地図で見る都市の変遷
きたきつねは、日本地図センターの「地図で見るつくば市の変遷」という非常にお気に入りの地図がある。
明治16年、昭和35年、昭和47年、昭和52年、平成7年の2万5千分の一の地形図がセットになっている。よく知っている土地が時代とともに土地が変化してゆく過程がよくわかる。
つくば学園都市が、松林や雑木林、畑の中から、6車線の道路が走り、ビルが建ち並んでいくのが、見えてくる。
繁華な市街地になっているところが、大昔は大湿地だったりする。明治時代から昭和まで人が住まないところは、年代の違う地図を比較して見るとその原因がわかったりする。
土地を買おうとするときなどは、造成されてしまうと、どんな土地かわからないけれど、古い地図を見ると元はどんなところかわかるので、失敗することがないだろう。
つくば市の地図は持っていたので、今度は上越の辺りがないかと思いついて、日本地図センターのサイトにいってみたところ、もう絶版だそうだ。各地を作る予定だったようだけれど、あまりに売れないので多摩、岐阜、つくば市、横浜、金沢、仙台、神戸、長崎、広島、旭川、さいたま市の11都市でおしまいになったのだろう。
不思議なのは、どうしてこの都市が選ばれたのかよくわからないことだ。全部が県庁所在地ということでもないし、何となくマニアックな感じがする。つくば市が選ばれたのは、国土地理院があるからだろうと、でたときに話していたことがある。
基本的には、明治、大正、昭和、平成の組み合わせになっているが、大正時代が抜けて、昭和の初期になっているところもある。つくば市のように、明治16年から一気に昭和35年に飛んでしまうところもある。これは多分、大きな変化がなかったからだろう。
まだ在庫が残っているようで日本地図センターのサイトで購入できる。早い者勝ちになるだろう。
| 固定リンク
コメント