60豪雪の写真
今朝の積雪量は10cmほどで、高田測候所での積雪深は121cmに達している。例年だとこれから本格的な雪になるということだから、除雪を考えると暗い気分になってしまう。
昨日も77歳の男性が屋根の雪下ろしをしていて亡くなっている。石川県白山市では雪の重さで倒壊した家の下敷きになって高齢の親子が亡くなっている。列車が止まったり、高速道路が通行止めになっているニュースは、日常茶飯事のようになってきて、なれてしまった。
職場に昭和60年に上越市で324cmの最深積雪量を記録し、雪崩で13人の死者が出るなど大寒波が猛威を振るった60豪雪の時の写真があったので、デジカメで接写してきた。アルバムを見ていると、家や道路は雪で埋まり、街全体が雪の中に埋もれてしまっている。雁木がちゃんと機能している。
それでも、昭和38年の38豪雪では一晩で120cmも雪が積もったらしいから、除雪車やダンプカーによる排雪ができなかっただろうから、生活は大変だったのだろう。
先日、知り合いから昔こちらにいたときに、電話線をまたいで歩いたという話を聞いて、本当かなと思った。でも、写真を見てみると、確かに平屋の軒まで雪がある。
今年は20年前と同じような状況だとすると、ちょっと不安になってきた。ちょっと違うのは、60豪雪は、降雪が里雪型のパターンだったらしいけれど、今年は山雪型のパターンのようなので、3mまではいかないのではないだろうか。
9月に県立歴史博物館に行ったときに、豪雪地帯の暮らしのジオラマの写真を撮ったのを思いだした。屋根の雪を道に落として積み上げてその上を生活道路にしていたようだ。もちろん、道の両側の雁木も生活道路になっていて、向かい側の雁木通りに移るためにところどころにトンネルを掘っていたようだ。
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コメント
すごい大雪です。
雪降しには注意して下さい。
素人考えなのですが
パワフルなドライヤー送風機みたいなもので
溶かせないのでしょうか?
投稿: てらむら | 2006/01/07 16:38
てらむらさん
アパートに住んでいるので雪下ろしはしませんので、ご安心を。それよりも車を雪の中から掘り出すのがつらいです。
>>パワフルなドライヤー送風機みたいなもので
>>溶かせないのでしょうか?
できないことはないと思いますが、ものすごいエネルギーがいりますね。
1kgの雪を融かすのに335kJ必要です。灯油の熱量は1リットル37MJですから、1トンの雪を融かすのにおおよそ9リットル必要になります。
積雪深1mの雪は、1平方メートル当たり約300kgくらいありますから・・・・
ということで、大変ですね。
その昔、オイルショックの前には、スノーメルターという機械で除雪した雪を融かして下水に流す機械が札幌にありました。
今でも小型のものは売っているようです。
投稿: きたきつね | 2006/01/07 19:59
熱量の計算ありがとうございます。
すごいわかりやすいです。
そんな膨大なエネルギーを使ってしまう発想は
アメリカ的ですね。
雪下ろしが楽になるいい方法がないか考えてみます。
ありがとうございます。
投稿: てらむら | 2006/01/08 11:53