだろう。

昔から人々は色々な食品を工夫して、食べ過ぎないように、害となる作用を打ち消すような経験的に組み合わせて食べてきてたはずだ。

有機農産物だから、減農薬農産物だからといって「安全な食品」といえるかどうかも、同じだと思う。肥料に使う堆肥の素になる家畜のふん尿、それを出す家畜まで追跡すると、色々な問題が出てくるだろう。エサの黴毒による汚染、病気の治療に使った薬剤、ワクチンなど完全に排除できるかどうかといえば不可能だろう。害虫や病気にアタックされた植物は、自分を守るために殺虫、殺菌成分を作り出すことがあるけれど、それが人にとって「完全に無害」なのかどうかはわからないだろう。例えば、ジャガイモの芽の部分にはソラニンという毒ができて、人にも有害だ。

『絶対に安全な食品』はなくても、人類は地球を食い潰しかねないほど繁栄してきているわけで、それはリスクを避ける工夫をして、賢い食べ方をしてきたからだろう。猛毒のベニテングダケを食べる地域があるということを聞いたことがあるけれど、何か工夫しているのだろう。

自ら考えることなく何にでも『絶対安全』を周囲に求めるのは、やはりおかしいと思う。

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2005/05/12

今日は何の日

今日はナイチンゲール・デーで、国際看護婦協会(ICN)はこの日を「国際看護婦デー」にしている。その他海上保安の日、パンの日、アセロラの日、袋物の日、ハンドバッグの日、ホームソーイングの日、民生委員・児童委員の日になっているらしい。色々な日があるらしい。

5月中旬になって天気が悪くなっている。このまま梅雨に突入なんてことはないだろうけれど、田植えが終わったところが多いので、稲の生育に影響があるといやだ。

昼に食堂にいったけれど、食べたいと思った定食が売り切れ。ちょっと落ち込んだ。

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2005/05/11

陸稲栽培??

東日本はこのところ寒い日が続いている。北海道では雪の所もあるようだ。田植えが終わっているところもあるけれど、山沿いでは霜注意報もでているので霜害が心配だ。

きたきつね雑記帳のアクセスを見ていると、『陸稲』と『 つくば農業環境科学研究センター』で検索して来訪する人が多いのに驚かされる。特に『陸稲』は毎日コンスタントにでてくる。何が起っているのだろうか。

『陸稲』は非常に地域限定で、水稲に比べると栽培面積は非常に少ないし、それほどポピュラーではないし、栽培指導ができるのは、茨城県の普及センターくらいのものだろう。

今日も一日会議の連続で疲れてしまった。

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2005/05/09

官報は面白い

一度「官報」というものを見て、なかなか面白いと思った。よく「官報告示」とか「公告」ということばがあるが、普通の人は実際にどのように告示されるか見る機会はほとんど無いだろうと思う。

「官報」は、独立行政法人国立印刷局が毎日発行している印刷物で、皇室の行事、法律などいろいろなものがこれで公表され、国民に周知されたということになるらしい。

最近はインターネット版「官報」が公開されているので一度見てみると面白いだろう。自己破産を申請して裁判所で決定を受けた人は、ここに住所氏名が公表されるが、たぶん本人は知らないだろう。破産の公告はものすごく多いのでびっくりしてしまう。

1週間分がPDFで公開されていて、テキストが取り出せるので、データーベスを作ってキャッシュカードの発行やローンの申し込みをチェックするシステムがあるかもしれない。

ちょっと変わったところで、「行旅死亡人」という項目があって、身元不明で病死した人や自殺死体などは発見された場所の市長などが官報に公告を出しているが、手続きとしてはこれで探したということになるのだろうか。実際は身元不明の死体については、警察が身元不明の届け出と照合して調べるのだろう。

