ALWAYS三丁目の夕日
市内のシネマコンプレックスJ-MAXでは、火曜日がメンズデーで、1000円で映画を見ることができる。ビックコミックのファンとしては、是非「ALWAYS三丁目の夕日」を見なければ思っていたので、一番最後の回を見に行った。今回は、観客が15人もいた。でも250人くらいはいる一番大きなシアターなので、非常に寂しい。
映画のストーリーは、非常に良かったと思うけれど、古物店や町の風俗資料館のようなセットと小道具はひどすぎる。昭和三十三年を実体験したきたきつねにとっては沢山の不満が残った。あの輝いていた昭和三十年代はもっと明るい街が広がっていたはずだ。
例えば、鈴木オートの三輪軽自動車の「ダイハツ ミゼット」は、昭和三十二年の発売だから、新車のはずなのに、ボロボロの中古車はないだろう。鈴木オートは、自分の修理工場をもって数年のはずだから、看板ももっと新しいはずだ。街は戦後の復興で、新しい建物が広がっていたはずだろう。
小道具もボロボロで、壁のホーロー看板もピカピカしていた。四十七年後の街で、四十七年前の世界が広がっているのはどうだろう。低コストな日本映画だからといって、こんな手抜きでいいとすることはできない。
映画は大嘘つきなのだから、もっと細かなことにこだわるべきだろう。CGでもいいからちゃんとして欲しかった。
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