食品の安全・安心
今日は旧暦五月十二日夏至。昼の長さが一番長い日で、上越地方は昼時間が14時間44分となった。明日から徐々に日が短くなると思うと、ちょっと寂しいかも。午後一時に高田測候所で34度を記録したようだ。どうりで暑いはずだ。
新潟で生協連合主催の遺伝子組み換えイネのシンポジウムがあったようだ。遺伝子組み換え食品の安全・安心を問題にしているようだけれど、食品の安全を証明することの難しさを知らないので「安全」という言葉を安易に使っている。
今日本人が食べている米が食品として安全であることを証明できるかといえば、難しいというよりできないのではないのではないだろうか。米は過去からの食経験の中で安全とされているだけではないだろうか。実際には、コメアレルギーの人は沢山いるし、腎臓病の人が食べると米の中のタンパクが問題になる。
毎日食べている食品でも、食べ過ぎると害になるものもあるし、多くの人にとっては安全な食品である蕎麦もアレルギーの人にとっては劇毒になる。農薬を使っていない野菜が安全だという人がいるが、逆に虫がかじった野菜は虫に対する対抗物質を出しているので注意が必要だという人もいる。
食品に関して安全、それも「完全に」などということばをつけて要求するのは、おおぼけではないか。食品に安心を求めることは良いかもしれないが、安全、それも誰かに安全性を担保するように求めるのは、おかしくないだろうか。
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