「官報」を見ていて、空想を広げると小説が書けるかもしれない。

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ラジオを聴く

低気圧に覆われて今にも降りそうな曇り空の寒い日になり、夕方に一時雨が降った。明日もこんな天気になるのだろうか。

指の傷はなんとかふさがったようで、ガーゼにわずかに血の跡が着く程度になった。痛みもなくなって、順調に治るだろう。

ラジオで、奈良の配置薬の会社が薬事法違反で営業停止になったという面白いニュースがあった。配置薬の営業の免許の業者は、使った薬に対してお金を貰っても良いけれど、薬局のように薬を使う前に代金を受け取ることはできないということだった。実はこれだけではなくて、新潟で配置薬の販売員が清涼飲料を病気に効くといって売ったという詐欺事件が発端にある。偽薬を売ったことからニュースのような事件になったのだ。

テレビはいらないと思って買わなかったので、ラジオをよく聴くようになった。ラジオのニュースは、同じニュースを新聞で見るよりも、情報量は少ないはずなのによく理解できるような気がする。

時折、道路交通情報で関東地方の情報が流れることがあって、通ったことのある道路と地名がでてくると随分前にこちらに住んでいるような気がして、懐かしい感じがする。

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2005/05/08

怪獣の名は・・・

朝一で洗濯をして、朝食にした。ちょっと別のことをしていたらパンが黒く焦げてしまった。ナイフでカリカリと削って焦げを落として食べることができた。ガスレンジのロースターでパンを焼くとカリッと焼けていいのだけれど、タイミングを間違うと焦げてしまうのが欠点だ。

朝から溜まった雑誌をドンドン読んでしまった。雑誌は溜めるとだんだん読まずに積ん読になってしまうのだけは避けなければならない。途中まで読んでいた黒川伊保子さんの「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」(新潮新書)の残りを読み終わった。

ことばを発する時の口腔内で起こる物理効果が、脳に潜在的なイメージ(サブリミナル・インプレッション)を作り出すが、これは人種、言語を越えて共通のイメージになるという仮説をもとに、ことばのもつイメージについて論考している。ことばの感性を物理的に解釈しているといってもいいかもしれない。

「満ち足りた女のM」とか「男達を興奮させる濁音」といった、興味深い内容となっている。これまで商品のネーミングなどに使われることばの経験則を明快に説明している。今売れているブランドは、このサブリミナル・インプレッションの最適な組み合わせになっているということだ。

この本に書かれている手法を応用すると、ヒット商品のネーミングや、人に好かれる子供になる命名法、頭が良さそうに見える言葉遣いなどいろいろな場面で使うことができそうだ。

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2005/05/07

怨霊の国

先日、島で鳥見をしているときに、一緒に回った人と鳥の名前を口にだして見たいといと、その鳥が目の前に現れることので、「日本は言霊の国だから」と話しながら回っていた。こんなことはバードウォッチングをしているときにしばしば起こることで不思議だ。これは地元の神様が願いを聞いてくれているとすればとても楽しい。

神社でお参りするときには、二礼二拍手が作法となっているけれど、実際はそのあと、自分の住所、氏名と願い事を声に出して言わなければならない。そうしなければ神様は、誰がどんな願いをしに来たか判らない。日本の神様は、人の心の中を読んで願いを叶えてはくれないということだ。絵馬もちゃんと住所、氏名、願い事を書かなければ、願いは叶わない。日本の八百万の神様は実に人間くさい。

そういえば、相当やんちゃなことをしているヤンキーさんが事故で死んだときに、友人や近所の人がテレビのインタビューに答えて「まじめで、おとなしいひとだった」とか、「親思いのひとだった」というのを聞くことがよくある。テレビに映った写真を見ると、おいおい、ちょっと待てよという感じで、人は見かけではないとはいうが、そのまんじゃないか。そうすると、週刊新潮あたりが、翌週に真相はこうだと載せるパターンになる。

死者を褒め称えるのは、作家・井沢元彦氏の『逆説の日本史』ではないが、人が死んだときに怨霊にならないように、あんたは偉かった、立派だったと霊をほめて良い気分にさせて黄泉の国へ旅立たせる習慣が残っているのではないだろうか。

