寝ずの番
つくばのシネマコンプレックスで、マキノ雅彦初監督作品の「寝ずの番」を見てきた。中島らも原作の映画化ということで、期待していったが、どうも今ひとつだった。低コストな日本映画としては良くできているといったほうがいいかもしれない。
上方落語の師匠の死の通夜の寝ずの番が、兄弟子、女将さん通夜と続く内容で、それ自身はなかなか興味ある内容だった。きたきつねも葬式はかくあるべきだという気がしていたところだ。
ただ、キャスティングに無理があって、特に関西の空気には堺正章は全く合わない。関東の人間が、関西の風俗、それも性風俗の猥雑さをすっきりと演じるのは無理があるのではないだろうか。
R-15指定というわけで、関西弁の性器の名前を連呼したり、懐かしい猥歌を歌ったりと大騒ぎは面白かった。
富司純子さんはきれいな年寄りになっている。なにをやっても木村佳乃ちゃんはかわいい!!こりゃ「短命」だ。
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