青空と太陽
朝6時に除雪車の音で目が覚めた。寝ている間に大雪だったのかと思い、窓の外を見ると、たいしたことがない。前の日に踏み固められた雪を除けてくれていた。
ラジオ体操をしてちょっと休んでいたら、空が明るくなってきた。冬至が過ぎたけれど、今日あたりが日の出が一番遅いと思う。日中の長さは、9時間47分とどんどん長くなっている。
そうこうするうちに表で駐車場で雪かきをする音が聞こえてきた。天気が良くなりそうなので、スキーに行くひとがいるのだろう。きたきつねは、朝食を摂ってコーヒーをゆっくりと飲んでから、除雪にでかけた。昨日は車を動かさなかったので、屋根の上には雪が積もっていたが、天気が良いと気分がいいので、雪を運ぶのも楽に感じる。
青空が広がり、妙高や燧がきれいに見えていた。山側の雪の状況を見たいと思い、板倉方向に行ってみた。途中菅原神社で、娘の合格祈願をしようと寄ってみたが、道が狭く、駐車場も参道も除雪していなかったので、諦めて、外からお願いした。
除雪車が走ったばかりの道は、排土板で削られてテカテカになったを走るのは、気分のいいものではない。道の両側から雪の山が迫っているので、対向車が来ると緊張する。
板倉の街に入ると、積雪深は高田の倍くらいあるようだ。ところどころで、屋根の雪下ろしをしていた。今日のような晴れ間に下ろしておかないと、また吹雪が来ると大変だろう。六十代や七十代の人が屋根に上っているところが何軒かあった。
きたきつねは高所恐怖症なので、屋根の雪下ろしは避けたいので、アパートでよかった。帰りにディスカウントの「しみず屋」で、果物を買ってきた。大きなバナナが9本で100円だった。一房198円だったけれど、腐る前に食べきる自信がない。
日が照っているので、道路の雪がどんどん融けて、黒いアスファルトがでてきた。太陽エネルギーから、100度の熱を取り出すのは大変だけれど、0度の雪を1度にして融かすのは朝飯前の感じがする。
板倉の街の前を通っている県道30号線で朝日池を見に行った。朝日池は、雪で埋まっていて、何もいなかった。遠くでハクチョウの声がしていたので、どこかにいるのだろう。オジロワシとオオワシを探したが、餌の獲れるところに移動したのだろうか、見つけるとことができなかった。
ディパックのポケットに鵜の浜の「人魚館」のただ券が入っていたので、温泉に入って帰ることにした。昼時だったので、「人魚館」の食堂で海鮮丼を頼んだ。魚は新鮮で旨かった。問題は鬼門のイクラが入っていたことで、でもエイヤと食べてみたが、なんということはなかった。実にイクラを食べたのは五十数年振りということになる。
小さい頃にイクラが大好きで、ある時食べ過ぎて、腹痛、嘔吐と大変な経験をしてから、一切口にすることがなかった。若い頃は拒絶反応があったけれど、何時からか食べないという習慣になってしまっていたのかもしれない。何でも食べることができることに越したことはない。
温泉は、さほど混んでいなかったので、内湯、露天風呂とゆったりと浸かっていたが、食後直ぐに入ったために頭の血流が少なかったのか、直ぐにのぼせてしまった。早めに出てきたが、体全体が温まって
気持ちが良かった。
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