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2006/02/08

文明の衝突

060208
朝は霙だったが、だんだん雪が強くなってきた。でも気温が高めなので、水分が多い牡丹雪になっていた。

午前中はMRIの予定だったので、久しぶりに駐車スペースの除雪に行ったけれど、ほとんど雪がなかった。

予約時間前に来るようにといわれて早めに行ったけれど、結局予約時間に呼ばれた。金属のものを全て外して、検査着に着替えて、装置のベッドに載せられ、装置の中に押し込まれた。強力な磁場が発生するので、キャッシュカードなどの磁気カードはデータが消えてしまうし、ネックレスなどは飛んでいくので、入り口に色々な注意事項が書いてある。基本的には鉄のものは検査室に持ち込むなということになっている。

MRIは、三度目なのでなんということもないが、狭い装置の中に押し込まれると、閉所恐怖症の人はパニックになるだろう。それでも今回のMRI装置は中が照明で明るいので、それほど閉塞感はなかった。

MRIは、「トントン、ガガガ」とか「ダダダダダ」といった音や「ビー、ビー」とブザー鳴ったり、五月蠅いのが欠点だろう。今回はデータを取るときに、磁気がかかっているところが暖かく感じた。強い磁気で、赤血球の鉄分が動いたりしているのだろうか。三十分ほどで検査は終了した。後は結果を聞くだけになった。

イスラム圏でデンマーク大使館が襲撃されている。デンマークで新聞にイスラムの預言者ムハンマドの風刺画を掲載したことに抗議する動きだ。イスラム教では偶像崇拝が禁止されているので、そもそも風刺画などはあり得ないことになるから、過激な抗議行動がでてもおかしくない。キリスト教徒によるイスラム教への冒涜や攻撃という考え方になるだろう。

いくら言論の自由といっても、逆にローマ法王を題材にした風刺画をイスラム圏の新聞が掲載したら同じようなことが起こるのではないだろうか。

サミュエル・ハッチントンは「文明の衝突と21世紀の日本 」中で、『文明の衝突』は宗教、それもイスラム教とキリスト教の衝突になるという書いているけれど、今回の事件は象徴的だ。この事件は、まだ当分尾を引くのだろう。

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