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2005/09/13

老人力

050913NHKラジオの「真打ち競演」で、円菊の「幾世餅」を聞いたが、大失敗。脳梗塞で倒れたコント55号の次郎さんがリハビリ中の物まねをしている様で、口跡が悪いったらない。もう七十七の喜寿だから仕方がないにしても、古今亭志ん生師匠の弟子の中で、一番下手ではないだろうか。

古本屋の百円棚にあったのを買ってきた赤瀬川原平さんの「老人力」(筑摩書房)をようやく読み終わった。こんな本が105円で買えるのだから、百円棚は侮れない。

加齢によるひとの能力の低下を「老人力」ということばで表現するということの発見と考察がすばらしい。「唐人力」発見者は、路上観察学会の仲間の藤森照信、南伸坊ご両人らしい。南伸坊さんはきたきつねと同い年で、ちょうど呆けかげんが似ているので、好きなのだけれど、「老人力」発見しそうなひとだ。

「物忘れ」が始まると「呆けた」というよりも「老人力」が出たといったほうが前向きでいい。どんどん「老人力」が強くなって、最強になると「認知症」ということになるのだから、これは「老人力」全開ということになる。幾つになっても「老人力」が弱い人もいて、聖路加病院の日野原名誉院長が代表選手ではないだろうか。

場所を忘れた時には、全て「本駒込」にしてしまうなどというのは、使えそうだ。関係ないけれど、「本駒込」と聞くと、昔駒込駅の近くの本駒込側にあった居酒屋「加賀屋」の豊かな体の若いお運びさんを思い出した。

「老人力」がつくと融通無碍、自由自在、変幻自在、自由奔放になってしまうわけで、なんだか嬉しくなる。このところ「老人力」しっかりしてきたので、昔街に一人や二人いた嫌な爺さんになるように頑張ろう。

古今亭円菊師匠は、老人力ではなく、本当に昔からずっと同じ。


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