きたきつねも死んだときに、「立派な人を亡くした」、「頭が良くて、優しい人だった」、「美男で、スタイルも良かった」、「これから会社を背負っていくはずだったのに」といってもらえるだろうか。いくら嫌なやつでもちゃんと褒めてくれないと怨霊になって祟るかもしれないので、もし知り合いの方がこれを読んでいたら、ちゃんと覚えておいてほしい。

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指を刻む、「痛い!」

050507今日は夜半過ぎから強い風が吹いて、午前中は雨だった。昼前に雨は上がった。洗濯した後、朝から読み残して溜まっている雑誌、本を読んでいた。

夕飯の用意をしていて、ネギの代わりに左手の人差し指をきざんでしまった。結構大きく深くザックリと切ってしまった。切れ味の良い包丁は気をつけなければいけない。急いでサビオで止血して、薬局に行ってマーキュロクロムと包帯を買ってきた。大体血は止まったようだけれど、今晩寝てから痛むだろう。

JR西日本の話題がニュースをにぎわしている。大きな会社は組織の血の巡りが悪いので、まことに恥ずかしいことが恥ずかしいと感じないのだろう。事故が起こった時に、JRから警察、消防への通報はなかったとか、いろいろな問題がざくざくと出てくる感じだ。組織としての歪みが溜まり、社員の心の荒廃も進んでいるのではないだろうか。

それと、オーバーランのニュースが異様に多い。これは、もともとオーバーランは日常的にあって報道されなかったけれど、今回の事故があって注目されるようになったのか、それとも今回の事故以降急に増えたのか、どちらだろう。今回の事故以降増えているとしたら、運転手、車掌に今回の事故の影響で大きなストレスがかかってしまったのではないだろうか。早急に職場環境の改善をしておかないと、また大事故が起こる心配がある。

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2005/05/06

技術レベル

新聞に佐賀の東名遺跡で西日本最大級の縄文早期の貝塚が発見されて、木編みのカゴが見つかったというニュースがでていた。「当時として高い技術レベル云々」という専門家の解説が載っていた。「技術力が高い」という評価は、現在の技術を基準として、未開の縄文人の低い技術レベルの中でも高いという評価しているのだろう。

きたきつねも以前は、考古の遺物を見ては、原始的な生活をしているのにすごい技術力を持っていると思っていた。でも、時代が違っても、人の能力はそれほど違わないのではと思うようになった。現在と当時の差は、材料と道具であって、人のもつ技術力には差がないのではないだろうか。電動の工具がなくても、時間と根気で解決すればいいわけだから、逆に当時の方が技術力があったのかもしれない。実際、現在の技術でも再現できないものがあるくらいだから、逆に今の方が技術力が低くなってるのではないだろうか。

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2005/05/05

飛島詣で三日目

050505_1飛島も三日目になると疲労もピークで、足が痛くなっている。でも歩き始めると不思議なもので痛みが和らいでくる。昨日までの鳥を見たいという欲はもうなくなって、散歩気分で歩いていた。これ以上腰に負担をかけると、帰りの車の運転に差し障るので、同行の皆と別れて午前中の便で帰ることにした。

ウミネコの島だけあって、沢山のウミネコが飛んでいる。ウミネコは目の回りに赤いリングがあって、目が白いので、目つきが凶暴に見えるのが可哀相だ。よく見ると非常にきれいな鳥だと思う。

050505_2民宿の隣の家の門柱の上に猫が乗っている。その家の誰かが作ったのだろう。最初見たときには、シーサーか狛犬かと思ったがどうも違うようだ。毎年行くたびに何か飾りが違っていたり、増えていたりする。実に素朴な感じで、面白い。

050505_3船着き場で待っていると、「ニューとびしま」が入港してきた。双胴船で巡航速度時速16.5ノットとなかなか早い。ただ200トンちょっとと小さいので、大きな波のときには、空中を飛んで、波の間に落ちるような感じになる。今回は波が50cmくらいで非常に快適だ。いつも船室に入らずに、海面に浮かぶアビの仲間やウミスズメ、波の間を飛ぶミズナギドリ類を探すことにしている。今回は、良い場所をバードウォッチングツアーの人たちが陣取ってしまったので、その外側から見ることにした。ウトウの群れが船から10m位のところを慌てて逃げていくのを見ることができた。

