官報は面白い
一度「官報」というものを見て、なかなか面白いと思った。よく「官報告示」とか「公告」ということばがあるが、普通の人は実際にどのように告示されるか見る機会はほとんど無いだろうと思う。
「官報」は、独立行政法人国立印刷局が毎日発行している印刷物で、皇室の行事、法律などいろいろなものがこれで公表され、国民に周知されたということになるらしい。
最近はインターネット版「官報」が公開されているので一度見てみると面白いだろう。自己破産を申請して裁判所で決定を受けた人は、ここに住所氏名が公表されるが、たぶん本人は知らないだろう。破産の公告はものすごく多いのでびっくりしてしまう。
1週間分がPDFで公開されていて、テキストが取り出せるので、データーベスを作ってキャッシュカードの発行やローンの申し込みをチェックするシステムがあるかもしれない。
ちょっと変わったところで、「行旅死亡人」という項目があって、身元不明で病死した人や自殺死体などは発見された場所の市長などが官報に公告を出しているが、手続きとしてはこれで探したということになるのだろうか。実際は身元不明の死体については、警察が身元不明の届け出と照合して調べるのだろう。
「官報」を見ていて、空想を広げると小説が書けるかもしれない。
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