トイレ磨き
日経新聞の朝刊の文化欄は、色々な人が紹介されていておもしろく読んでいる。
以前から社長自らがトイレ掃除をしている会社があるという話を聞いていて、興味を持っていたが、そのひとがイエローハットの相談役鍵山秀三郎さんというのが今朝の新聞でわかった。
鍵山さんは自動車用品の販売会社を作って社長になったあと、昭和36年から会社のトイレ掃除を初めてこれまで四十五年間も続けてきたという。トイレ掃除は素手で心を込めて掃除するのだそうだ。最初は社員が馬鹿にしていたけれど、十年間続けたときに社員が自発的に掃除をするようになったらしい。「どんな汚いものでも美しくなることに気づき汚いものへの接し方が変わる」という言葉はすばらしい。
いつも色々なところにでかけて思うのは、トイレがきれいな会社やお店は信頼できるような気がする。トイレは、家や組織の顔になるのではないだろうか。掃除は業者委託でも、きちんとした会社はチェックをきちんとしている。中にいるひとは、毎日見慣れているので、汚れていても気にならなくなってしまう。でも、それに気がつく心が大切なのだろう。
きたきつねの母も、トイレを掃除するときには素手でやっていて、「汚いと思うと、きれいにできない」といっていた。きたきつねも素手でトイレを掃除している。
そうそう同じページの生化学者早石修先生の「私の履歴書」が最終回だった。終わりの言葉「Today is the first day of the rest of your life (人生はこれからだ、今日から頑張ればいい)」は、心に残しておきたい。
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