街歩き
朝目を覚まし時には雨音がしていたので、久しぶりに8時過ぎまで布団の中でグタグタしていた。昨日の夜は焼き肉屋で腹一杯になったので、朝ご飯を軽く食べて、まだ一度も行っていない駅前の繁華街に行ってみることにした。一番の目的は文具店探しということで、傘がいらないくらいの小雨の中を歩き始めた。35分ほどで、駅前に到着して、アーケードのある本町商店街を端から端まで往復した。
十時ちょっと過ぎということで、シャッターが閉まったお店が結構あった。文具店は一軒だけみつかった。店内に入って中を一巡したけれど、どこにでもある普通のお店、というか当たり前か。きたきつねの求める文具店は、普通じゃないのが問題かもしれない。
でも、地方の文具店には、流通在庫というか、生産・販売が大昔に中止になって、もう世の中では売っているはずがない文房具があったりするのが面白いところだ。この店にも、十年ほど前にバンダイの子会社のメガハウスが発売していたしゃべる文房具「シャベッタラーズ」シリーズの「スイスイチョッキン」というペンギン型のはさみがあった。七月の文房具のオフ会用に買った。
アーケードは11時頃になっても人はまばらで、いくら天気が悪いからといっても寂しい。昼過ぎになると人が出てくるのだろうか。
帰りはバスのつもりだったけれど、土日は本数が少ないので、歩いて帰ることにした。ついでに四月の花見の時に前を通っただけの、市立博物館をのぞくことにした。結構立派な建物だったので、期待していたが、実にあっさりした展示だった。
この地域は越後の国府があったそうだが、国府、国分寺、国分尼寺の場所は判っていないということだ。どうしてだろう。
雪に埋まった街の古い写真があった。本当に道路が雪捨て場になっていて、雁木の下しか通る場所がなかったのがよくわかる。それにしてもすごい。豪雪地帯ということばがぴったりだ。北海道でも倶知安のあたりは、雪がすごくて二階から出入りしたという話を聞いたことがあるし、実際二階に出入り口のある家を見たことがある。今は雪が降らなくなって、二階まで降るような雪を見たことがないので、ほら話のように感じるけれど、写真を見ると信じるしかない。
ただ、よく考えてみると、昔は屋根からおろした雪を運搬する手段がなかったし、流雪溝や融雪パイプなどがなかったから、道に積み上げるしかなかったということもあるのかもしれない。
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