050505_4最上川河口の酒田港に近づくと、雪解け水での増水の影響か、船の揺れが大きくなった。鳥海山と風力発電所の対比が面白い。最近は風力発電所が海岸線増えているけれど、風任せの不安定な電気をどうするつもりなのだろうと思う。

三日間の成果は88種で終わった。きたきつねとしては、飛島での最低記録ということになる。他のメンバーの見た鳥の総計は123種ということだ。こちらは新記録ということになる。

  1 オオハム              2 シロエリオオハム      3 オオミズナギドリ 
  4 ハイイロミズナギドリ   5 ハシボソミズナギドリ   6 ウミウ 
  7 ヒメウ                8 アマサギ              9 ダイサギ 
 10 チュウサギ           11 コサギ               12 アオサギ 
 13 マガモ               14 ヒドリガモ           15 ホシハジロ 
 16 シノリガモ           17 トビ                 18 ハヤブサ 
 19 シロハラクイナ       20 コチドリ             21 クサシギ 
 22 アカエリヒレアシシギ  23 セグロカモメ         24 オオセグロカモメ 
 25 シロカモメ           26 ウミネコ             27 コアジサシ 
 28 ウミスズメ           29 ウトウ               30 カラスバト 
 31 キジバト             32 ツツドリ             33 ヒメアマツバメ 
 34 アマツバメ           35 ヒメコウテンシ       36 ツバメ 
 37 イワツバメ           38 キセキレイ           39 ハクセキレイ 
 40 セグロセキレイ       41 ビンズイ             42 タヒバリ 
 43 サンショウクイ       44 ヒヨドリ             45 モズ 
 46 コマドリ             47 ノゴマ               48 コルリ 
 49 ルリビタキ           50 ノビタキ             51 イソヒヨドリ 
 52 トラツグミ           53 カラアカハラ         54 クロツグミ 
 55 アカハラ             56 シロハラ             57 マミチャジナイ 
 58 ツグミ               59 ヤブサメ             60 ウグイス 
 61 ムジセッカ           62 キマユムシクイ       63 メボソムシクイ 
 64 エゾムシクイ         65 センダイムシクイ     66 マミジロキビタキ 
 67 キビタキ             68 オオルリ             69 エゾビタキ 
 70 コサメビタキ         71 シジュウカラ         72 メジロ 
 73 ホオジロ             74 ホオアカ             75 コホオアカ 
 76 キマユホオジロ       77 カシラダカ           78 ミヤマホオジロ 
 79 アオジ               80 アトリ               81 カワラヒワ 
 82 イスカ               83 イカル               84 シメ 
 85 スズメ               86 ムクドリ             87 ハシボソガラス 
 88 ハシブトガラス      

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2005/05/04

飛島詣で二日目

050504_1午前四時過ぎに起床して、四時半に宿をでて、鳥を探しにでかけた。夜中に鳥が降りたようで、道を歩いていていると、両側から鳥のさえずりが聞こえてくる。特にコルリの数が多いようだ。ツグミ類の声も沢山聞こえていた。ヒヨドリの300羽くらいの大きな群れが頭の上を北に向かって通過していった。

真ん中の舗装道路や林の中の道をぐるぐる回る。毎年鳥がいる場所が変わるので探すのが大変だ。

島には何カ所も飲用水を溜めたダムがある。ダムには淡水が溜まっているけれど、その水面で島で繁殖しているウミネコが水浴びをしている。ウミネコは淡水が必要なのだろうか、他のカモメダムに浮いているのを見たことがなし。

050504_2ちょっと色が悪いがキビタキの撮影に成功した。二日目のライファーは、マミジロキビタキとキマユムシクイだった。マミジロキビタキは、飛島で見たい鳥だったし、雄雌のどちらも見ることができたので、非常に感激した。一日回って51種しか見る子ができなかった。全員の総計では83種だった。

