天気予報通り、ものすごい雨になった。下越方面から中越、上越と梅雨前線が下がってきて、強い風と雨の音で目が覚めた。
今日は金沢に行く予定なので、急いでJRの運行状況を調べると、信越線は長岡と直江津の間が不通になっていた。駅に行ってみると北陸線は直江津で折り返し運転となっていて、特急に乗ることが出来た。
久しぶりに金沢駅で降りて、外に出るとなんだかものすごいものができていた。大きな門の下で外国人がテレビカメラでなにか番組を撮影しているようだった。金沢は雨が上がっていて、駅から会議場のある香林坊方面に歩くことにした。ところが武蔵の辻あたりで、雨が降り始め、どんどん強くなってきたので、ほんのちょっとの距離だったけれどタクシーを拾ってしまった。
会議は順調に進んでいたが、途中で高速道路が不通になったとか、特急が止まっているという情報が入ってきて、遠くから来ている参加者の帰りが不安になってきた。新潟各地は200mm以上の雨量になっているということで、洪水になっているところもあるらしい。能登の輪島でも土砂崩れがおこっているらしかった。
予定より30分ほど早く終わって、駅に駆けつけた。駅員に聞くと、「富山までは特急が動いているが、その先は普通列車が動いているが、直江津まではいけない」という。仕方がないので、富山まで行って明日の朝一番で帰ることにして、ホテルを手配して特急「サンダーバード」に乗った。
富山駅について、表示を見ると普通列車の直江津行きが表示されている。駅員に聞くと「直江津までは動いていますよ」というではないか。慌ててホテルにキャンセルを入れて、切符を買ってホームに向かった。富山からの2時間の普通列車の旅は、学生の頃、岡山から松江に出て、山陰北陸を通って青森まで鈍行で旅をして以来だから、34年振りになる。
20近くの駅を通過して、ほぼ定刻で直江津にたどり着いた。雨は上がっていた。途中、トンネルの中の駅「筒石」に停まった。この駅は各駅停車に乗らなければ停まることのない駅で、昔は越後筒石、親不知、子不知といわれた難所中の難所だったところだ。北陸道でもトンネルが26カ所も続く場所になっている。
帰りのタクシーで関川の横を通ったが、川幅一杯になっていた。河川敷にあったササゴイやオオヨシキリの巣は流されてしまっただろう。
空梅雨ではないかと心配していたが、あまりにも極端すぎる。突然降り出して、200mmを越すのは反則だろう。梅雨は適度にしょぼしょぼ降るのが正しくはないか。折角芽をだして大きくなり始めた大豆が、去年と同じようにおぼれ死んでしまうのではないかと心配になる。
最近のコメント