金時草はきんじそう
午前中は、農家の見学に連れて行って貰った。初めて見たのが、「金時草」で、「きんときそう」ではなくて「きんじそう」と呼ぶ野菜で、裏が紫色の葉をおひたしにしてたべるということだ。金時草は、寒さに弱いので、金沢では夏の野菜になるらしい。生で葉を囓ってみたが、何とも味わったことのない味だった。
茹でると粘りがでるらしく、その粘りが好まれるとのこと。葉裏の紫色はアントシアニンで、抗酸化機能があるので、注目されているらしい。茹でた葉を絞ると、紫色の水がでて、それを入れてご飯を炊いたり、ご飯にかけて色をつけたりするということだ。
この農家では、マクワウリのような形のキュウリの「太キュウリ」や、葉の大きな「大葉春菊」なども作っていた。大葉春菊は、普通に売られている春菊と違って、柔らかいのが特徴らしい。きたきつねは春菊は好まないので、どうでもいい。
次に見たのが、砂丘地の「源助大根」で、これも伝統野菜で、グルタミン酸の含有量がおおくて、太さもちょうどいいので、コンビニのおでんの材料としてつかわれているということだ。普通にスーパーなどで売られている青首大根に比べると、長さが短いので、コンビニからは長いものが欲しいというリクエストがあるらしい。
このほか砂丘で作られている、サツマイモの「五郎島金時」は今がちょうど収穫が始まっていた。元禄時代に鹿児島から持ち込んだということだ。残念ながら食べることはできなかった。大阪市場などでは、最近の主流の「ベニアズマ」の三倍以上の値段がついているらしい。
さすが石川県は、背番号55のゴジラの出身地で、ゴジラのPETボトルのお茶があった。製造も、小松市の小松製茶?となっていた。まあ、いろいろなことをかんがえるものだ。
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