31歳のウミネコ
青森県八戸市の蕪島で、31歳のウミネコが確認されたというニュースが、河北新報にでていた。これまでの記録は28歳11カ月が最年長記録だったようだ。それにしても、野鳥の生存率は非常に悪いと聞いたことがあるので、すごい記録だと思う。
なぜ年齢が判るかというと、蕪島では生まれたヒナに足輪を着けて記録しているからで、足輪の番号で何時、どこで着けたかが判る。継続は力というけれど、すごいです。
最近は光学機器の性能が良くなって、鳥を捕まえなくても足輪の番号を読むことができたりする。時折、カラーの足輪が着いていたり、フラッグが着いていたりした鳥を見ることがある。白鳥などは番号の付いた首輪をしていることがある。国際的なネットワークがあるので、日本のバンディングセンターになっている山階鳥類研究所に聞くと、どこから来たか教えてくれるはずだ。
鳥に足輪を着ける調査(鳥類標識調査)を「バンディング」といって、法律で禁止されているカスミ網を使うので、ちゃんと技術が認められて、環境省の許可がないとできない。何度か現場を見せて貰ったけれど、大変な作業で、腰痛もちのきたきつねには無理なことが判ったので、それ以来遠慮している。
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