飛島詣で三日目
飛島も三日目になると疲労もピークで、足が痛くなっている。でも歩き始めると不思議なもので痛みが和らいでくる。昨日までの鳥を見たいという欲はもうなくなって、散歩気分で歩いていた。これ以上腰に負担をかけると、帰りの車の運転に差し障るので、同行の皆と別れて午前中の便で帰ることにした。
ウミネコの島だけあって、沢山のウミネコが飛んでいる。ウミネコは目の回りに赤いリングがあって、目が白いので、目つきが凶暴に見えるのが可哀相だ。よく見ると非常にきれいな鳥だと思う。
民宿の隣の家の門柱の上に猫が乗っている。その家の誰かが作ったのだろう。最初見たときには、シーサーか狛犬かと思ったがどうも違うようだ。毎年行くたびに何か飾りが違っていたり、増えていたりする。実に素朴な感じで、面白い。
船着き場で待っていると、「ニューとびしま」が入港してきた。双胴船で巡航速度時速16.5ノットとなかなか早い。ただ200トンちょっとと小さいので、大きな波のときには、空中を飛んで、波の間に落ちるような感じになる。今回は波が50cmくらいで非常に快適だ。いつも船室に入らずに、海面に浮かぶアビの仲間やウミスズメ、波の間を飛ぶミズナギドリ類を探すことにしている。今回は、良い場所をバードウォッチングツアーの人たちが陣取ってしまったので、その外側から見ることにした。ウトウの群れが船から10m位のところを慌てて逃げていくのを見ることができた。
最上川河口の酒田港に近づくと、雪解け水での増水の影響か、船の揺れが大きくなった。鳥海山と風力発電所の対比が面白い。最近は風力発電所が海岸線増えているけれど、風任せの不安定な電気をどうするつもりなのだろうと思う。
三日間の成果は88種で終わった。きたきつねとしては、飛島での最低記録ということになる。他のメンバーの見た鳥の総計は123種ということだ。こちらは新記録ということになる。
1 オオハム 2 シロエリオオハム 3 オオミズナギドリ 4 ハイイロミズナギドリ 5 ハシボソミズナギドリ 6 ウミウ 7 ヒメウ 8 アマサギ 9 ダイサギ 10 チュウサギ 11 コサギ 12 アオサギ 13 マガモ 14 ヒドリガモ 15 ホシハジロ 16 シノリガモ 17 トビ 18 ハヤブサ 19 シロハラクイナ 20 コチドリ 21 クサシギ 22 アカエリヒレアシシギ 23 セグロカモメ 24 オオセグロカモメ 25 シロカモメ 26 ウミネコ 27 コアジサシ 28 ウミスズメ 29 ウトウ 30 カラスバト 31 キジバト 32 ツツドリ 33 ヒメアマツバメ 34 アマツバメ 35 ヒメコウテンシ 36 ツバメ 37 イワツバメ 38 キセキレイ 39 ハクセキレイ 40 セグロセキレイ 41 ビンズイ 42 タヒバリ 43 サンショウクイ 44 ヒヨドリ 45 モズ 46 コマドリ 47 ノゴマ 48 コルリ 49 ルリビタキ 50 ノビタキ 51 イソヒヨドリ 52 トラツグミ 53 カラアカハラ 54 クロツグミ 55 アカハラ 56 シロハラ 57 マミチャジナイ 58 ツグミ 59 ヤブサメ 60 ウグイス 61 ムジセッカ 62 キマユムシクイ 63 メボソムシクイ 64 エゾムシクイ 65 センダイムシクイ 66 マミジロキビタキ 67 キビタキ 68 オオルリ 69 エゾビタキ 70 コサメビタキ 71 シジュウカラ 72 メジロ 73 ホオジロ 74 ホオアカ 75 コホオアカ 76 キマユホオジロ 77 カシラダカ 78 ミヤマホオジロ 79 アオジ 80 アトリ 81 カワラヒワ 82 イスカ 83 イカル 84 シメ 85 スズメ 86 ムクドリ 87 ハシボソガラス 88 ハシブトガラス
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