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2005/05/06

技術レベル

新聞に佐賀の東名遺跡で西日本最大級の縄文早期の貝塚が発見されて、木編みのカゴが見つかったというニュースがでていた。「当時として高い技術レベル云々」という専門家の解説が載っていた。「技術力が高い」という評価は、現在の技術を基準として、未開の縄文人の低い技術レベルの中でも高いという評価しているのだろう。

きたきつねも以前は、考古の遺物を見ては、原始的な生活をしているのにすごい技術力を持っていると思っていた。でも、時代が違っても、人の能力はそれほど違わないのではと思うようになった。現在と当時の差は、材料と道具であって、人のもつ技術力には差がないのではないだろうか。電動の工具がなくても、時間と根気で解決すればいいわけだから、逆に当時の方が技術力があったのかもしれない。実際、現在の技術でも再現できないものがあるくらいだから、逆に今の方が技術力が低くなってるのではないだろうか。

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