水道料金が高くなる?
雑誌を読んでいたら、最近水道水の使用量が減少してきて、水道料金を値上げする自治体が増えてきているということだ。十年前に人口一人当たり一日に400リットル近く使っていたのが、今はおおよそ360リットルと一割減少している。
少子化と高齢化で水道水の使用量が減ってきたのではなく、節水や水の再利用が進んだかららしい。洗濯機や水洗トイレの使用水量はここ十年で半分になっているという。食器洗い機などは手洗いの十分の一位になっているというが、これはちょっとあやしい。また、飲料水がペットボトルの水に替わってしまって、十年前に40万キロリットルだったのが、4倍強の132万キロリットルになっている。
では、何故節約すると料金値上げになるかといえば、使用水量が右上がりに増えるというバブルな需要予測で作った設備があるために、使用水量が減ればコストが高くなるということになる。
三十年前は人口一人当たり一日200リットル位だったので、節水すればもっと減るのだろう。さらに人口減少が進むことになるので、もっと料金が上がっていくということになる。
人口が右上がりに増え、消費も右上がりに増えていくという無限成長神話を語るのはやめにする必要がある。
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