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2005/07/18

鷹羽温泉

050718今日は上越市牧区(旧牧村)の鷹羽温泉にいってきた。鷹羽鉱泉は、牧区宇津俣の奥の奥、もう尾根を越えると長野という山の中にある露天風呂で、夏の間しか営業していないらしい。入湯料500円払って小さな脱衣所で裸になって外に出ると、硫化水素の白濁したお湯の露天風呂があった。一応男女は別れているが、女性風呂にはお湯がないので、混浴になるのだろう。

山の上なので、景色を見ながらゆったりとお湯につかっていた。鉱泉なので沸かしているが、燃料にこのあたりででる天然ガスをつかっているということだ。鉱泉の沸かし湯だけれど、旧温泉法の鉱泉ではないという。浴槽はきれいに洗ってあるので、燕温泉の野天風呂のような沈殿物がまき上がることはなかった。

地元の人が数人入っていて、話をしながらゆっくりしたので、のぼせてしまった。体が温まって、汗がどんどん出るのがいい。ここも、洗い場も上がり湯もないので、タオルだけでなく体も硫化水素臭が残った。

050718_2温泉に向かう途中、宮口古墳群という標識があったので、寄ってみた。円墳が20基ほど並んでいる。7世紀ころに大きな勢力がいたのだろう。古墳群の近くに民俗資料館があったので、入ってみた。またしても本日第一番目の入場者のようだった。一階は、古墳群の発掘資料が展示されていた。なかなかすばらしい展示品だった。

旧牧村は大昔から、石油と天然ガスがでたらしく、燃える水と接着剤としてのアスファルトを産出していたのだろう。アスファルトでコーティングしたガラスビーズが展示されていた。アスファルトは石斧を木の柄に固定するための接着剤として交易品として珍重されたのだろう。ここで使われていた黒曜石は長野の和田峠産のものらしい。

050718_3二階は、この地域の農具、生活具などと石油関連の展示になっていた。各地に民俗資料館があるが、管理が悪く展示品がボロボロになっているところも多いが、ここは非常に保存状態がよい。昭和四〇年くらいまでは現役だったろうという道具類があって、興味深かった。

昭和四〇年代後半に、農業の形態が急速に変化したのと、農家が新しい住宅を建て始めて、納屋に眠っていた農具や生活具が廃棄されるようになって、それを保存するために各地で民俗資料館が建設された。ちゃんと維持管理をしている資料館と、勢いで作ってしまって、建設当時のままに放置して荒廃にまかせているところに分かれているようだ。

この資料館は非常に良い方に入ると思う。展示物で興味を引いたのは、牛と馬の草鞋だった。牛と馬の蹄の形が違うので、ちゃんと草鞋も違っていた。馬は奇蹄類なので、蹄を包み込むようになっているし、牛は偶蹄類なので、人の草鞋のように蹄の割れたところに鼻緒で固定できるようなっている。このような草鞋は初めて見た。

050718_4温泉からの帰り道、人の気配がないけれど、棚田がきれいに管理されている。ふと反対側をみると、耕作放棄された棚田があった。雑草が茂っている。まだ木が生えていないので、放棄されて数年なのだろう。


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