050504_3飛島はウミネコの繁殖地として有名で、太平洋の蕪島よりは少ないが、島の周りの岩礁で一万羽以上のウミネコが繁殖している。黒い岩肌に白い点が沢山散らばっていて、それが全てウミネコだ。ウミネコのコロニーの直ぐ近くにハヤブサの巣があって、ハヤブサがうまく餌が獲れないときにはウミネコを狩るのだろう。ウミネコはハヤブサを烏よけに利用しているのだろうか。

ようやく帰り道、「Mr. POSTMAN」に会うことができた。話をしたがなかなか面白い人だ。東京都内の郵便局に勤めているということで、「鳥を見るために休みを取りやすくするために、出世しない努力をしている」という話や、「十日以上も三食毎日魚を食べることになれるために苦労した」などと面白かった。

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2005/05/03

飛島詣で一日目

050503_1今年も山形県酒田港から「ニューとびしま」に乗って飛島に渡った。海上は長い周期のうねりがあって少々揺れていたけれど、酔うほどでもなかった。定宿の「美島屋」に荷物を置いて、急いで上の道路にでて、鳥を探し始めた。天気が良く、どんどん鳥が渡ってしまって、鳥の数が少ない。それでも、オオルリやキビタキが近くで見ることができるのがうれしい。お散歩デジカメでも、鳥の写真を撮れるというのがいい。

050503_2第一日目のライファーは、ヒメコウテンシで、あっけなく目の前に現れた。やはり離島は、鳥の好きな場所が限られるので、いるときには直ぐに見つかる。沢山のバーダーが島にいるはずなのに、なかなか出会わない。鳥が少ないし、情報がないので、島の中に分散しているからだろう。飛島の有名人「Mr. POSTMAN」に出会わないというのも、物足りない。

「Mr. POSTMAN」は、春と秋の渡りのシーズンに10日以上も飛島で鳥を見ていて、いろいろな情報がもらえる。最初あったときは、白のワイシャツに黒のズボンで長靴を履いて、双眼鏡だけで鳥を見ていて、どう見てもバードウォッチャーとは思えなかった。最近は少しバーダーらしくなってきている。

050503_3
島の丘の上の道路にトイレができていた。エコトイレということで、おがくずを使って汚物を処理するシステムのトイレらしい。おがくずを攪拌する動力源として、太陽電池を利用していた。水を使わないので、水の少ない飛島に適している。これまでは、公衆トイレが一カ所しかなかったので、随分と改善された。観光客やバードウォッチャーに女性が多いので、トイレ増設の要望があったのだろう。

半日で65種の野鳥を見ることができた。参加者全員では81種となった。鳥の数が少ないので、なかなか見つけられなかったにしては、まずまずのところだろう。

宿の食事は年々改善されてきているようで、新鮮なソイ、ハマチ、イカの刺身とズワイガニがメインだった。一日歩き回っているのだから、お腹が減るわけで、炊飯ジャーのご飯は直ぐに空っぽになってしまった。

ニュー飛島
全長:38.95m 長さ(垂線間):36.00m 幅:10.00m 総トン数:223ton 航海速力:16.50ノット
最大搭載人員:300名 航海航路:酒田−飛島

飛 島
世帯数:148戸 人口:313名

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2005/05/01

雪下ろし用の梯子

050501今日の最高気温は29度を越えたようだけれど、それほどとは感じなかった。午後は曇りで肌寒いくらいだった。

ここにきてびっくりするのは、どのうちにも屋根に登ることのできる梯子が取り付けられていることだ。さすが豪雪地帯という感じで、屋根の雪下ろしは必須なのだ。今のアパートの自転車置き場は鉄筋コンクリートの頑丈な作りで、アパートだと雪下ろしを誰がするかなかなか決まらないからだろう。

ところで、屋根の雪下ろし用の梯子の特徴は、梯子の長さが屋根の軒を越えて随分長いことだ。梯子が軒までしかないと、積もった雪のために屋根の上に到達できない。

まだ、このあたり特有のものやことがあるのだろう。

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