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2005/05/28

つつがなしや

新潟県では今年に入ってすでに4人もツツガムシに刺されているらしい。ツツガムシ病は、ツツガムシに寄生しているリケッチャーが原因となって起こる病気ということだ。現在では、ツツガムシに刺され起こるツツガムシ病は、早期に発見して、治療すれば命に関わることはないけれど、昔は相当高い致死率だったようだ。1970年代に少なくなったけれど、最近は新型のツツガムシが発生して、全国で発症報告があるということだ。

昔から新潟、山形、秋田の河川敷で発生する風土病として知られていて、「ふるさと」という唱歌の二番の歌詞に「つつがなしや ともがき」というのがある。この「つつがなし」というのは、「恙なし」ということで『恙虫(ツツガムシ)に刺されないように無事でという』ことから、「異常がない」、「無事である」という意味になったことばなのだ。ちなみに「ふるさと」は長野県出身の高野辰之の作詞ということだ。

河川敷の草原に入る場合は、ツツガムシだけでなく、ヤブカやブヨなどの吸血昆虫などに刺される可能性があるので、アウトドアにでる時は夏でも長袖、長ズボンは常識だと思う。長袖、長ズボンは日焼けを避けるためにも有効だろう。それと靴下も、最近流行のくるぶしまでしかない靴下は避けた方がいいと思う。厚手の長靴下が疲労も少ないし必須だろう。

そういえば昔、バードウォッチングに半ズボン、ノースリーブできた女性が、蚊の集中攻撃を受けていたのを見たことがある。帰ってから相当痒かったと思う。

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